ヤバい!! せどりで想定外が続いて赤字になりそうなんだけど!
こんな非常事態に陥ってしまったら・・・
[keikou]すぐにそんな状況を脱出するための「緊急脱出プロセス」に入らないといけません。[/keikou]
その作業を進めながら、同時に "今後長期的に赤字に陥るリスク" を取り除いた体制に整えていきましょう。
まずは赤字からの一刻も早い脱出方法と、そのあとにすべきことを順番に見ていきましょう!
せどりで赤字の原因を真っ先に取り除こう
まずは、改めて赤字になる根本原因について確実に重要なポイントを把握してしまいましょう。
すでに知っていても、[keikou]やっていることがいつの間にかくい違っているとしたら、赤字の原因を作ってしまう[/keikou]ことになります。
赤字になるというのは、原因になるどこかで確認モレが起きているということですから、確実にモレを排除していくことで、確率を大幅に下げることができますよね。
どれぐらい問題なのかについても、この際さらに、サクッと!しかし確実に!理解を深めておきましょう。
せどりで赤字になる原因
すでに知ってはいると思いますが、赤字になる理由はただひとつです
[aside type="boader"]売上 < 仕入れ + 経費[/aside]
これは多分、誰もが判っているところだと思います。
では、なぜ判っているのに、気づくと赤字になってしまうのでしょうか?
これは、大きくふたつ原因が考えられます。
[topic color="green" title="知っているのに赤字になってしまう理由1"]
(1) 仕入れから売上が立つまでの期間・売上が入金されるタイミング
(2) 経費として支払いをするタイミング
このふたつのタイミングについて読み、予測が中途半端だった
(初心者の方の場合は理解しきれていない)
[/topic]
というあたりではないでしょうか。
もうひとつの理由は、
[topic color="green" title="知っているのに赤字になってしまう理由2"]
予測していた売上金や経費が、想定していたより条件が悪くなった
[/topic]
というケースです。
[keikou]悪くなる兆候を知らなかったり、チェックを忘れていたりするケースですね。[/keikou]
もちろん、誰でも全て100%読み切れるわけではないので、どんなベテランだって読み間違えることはときどきはあります。
ただ、赤字からの脱出モードに入る判断が早かったり、リカバリーする的確な手段を知っている、そもそもせどりで赤字になるリスクを最初からかなり排除している。
こういう点が、赤字で非常事態になる場合と大きく違うところだと思います。
つまり、そこを補強していけば、赤字になるリスクを大きく下げることができるんですね。
どういう風に判断したり対処したらいいのかは、手順の中でひとつずつ紹介していきたいと思います。
さっそく、赤字からの「緊急脱出モード」の手順について一緒にみていきましょう!
いつまでに、いくら入れば赤字を回避できるか、具体的なXデーを確定
この「いつまでにいくら」という期限や資金状態の把握。
これがあいまいな場合、そもそも全体的に想定があまい、というパターンが多いんです。
面倒だったり、みるのに抵抗があったりするかもしれませんが、[keikou]デッドラインの把握は、リスク回避の正確な判断には欠かせません[/keikou]。
せどりではなくても、どんなビジネス、副業でも、本当に重要な基本だと思います。
さらに、状況と条件の把握ができていても、ミスってだいたい、確認の抜け落ちで起こりますよね。
頭の中だけではなく、目視確認やリマインドできるような状態にしておくって、かなり大事です。
このまま売れなかった場合など、最悪のケースでまずはシミュレーションして、スケジュールに期限日と金額を記入しましょう。
書いたり記入することで、頭が整理でき、赤字を解決する目的意識もハッキリ明確になりフォーカスしやすくなりますよね。
次に、実際に赤字を解消していく手順を進めていきましょう。
せどりで赤字の原因になる在庫を見極め
早速、在庫一覧を見てみましょう。最初にすべきミッションは、赤字の原因になっている在庫を確定することです。
次の3ポイントの視点から、[keikou]赤字でも売り切ってしまう「即損切り」対象か、損切りリストを対処しきってから検討する「いったん検討」対象、処分せずにそのまま残す「良質在庫」の3つ[/keikou]に振り分けていきます。
商品リストを打ち出して、チェックしながら、対処理由もメモしておくと頭に入っていいですよ。
仕入価格が高かったのに回転数が低いもの
まずは仕入価格が高かったものからチェックしていきましょう。
例えば、仕入れ価格が1000円もしないようなものは、在庫が数個で、2~3ヶ月で売れていきそうな状態なら、とりあえず「検討在庫」にしておいても良いと思います。
逆に[keikou]5,000~6,000円以上で仕入れて3ヶ月以上の回転数になっているようなものは、損切り対象の在庫として見ていい[/keikou]ケースが多いでしょう。
仕入れ価格が高かったものは、仮に利益率が40~50%と高かったとしても、赤字脱出がミッションの事態では、損切りの対象です。
在庫が複数あるようなら赤字の元凶となっていることでしょう。全部ではなくても損切りしていくほうがベターかもしれません。
赤字になるケースで多いのは、回転数よりも利益率が高い在庫を抱えてしまう場合です。
[keikou]一度で大きく稼げるのでつい仕入てしまいがちですが、回転数が悪いなら、赤字の場合は利益率をもち出すまでもない問題在庫です。[/keikou]
よくキモに銘じて、潔く損切りリストにいれましょう。
仕入れ個数が多かったものや実質の回転数が低いもの
つぎは、売れないのに仕入れ個数が多かったものや、仕入れ価格がそれほど高くなくても実質の回転数が悪い在庫を拾い出しましょう。
モノレートを確認して、過去3ヶ月間に月平均25~30個以上売れていて、かつ自分より安く出しているライバル出品者数がごく少ない状態の在庫。
少ないというのはもちろん状況によりますが、これはとりあえず良質在庫になるので、損切り処分対象外としておいてOKでしょう。
問題なのは、例えばですが月に30個売れていて、最低価格が7,000円で出しているライバルが3人いた商品の場合。
自分も7000円で出したら、4回に1回自分の番が回ってくると仮定したとすると、売れるのは週に1回程度と考えられますよね。これが実質の自身の在庫の回転数と想定できます。
これがライバルが1人だったら、週に2~3個売れ、月に15個程度売れると予想できます。(ライバルが増える可能性も充分ありますが)
出品者は複数いても、FBA出品者が自分だけであれば自分が有利になるので、価格面よりは、途中からFBA出品に切り替えるライバルがでてくるかどうかをチェックしていればいいことになります。
この場合は単純に商品の回転数でとりあえずは判断していけますね。
アマゾンが多数在庫を持っている商品
悩むのはこのケースです。
自分が出品したときは、アマゾンが在庫切れを起こしていたか、アマゾンが出品しているのを見落としたか、チェックし忘れていたのかもしれませんね。
他の在庫で赤字分を対処できそうなら、とりあえず損切り検討枠としつつ様子を見ます。
他にライバルがいなければ、アマゾンが在庫切れを起こせば、自分の在庫が売れていくと考えられるので、時間はかかりますが待つ意味がありますよね。
そこまで待てない場合は、損切りのプロセスに回しましょう。
赤字でもせどりの損切り候補から除外していい良質在庫
赤字状態でも、在庫の全てが不良在庫ではないことも多いでしょう。
前に書いてきたように、仕入れ価格が安く利益率が高く、ライバルもいなくて2~3ヶ月で売れてゆくと想定でき、在庫数も多すぎない。
こういう在庫は、とりあえずは損切り候補から外していいと考えられます。
また、これからシーズンに入っていくもので、回転数が良くライバルが少ない、特に先シーズンの人気商品は、在庫の数や赤字の程度にもよりますが、他の損切りを優先させてよいかもしれません。
モノレートで[keikou]「モノレートユーザー」のグラフをチェックし、ユーザー数がいなければ、キープしておいても良い[/keikou]でしょう。
逆にユーザー数が増えていくようなら、ライバルもチェックしているということなので、競争が起こる確率が上がってきますよね。
少なくとも実質の回転数は下がると考えられますので、その辺りも考慮しておくと良いでしょう。
他には、限定商品などで、タイミングは少ないけれど必ず売れるようなもの。これも、できればタイミングを待って、検討枠に入れておきたいですね。
赤字の原因を損切りしてせどりの仕入資金へ回す
1ヶ月から1ヶ月半で売れていくような良質在庫以外を、優先度の高いものから損切りして、在庫の改善状況を見てゆきましょう。
[topic color="green" title="損切りの優先度の高い在庫"]
(1) 完全にデータを読み間違えて、全く売れないような在庫
(2) 仕入れ価格が高いが回転数が悪いもの、特にライバルも多いもの
[/topic]
完全に売れ筋の読み間違いをしていて、アマゾンで売れないようなものは、メルカリやオークションに回して、少しでも仕入資金を回収します。
[keikou]アマゾンで売れそうなものは、ライバルの価格を見ながら、少し値下げしてみて様子を見ます。[/keikou]
ただ、シーズンが終わってしまったら売れなくなるようなものは、思い切った値下げで売り切ることが必要かもしれません。
なるべくなら損切りせずに売り切るのが良いですが、不良在庫を抱えていることが赤字の元凶なので、とにかく不良在庫の割合を減らしていくことを念頭に置きましょう。
損切りの判断も簡単ではなく、損切りしなければ売れたのに!なんてこともあります。
それも経験ですが、慎重に判断してゆき、成功しても失敗しても、原因を記録しておきましょう!
不良在庫を処分して仕入れ資金を回収できたら、次は良質在庫になる商品をシビアに判断して仕入れていきましょう。
せどりの赤字を減らし利益を出す仕入れをする
非常に問題のある不良在庫を損切り処分して、赤字の割合を改善しつつ、丁寧にリサーチしながら、質のいい仕入れのステップに進みましょう。
せどり赤字脱出のためのリベンジ仕入れ基準
基本的には、損切りの判断のところでも書きましたが、ポイントになってくるのはこれです。
[topic color="green" title="赤字回避の仕入れの鉄則"]
利益率より回転率を重視する
[/topic]
もちろん、これだけが理由ではないですが、もっとも多い理由がここの判断間違いです。利益率はまず20%あれば充分です。やや切っても回転率が高い方を重視しましょう。
もう一度、以下の記事に挙げたポイントを確認しつつ、この
「利益率より回転率重視」
の方針で、きちんと数字で根拠を確認しながら、丁寧にリサーチして仕入れをしましょう。
[topic color="green" title="赤字脱出の仕入れ・再度確認したいポイント"]
[/topic]
「モノレートユーザー」の動きでライバルが活発でないことや、全国どこでも誰でも仕入れやすい量販店などからの仕入れをしないこと、アマゾンと戦わなくていい商品であること、などもしっかりチェック。
そういった値崩れや、実際の回転率の低下の原因がないかについても、きちんと注意しながら仕入れの候補を絞っていきます。
赤字脱出ステップでのせどりの仕入れ、購入する商品量は
ほかに、赤字脱出のステップでの仕入れで注意しておきたいのは、商品数です。
これ以上リスクを増やさないためにも、多数仕入れしようとする場合は、かなり入念な確認をしておきたいところです。
特に[keikou]経験が少ない初心者のうちは、できれば、リスク分散という意味で、商品の種類を展開するほうが無難[/keikou]かもしれません。
なんとなくで判断せず、ひとつひとつ条件をチェックし、チェックもれがないか確認しながら、「売れたら」ではなく「売れなかったら」を意識しながら、冷静に確実に判断しつつ、仕入れをしていきましょう。
長期的にせどりで赤字に陥りにくい環境を作る
[keikou]せどりというのは、初心者でも、数字の裏付けを確認しながら仕入れて出品することで、確実に収入が得られる優れたビジネスです。[/keikou]
仕入れ基準をもう一度丁寧に確認しながら、損切りをして、再度仕入れをして販売することで、少しずつでも確実に売り上げが伸びていくはずです。
緊急事態を脱出できたら、今度は同じ事態に陥らないように、赤字になりにくい体制についても振り返ってみましょう。
せどりで赤字化を防ぐため見切り期間をきちんと決める
基本的に、2ヶ月売れないものは不良在庫と考えて損切りしてゆきましょう。
利益率、見こみ利益よりも回転率重視という鉄則に従うんですね。資金に余裕ができてきて、確実に待てば売れることが判っているなら、もちろんこの限りではありません。
アマゾンの保管料も長期化するとジワジワと効いてきます。とにかく[keikou]在庫の長期化はなるべく防ぐこと。[/keikou]
この基本を忠実に守っていきましょう。
せどりの赤字を防ぐのに非常に有効な投資
最初から全ての仕入れを、ライバルがいない商品でやっていくのは、なかなか難しいと思います。
ライバルがいる時は、価格競争が起こってしまいがちですが、四六時中ライバルと商品すべてをチェックしているわけにもいきません。
それはどのせどらーも同じですよね。
だからこそ[keikou]自動で監視して価格調整をしてくれるアプリは、投資した価格以上の価値があり[/keikou]、売上の高い沢山のせどらーに愛用されています。
30日間の無料お試し期間がありますから、ぜひ使ってみましょう。売上を上げていくには、必須と言っていい、非常に優れたアプリであることは、間違いないと言えますよ。
せどりで利益を出すチャンスに敏感になる
また、イベントやシーズンもの、限定モノなど、利益を出すチャンスに敏感になることも、とても重要です。
[keikou]利益率を高くするよりも、売れる機会をとにかく増やすという考え方です。[/keikou]
ニュースをチェックしたり、自分の買い物のときに、お店やネットでどんなものがいつ売られているか、常にチェックする意識を高めましょう。
自分と違う趣味の人の話を聞くことで、そんな時にそういう道具が欲しくなるのか、など雑談がヒントになることも多いですよね。
聞いたものは忘れずメモして、仕入れのチェックをしてみましょう。
仲間と情報交換をする
情報交換ができる仲間というのは、とても貴重です。
[keikou]うまく行った例のほか、失敗した例、ヒヤっとした例、自分が手を伸ばせていない分野のせどりの情報[/keikou]など、いろいろなヒントを交換しあえます。
他のせどらーがいるところに顔を出してみたり、仲間や知り合いを作る・増やすというのも、せどりや赤字には直接関係ないようでいてとても大きな影響があるので、情報交換を意識してみてくださいね。
今すぐ着手!非常事態脱出の3ステップ・まとめ
ここに書いたことが、赤字の緊急事態脱出の全てではありませんが、脱出の大きなヒントにはなると思います。
最後に、非常事態脱出の3ステップのポイントをまとめておきますね。
[topic color="green" title="非常事態脱出の3ステップのポイント"]
【1】なるべく緻密にスケジュールのシミュレーションをする
(1) 仕入れから売上が立つまでの期間・売上が入金されるタイミング
(2) 経費として支払いをするタイミング
【2】赤字の原因になっている在庫を確定し、不良度が高いものから損切りし、様子を見る
(1) 完全にデータを読み間違えた全く売れない在庫
(2) 仕入金額が高く回転率が低いもの
(3) 売れないのに仕入れ個数が多かったものや実質の回転数が低いもの
【3】長期的に赤字になりにくい体制を作る
[/topic]
また、不測の事態というのは、必ずどのビジネスにもつきものなので、[keikou]赤字が出た場合を、常に織り込んだ状態で資金ぐりを考えていくことも、ポイントだったりします[/keikou]。
また、売れた商品は、必ずリスト化していくことも大事ですね。売れる商品リストは自分だけの宝です。
怖がって仕入れをしなくなるのが一番残念です。しっかり裏付けをとり、モレなくチェックしながら、リスクを最小限にしていくことを念頭に、売上が積みあがっていくのを楽しみましょう!