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せどりの確定申告で税理士は必要?費用・選び方・見つけ方を紹介する

2023年3月8日

せどりの確定申告がどうにも面倒!確定申告ソフトを使ってみたものの「これの勘定科目は何?」ってなりすぎて萎えた。せどりの確定申告を税理士さんに依頼することはできるのかな?

こんな疑問に答えます。

せどりの確定申告を自分でしたことのある人なら、どれだけ面倒か分かるはず!

そんな時に強い味方になってくれるのが税理士です。最近は、オンラインで確定申告を依頼できる税理士も増えてきました。

本記事では、せどりの確定申告に税理士が必要なのかや、費用の相場、見つけ方などを解説します。

面倒な確定申告は税理士に依頼して、空いた時間を有意義に使っていきましょう。

そもそも確定申告をしないリスクとは?

確定申告が必要な状況にもかかわらず放置してしまうと、無申告加算税や延滞税などの罰則が科される可能性があります。

無申告加算税は納税額に加えて最大20%程度の追徴金となることもあり、利益を大きく削る要因になってしまうでしょう。
さらに税務署からの調査を受けた際に悪質とみなされれば、重加算税として40%が上乗せされるケースもあります。

こうした税金面のリスクだけでなく、社会的信用の低下も深刻です。

金融機関でのローン申請や融資が難しくなるリスクがあり、結果として事業や副業の成長を妨げる可能性があるのです。
いずれにしても確定申告の未対応は大きな代償を招くので、余裕を持って準備を進めておきましょう。

せどりでいくら稼いだら確定申告が必要?

せどりで確定申告するべき人は、副業か本業かで異なります。

  • 副業:年間利益が20万円以上
  • 本業:年間利益が38万円以上

副業せどらーの場合、年間利益が20万円を超えた人のみ確定申告する必要が出てきます。

1ヶ月17,000円くらいの利益が出ている副業せどらーは、確定申告の必要があるってことです。

本業せどらーは、言わずもがな確定申告の必要があるでしょう。

前述したとおり、確定申告をしないと脱税行為になり罰則を受ける可能性もあるので、早めに対応しておくにこしたことはありません。社会的信用面でもデメリットしかないので、確定申告はしっかりやるべきと言えるでしょう。

せどりの確定申告で税理士は必要?

はじめに、せどりの確定申告と税理士に関する基礎知識を見ていきましょう。

税理士の必要性

せどりの確定申告は一見すると会計ソフトで完結できそうに思えますが、実際は勘定科目の振り分けや在庫の計上など、素人には判断が難しいものが多いです。

特に青色申告の場合は、帳簿の書き方や必要書類が白色申告よりも複雑になり、作業に多くの時間を割かれます。

そこで頼りになるのが税理士です。

税理士は節税対策の専門知識をもっており、自分では経費に入れるべきかどうか迷っていた支出も正確に処理してくれます。
また、仮に税務調査が入った際も、書類の不備や勘定科目の誤りが少ないため、追加で追徴課税を取られるリスクを減らしやすい点も大きなメリットです。

税理士が確定申告業務を代行することで、仕入れやリサーチに集中できるため、事業の生産性を高める効果も期待できます。副業でもせどりである程度の利益が出てきた人ほど、そうした時間効率と正確性の重要性を実感しやすいでしょう。

税理士は、あなたの所得状況や青色・白色のいずれにも対応可能なので、「難しそう」「手が回らない」という不安を解消しつつ、効率よく確定申告を済ませるための心強いパートナーとなってくれます。

結果的にお得になるケースが多いので、節税対策したい方は税理士を活用するとよいでしょう。

税理士に依頼するべきタイミング

税理士に確定申告を依頼するべきタイミングは、費用対効果を見て判断しましょう。

  • 自分で確定申告した場合にかかる時間や労力
  • 精神的なプレッシャー
  • 年間利益で税理士の費用を賄えるか

例えば副業で年間利益が20万円を少し超える程度であれば、税理士報酬が利益を圧迫して赤字になってしまう可能性もあるので、まずは自分で確定申告を経験してみるのも1つの手です。

しかし、副業でも利益が月数万円を安定して超えてくると、仕訳処理やレシート整理、在庫管理に割く時間が増え、せどり本来の作業が疎かになるケースが増えてきます。

年間利益が50〜100万円出ている人は、自分で確定申告した時の労力や時間をシミュレーションしてみてください。

確定申告にかかる時間をせどりで稼ぐ時間に使っていたらいくら稼げるのか

上記をシミュレーションしてみて費用対効果を感じるなら、それこそが税理士に依頼するタイミングと言えます。

税理士にかかる費用の相場

税理士にかかる費用の相場は、5〜10万円からスタートします。

  • どこまで税理士に依頼するのか
  • どれくらい稼いでいるのか
  • どれくらいの販路で売っているのか

上記のような要素で、費用が増減することを覚えておいてください。

基本的に売上や利益が大きくなるほど、税理士に支払う費用も高くなります。

せどりだけで生活できるくらい稼いでいる場合、税理士の費用は年間30万円ほどになるかなと。

あくまでも目安なので、詳しい費用は依頼する税理士さんに聞いてみてくださいね。

せどりの確定申告を税理士に依頼するメリット・デメリット

税理士に確定申告を依頼するメリットとデメリットをまとめました。

メリット①確定申告に対する不安がなくなる

確定申告で「何をどのタイミングでどう処理すればいいのか」分からず途方に暮れる方は少なくありません。

これは青色申告や複雑な勘定科目の仕訳など初心者にはハードルが高い要素が多いためです。
例えば会計ソフトを使っていても、在庫の計上や経費の振り分けなどに頭を抱えて申告期限が迫るほど焦りやストレスが大きくなることはよくあります。

税理士に依頼すれば専門的なアドバイスが受けられるため、期限や書式のミスを大幅に減らして不安を抱えずに済むようになるでしょう。

メリット②せどりで稼ぐことにフォーカスできる

確定申告や経理作業を外注することで、仕入れやリサーチ、商品ページの改良など利益に直結するコア業務に時間を充てられます。

なぜなら、レシート整理や帳簿の入力など細々した経理作業は、慣れていないと相当の時間と精神的負担を強いられるからです。
例えば、仕訳処理が追いつかず在庫管理が曖昧になれば、売れ筋商品の追加発注を見逃すなど、売上アップの機会を逃してしまう可能性もあります。

結果として税理士に任せることで本来のせどり業務に集中でき、利益に関わる重要な業務により集中できるようになるでしょう。

メリット③節税効果が期待できる

税理士は経理の専門知識を活用して、経費に計上できる支出や青色申告特別控除の適用など、合法かつ有利な方法を提案してくれます。

そもそも経費処理や控除制度は種類が多岐にわたり、初心者は見落としや誤った仕訳で納税額を高めてしまいがちです。
例えば、リサーチのための交通費やPC関連のツール費用など、一見すると経費扱いが難しそうな項目でも、正しく申告すれば節税につながることがあります。

こうした細部をプロに任せることで、結果的には税理士費用以上の節税効果を得られる可能性が大いにあります。

デメリット①費用がかかる

当然ながら税理士へ依頼するには報酬を支払う必要があり、特に利益が低いうちはこの出費が気になるかもしれません。

理由としては、仕訳や書類作成などを全面的に税理士が担う分、人件費に相当するコストが発生するためです。
例えば、年間利益が20万円前後の副業せどらーが5万円の費用を払うと、利益の多くが税理士報酬に消えてしまうこともありえます。

しかし、一定以上の売上や節税対策が見込める段階であれば、費用対効果を十分考慮したうえで依頼するのが得策と言えるでしょう。

デメリット②内情を把握される

税理士は正確な確定申告をするために、仕入れ金額や在庫数、利益率などを詳しく知る必要があります。

これは適切な経理処理を行ううえで不可欠なプロセスだからです。
例えば、普段は開示していない仕入先や在庫状況などもすべて報告しなければならず、ビジネスの核心部分を他人に見られることに抵抗を感じる方もいるでしょう。

とはいえ、こうした詳しい内情を共有することで、節税アイデアや経営改善のヒントを的確に得ることができるため、長期的には「二人三脚で事業を伸ばしていく」という視点が大切になります。

せどりの税理士を選ぶポイント

ここでは税理士選びのポイントをまとめました。

記帳代行を依頼できるか

「記帳代行(きちょうだいこう)」とは、確定申告に会計ソフトへ取引記録を入力してくれるサービスです。

年1回の確定申告ですが、記帳は毎日行わなければなりません。この記帳を代行してもらうことで、あなたは余計な雑務から開放されます。

知識のない人が記帳をすると、間違いだらけになってしまうものです。
特に、複数の販売チャネル(Amazon、楽天、メルカリなど)を使っている場合は取引数が膨大になるため、記帳代行でどれだけの手間が省けるかを確認しておくとよいでしょう。

税理士を見つける際は、記帳代行を依頼できるか必ず確認しましょう。

また、月次や四半期単位でレシートや領収書を送るだけで済むのか、オンラインでやり取りが可能かなど、コミュニケーション方法も事前に相談しておくと安心です。

クラウド会計ソフトに対応しているか

クラウド会計ソフトに対応しているかも大切な要素になります。

なぜならクラウド会計ソフトはクレジットカードと連携できて、取引を自動で取得してくれるからです。税理士からしても、自動で取引を取得してくれれば労力をかけずに済みます。

FreeeやMFクラウド会計など、メジャーなソフトに対応しているのが望ましいです。

ただし、クラウド会計ソフトによって得意・不得意があり、連携できるクレジットカードやECサイトも異なる場合があります。あなたが使用している販売プラットフォームやカードがスムーズに連携できるのか、税理士へ事前に確認しておくと安心です。

経費の扱いが柔軟か

経費について柔軟に対応してくれるかも重要です。

税理士に期待する大きな要素の1つが「どれだけ節税効果があるのか」ではないでしょうか。ただただ法律に則った税理士の場合、最低限の節税対策しかしてくれないこともあります。

例えば、海外から商品を取り寄せた際の送料や関税、あるいはツール代やセミナー参加費など、「どこまで経費にできるのか判断が難しい支出」にも対応してくれるかをチェックしましょう。

人によって経費に対する柔軟性が異なるので、面談や電話相談の時に詳しく聞いてみるとよいですよ。

せどりに最適な税理士を見つける方法

税理士を見つける方法は次の通りです。

Google検索

1つ目はGoogle検索です。

「〇〇県 税理士」や「〇〇県 せどり 税理士」などのキーワードで検索すると、条件に合った税理士や会計事務所がヒットします。

気になる税理士がいたら、電話やメールでコンタクトを取ってみてください。

具体的な費用や作業内容などを教えてもらえます。

税理士紹介サイト

2つ目は税理士紹介サイトで見つける方法です。

近くに会計事務所がない場合や、会計事務所はあるものの費用が高いときなどは、税理士紹介サイトで条件に合った税理士を探すのがおすすめ。

最近は、税理士の競争率も激しいので、安く依頼できるようになりました。

中でもおすすめなのは、以下2つのサービスです。

  • 税理士ドットコム
  • ココナラ

税理士ドットコムは、5,000名以上の税理士が登録している紹介サイト。

せどらーは手数料無料で、契約が決まった際は税理士が手数料を負担します。せどらーからすると、無料で条件に合った税理士を紹介してもらえるのがメリットです。

ココナラはスキルを売買できるサービスで、非常に安い料金で確定申告や記帳代行を依頼できます。

確定申告のチェックだけなら10,000円ほど、書類作成も30,000円ほどから依頼できるので節約派に最適です。

確定申告ソフトの認定アドバイザー

3つ目は確定申告ソフトの認定アドバイザーです。

FreeeやMFクラウドなどは、自社の確定申告ソフトを使いこなせる税理士や会計事務所と連携しています。認定アドバイザーになっている税理士なら、会計ソフトを使いこなせるのは確実です。

会計ソフトの使い方や仕訳方法も教えてもらえるので、確定申告の知識も身につけられるでしょう。

税理士さんは、自分と反りが合うかも超重要です。長期的に良い関係を築けるためにも、フランクに話せる税理士さんを大事にするようにしてくださいね!
コータ
コータ

税理士に支払う費用を安く抑える方法

税理士に支払う費用をなるべく安く抑えたいなら、任せる業務を極力少なくしましょう。

具体的には、以下のような作業を自分で行うほど、税理士報酬を低くできる傾向があります。

  • 領収書や請求書の資料整理
  • 自分で記帳する(会計ソフトの入力)
  • 確定申告の書類を自分で作成する

各業務にかかる費用は、税理士によってマチマチです。

例えば記帳代行を引き受けてもらうと、取引数が多い場合に報酬が高めに設定されることがあります。一方、自分で会計ソフトに取引を入力しておけば、税理士に最終的なチェックだけを依頼するという形で費用を下げられるケースもあるでしょう。

「安く済ませる=自分で行う雑務が増える」と考えておけば問題ありませんが、かけられる時間やリソースは人それぞれです。

もし自分でやることが増えすぎて本来のせどり業務が疎かになっては本末転倒ですから、費用対効果を見極めることが大切になります。

経費を最小限にしたい方は、税理士さんに各作業にかかる費用の内訳を教えてもらうとよいでしょう。事前に「ここまでは自分でやる」「ここから先は依頼する」という範囲を明確にしておくと、トラブルを防ぎやすく、料金交渉もしやすいです。

まとめ

せどりの確定申告は、初心者にとって勘定科目や在庫計上など、分からないことが多いためかなり面倒に感じがちです。

しかし、その道のプロである税理士に依頼すれば、書類作成や仕訳処理にかかる時間と労力を大幅に削減できます。その分、仕入れや販売戦略といった生産性の高い業務に集中できるでしょう。

ただし、税理士費用は決して安くはないため、赤字になってしまう可能性のある売上規模で依頼するのは得策とは言えません。

まだ利益が十分でないうちは、会計ソフトや無料相談窓口などを活用して自力で申告を行うのも選択肢の1つです。一方で、利益が安定してきたら、税理士を雇うことで得られる節税効果や作業時間の削減を考慮し、費用対効果を検討してみることをおすすめします。

最終的に迷った時は、税理士に直接問い合わせてみるとよいでしょう。依頼費用や作業範囲の見積もりを確認することで、あなたのビジネスにとって最適な選択が明確になるはずです。

参考記事
【必見】せどりの確定申告のやり方:業種・経費・期限などを徹底解説

  • この記事を書いた人

コータ.

▶会社員時代、図書館でネットせどりの本に出会い副業せどりをスタート▶失敗と試行錯誤を繰り返し月収100万円稼げるようになり独立▶
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