2026年3月25日に、メルカリが出品時や取引における「生成AI画像」や「画像加工アプリ」の使用に関する重大な注意喚起を公開しました。
せどりをやっている人にとって、メルカリは主要な販売チャネルですよね。
商品をより魅力的に見せるために、AIで背景を切り抜いたり画質を上げたりしているプレイヤーも多いでしょう。
しかし、今回の規約強化によって不適切な画像の使用が「禁止されている行為」として明確に制限されました。一歩間違えればアカウント停止などの重いペナルティを受けるリスクがあります。
例えば、Xではこんな投稿が注目を集めています。
メルカリほんとにあった怖い話。3月25日。友達が使ってないバッグを出品。キレイに写真が撮れなかったから、生成AIでサクッと画像を作ってもらって使用した。他の人よりプロっぽくなったし、はやく売れそうとルンルン気分でいたら、1時間後、出品停止になってしまった。そのまさかの理由が、「 pic.twitter.com/aos1cooSNk
— なな (@nana__22682) March 27, 2026
さらに深刻なのが、購入者側がAIを悪用した「虚偽クレーム詐欺」も急増しているという点です。
今回はメルカリの最新ルールと、今日から導入すべき具体的な自衛オペレーションについて解説します。
せどりプレイヤーが絶対に守るべき3つの新ルール

メルカリが今回明確にしたルールは以下の3つです。
せどらーが守るべき3つの新ルール
- 傷・汚れ・使用感を加工で隠さない
- 「実物の写真」に見せかけた虚偽の画像を使わない
- 取引メッセージや事務局への連絡で虚偽画像を使わない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
傷・汚れ・使用感を加工で隠さない
中古品をメインに扱う「中古せどり」では最も注意すべきポイントです。
商品を少しでも高く売りたい気持ちはわかりますが、画像加工アプリで色褪せを新品同様に見せたり、本来ある傷や汚れをAIで消す行為は厳禁になりました。
メルカリは「商品に傷・汚れ・使用感がある場合は、その部分の写真を掲載すること」を強く求めています。購入者が状態を正しく判断できるようにしなければなりません。
目先の利益のために加工するのは、結局クレームやアカウント停止につながるのでやめた方がいいかなと。
「実物の写真」に見せかけた虚偽の画像を使わない
実物が存在しないのにAIで生成した商品画像を使って出品するのは論外です。
また、生成AIで作ったイメージ画像や過度な加工を施した画像のみで出品するのも、購入者に誤解を与えるためNGになりました。
イメージ画像を使用する場合でも、必ず「実物の写真」を併せて掲載することが義務付けられています。
実物写真なしの出品はルール違反になるため注意してください。
取引メッセージや事務局への連絡で虚偽の画像を使わない
これは主に出品後のトラブル対応に関連するルールです。
事実と異なる加工画像を取引相手や事務局への連絡に使用する行為は固く禁じられています。後述する「虚偽クレーム詐欺」とも関係してくるので、出品者・購入者の両方に適用されるルールになっています。
利益が吹き飛ぶ!悪質購入者による「AI虚偽クレーム詐欺」の実態

今回の発表でせどり事業者が最も警戒すべきなのが「購入者側によるAIの悪用」です。
フリマアプリ界隈では、届いた商品が正常であるにもかかわらず、生成AIを使って「壊れたように見える画像」を作り出す悪質な手口が発生しています。
具体的な手口はこんな感じです。
AI虚偽クレーム詐欺の流れ
- 購入者が正常な商品を受け取る
- AIで「壊れたように見える画像」を生成する
- 偽の破損画像を取引メッセージや事務局に送りつける
- 「商品が壊れて届いた」と虚偽のクレームを入れる
- 返金や一部返金(値引き)を要求する
事態を重く見たメルカリ公式も「破損していないのに『壊れたように見せた画像』を作って送るなど、虚偽の画像を使わないでほしい」と異例の呼びかけを行っています。
せどりで高単価な家電やブランド品、希少なコレクターズアイテムを販売している方は特に注意が必要です。この詐欺に引っかかると、仕入れ代金がそのまま赤字になります。
相手がAIで作った精巧な偽画像を出してきた場合、こちらに「正常な状態で発送した」という確固たる証拠がなければ、泣き寝入りさせられるリスクが高いってことです。
これは本当に怖い話なので、次の章で紹介する自衛策は必ず実践してほしいかなと。
せどりビジネスを守る!今日からやるべき3つの鉄壁自衛策

AI画像の悪用からアカウントと利益を守るためには、日々の出品・発送オペレーション(作業フロー)を見直す必要があります。
リサイクルショップなどの買取・販売専門店も推奨している対策を紹介します。
3つの鉄壁自衛策
- 実物写真と「マイナスポイント」の徹底開示
- 発送前の「証拠写真・動画」の保存(最重要)
- 商品説明文での「誠実さ」のアピール
対策1:実物写真と「マイナスポイント」の徹底開示
商品を美しく見せることは重要ですが、それ以上に「正確に伝えること」が今のメルカリでは最重要になっています。
商品の全体像だけでなく、傷・汚れ・角のスレ・シリアルナンバーなどのアップ写真を限界枚数まで多めに掲載しましょう。
これが「実物と異なる状態に見せる加工をしていない」という最大の防御になります。
マイナスポイントを正直に出すことで返品やクレームが減り、結果的に利益を守れるでしょう。
対策2:発送前の「証拠写真・動画」の保存(最重要)
AIによる虚偽クレーム詐欺を防ぐための唯一にして最強の対抗策がこれです。
梱包前や梱包後の商品の状態がわかる写真を必ず撮影して、取引完了まで保存しておいてください。
特に高額商品を扱っているせどりプレイヤーは、梱包作業の様子をスマートフォンで動画撮影しておくことを強くおすすめします。
万が一「壊れていた」というAI画像が送られてきても、事務局に対して「こちらは完璧な状態で梱包し、発送した」という強力な証拠を提示できます。
正直ちょっと面倒ではありますが、高額商品であれば数万〜数十万の損失を防げるので、やらない理由はないかなと。
対策3:商品説明文での「誠実さ」のアピール
商品説明のテンプレートに以下のような一文を入れておくのがおすすめです。
当方では画像加工やAI生成による修正は一切行っておりません(AI加工なし)
これは誠実な出品者であることをアピールして購入率を高めるだけでなく、悪質な詐欺師に対する牽制にもなります。
「この出品者はしっかり対策・記録している」と思わせることが、詐欺師を遠ざける効果的な方法です。
まとめ:AI時代のせどりは「信用」が最大の武器
メルカリはAI画像そのものを禁止しているわけではありません。
禁じているのは「実物と異なる状態に見せる行為」です。傷を隠すような目先の利益優先は、後のトラブルにつながります。遅かれ早かれアカウント停止という致命傷を招くでしょう。
継続的に稼ぎ続けるには、ルールの遵守が不可欠です。
正直で誠実に積み上げた信用こそが最大の武器になります。悪質なクレームや不審な取引に巻き込まれた場合は、個人で解決しようとしてはいけません。
速やかにメルカリ事務局へ報告・通報してください。
ルールを正しく理解して、万全の証拠を残すオペレーションを構築していきましょう。
