スマセルはアパレル関連商品に特化したECサイト。
2017年に設立されてから徐々に認知度を広めてきました。
しかし、スマセルの口コミや評判をチェックすると「怪しい」といった声もチラホラ。安い商品に出会える反面、リスクやサービス内容について気になっている人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、スマセルの特徴や仕入れのコツについて解説します。
スマセルとは
スマセル(SMASELL)は、廃棄ロスをなくしたい企業とアパレルを安く仕入れたい利用者を繋ぐプラットフォームです。
国民生活センターの資料によると、日本国内で1年間に廃棄される衣類の量は50万トン以上と推計されています。(2020年時点)
2015年の時点で、1秒毎にトラック1台分の衣類が焼却や埋め立て処分されているそうです。衣類は家庭ごみに分類されるため、リサイクルが困難になってしまうんだとか。
ファストファッションが人気を集める昨今では、廃棄量も増えつつあるのです。環境汚染への悪影響は否めません。
社会問題の解決に向けた取り組みを実施しているのがスマセルです。
「2030年までに世界で起こる問題を解決する」という計画のもと指導したSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の達成にも寄与しています。
1,200社を超える出店数で、スマセル自体がメルカリやその他のサイトへ転売することを認めています。どちらかというと卸サイトといったイメージです。
スマセルが怪しいという噂は本当?
素晴らしいサービスを提供するスマセルですが「怪しい」や「やめとけ」のようなネガティブな口コミもありました。
商品が汚れていたり、売れなさそうな商品がたくさん届くなど、問題もあるようですね。
アパレル商品を販売するサプライヤーの中には、スマセルをゴミ処理場感覚で利用する人もいるようです。仕入れ目的のせどらーからすると、大分感覚のズレがありますよね。
ただ、スマセルは卸サイト的なサービスなので、商品の質がピンキリになるのは仕方のないことかなと。良いサプライヤーと繋がれるかがポイントになるでしょう。
質の悪いサプライヤーは、どの卸サイトにも存在します。
スマセルが怪しいのではなく「アパレル通販サイトの感覚で仕入れると痛い目にあう可能性がある」ってことです。物販業にはつきものなので、サプライヤーを厳選していきましょう。
会員ランクで仕入れるほどおトクに
スマセルには、会員ランク制度が用意されており、仕入れるほどランクが上がっておトクになります。
2022年10月1日から会員ランクがリニューアル。
購入金額に応じてランクアップする点は変更前と同じですが、ランクが4種類から8種類に増えます。小刻みにランクアップできるので、今までよりもランクを上げやすくなるってこと。
詳細は以下の通りです。
- 過去12ヶ月の購入金額&購入回数で会員ランクが決定
- 毎月1日に会員ランクが確定
- ランククーポンは1ヶ月間何度でも使える
- 全会員に誕生日クーポンを配布
改悪し続ける楽天市場のポイント制度とは裏腹に、スマセルは改良しています。
おトクに仕入れができるので、こちらも見逃さないようにしましょう。
充実した支払い方法もポイント
スマセルでは、以下4種類の支払い方法に対応しています。
- クレジットカード
- メルペイ
- 掛け払い
- 銀行振込
メルペイと掛け払いができるのがポイントかなと。
クレジットカードにも対応しているので、大量仕入れも安心して行えますよ。
スマセルせどりのメリット・デメリット
スマセルのメリットとデメリットをまとめました。
メリット①誰でも無料で始められる
スマセル最大のメリットは、誰でも無料で使えることです。
必要なのは会員登録だけ。
各商品は会員登録しないと表示されないようになっており、卸サイト色が強いイメージになっています。
NETSEAのアパレル特化版のような感じです。
メリット②仕入れ値が安い
スマセルには、格安で仕入れられる商品が無数に販売されています。
公式サイトでは「最大98%OFF」という宣伝文句も。実際は「安いけど売れない」商品もたくさんあります。しかし、メルカリやラクマよりも断然安い商品があるのも確かです。
スマセルならではのリサーチに慣れれば、徐々に売れやすい利益商品が見えてくるでしょう。
メリット③商品バリエーションが豊富
スマセルには、2,500を超えるブランドの商品が販売されています。
価格差が見つからないわけがありません。他のブログには「スマセルは利益商品がない」といった口コミもありました。しかし、実際はリサーチ方法次第で、いくらでも稼げる可能性を広げられるかなと。
ただし「人気」かつ「利益率の高い」商品は、すぐに売り切れてしまうものです。どんな商品が人気なのか理解して、予め頭に入れておくことも大切になります。
デメリット①商品画像が少ない
商品によっては画像が少なく、内容が確認できないものも。
スマセルでは、まとめ売りが利益を出しやすいのですが、何が入っているか分からないとギャンブルになってしまいます。出店企業の中には「中身を見せたら売れないから」という理由で隠していることも。
商品詳細が不透明な場合は、商品ページにある「この商品について問い合わせる」をクリックして、出展企業に質問しましょう。
デメリット②サプライヤー選びが難しい
スマセルには、1,200社以上を超えるサプライヤーがいるため「良いサプライヤー」を見つけるのが難しい側面も。
スマセルの性質上「安いけど売れない商品」が多いのは仕方がありません。しかし、出展企業によってスマセルの活用方法は異なります。売れ筋を安く大量に捌きたい企業を見つけられると、利益商品をスムーズに見つけられるはず。
基本的には以下の流れで、質の良いサプライヤーを見つけられるかなと。
- 利益商品を見つける
- 出品者名をクリックして、その他の出品商品をチェック
- いい感じの商品が多ければベンチマークする
スマセルの商品ページ下部にある出品者名をクリックすると、全ての商品が閲覧できます。
利益商品を複数出品していることが確認できたら「+このショップをフォロー」をクリックして、定期的にリサーチするようにしましょう。
デメリット③不良品の遭遇率が高い
スマセルには不良品に該当する商品も販売されています。
知らずに仕入れた人からすると「詐欺!」や「怪しいサイト」のような印象を持ってしまうことでしょう。
商品を仕入れる際は、スマセルの商品ページ中央にある「商品情報」を確認してください。
全ての不良品リスクを防ぐことはできませんが、やらないよりは大分マシですよ。
スマセルの登録方法:3分で完了
ここでは、実際に参考画像に沿ってスマセルに登録していきましょう。
公式サイトにアクセスしたら「無料会員登録」をクリックしてください。
会員情報を入力していきます。
全ての情報を入力できたら「お得メルマガ受信、利用契約に同意する」にチェックを入れて「確認ページへ」をクリックしましょう。
入力内容にミスがないか確認をしたら「会員登録」をクリックしてください。
会員登録が完了すると本人確認メールが送信されます。
メールに記載されているURLをクリックしてください。
会員登録完了ページが表示されたら、晴れてスマセルを利用できるようになります。
とってもかんたんでしたね。
あとは利益商品がないか、がっつりリサーチしていけばOKです。
スマセルせどりで利益商品を仕入れるコツ
スマセルで利益商品を仕入れるための、基本的なリサーチ方法を紹介します。
ちなみにスマセルは会員登録した人のみ販売価格を閲覧できるため、ここでは実際の商品ページや価格を載せないでおきます。以下で紹介する方法を実践して、あなた独自の利益商品を見つけ出してくださいね。
メルカリ→スマセルの順でリサーチ
最もかんたんな方法です。
- メルカリで売り切れたものを調べる
- スマセルで型番やキーワード検索
- 価格差をチェックして仕入れ判断
メルカリですでに売れているものを確認してから、スマセルに該当商品がないかリサーチしていきます。
この方法は、メルカリで確実に売れている商品をリサーチできるのがポイントです。過去に売れた商品を確認するには、以下の手順を踏めばOK。
- 適当なキーワードで検索
- 「新品、未使用」をクリック
- 販売状況を「売り切れ」に設定
- 「新しい順」に並び替え
上記の流れで、メルカリで過去に売れた商品をピックアップできます。
「新しい順」に設定することで、最近売れた商品からリサーチ可能です。
新品に絞っておけば、検品作業の面倒さを軽減できるでしょう。
もちろん中古品をリサーチしても問題ありません。
まとめ売り商品を仕入れて転売
スマセルの得意なまとめ売りを活用する方法です。
まとめ売りの場合は、スマセルのトップページで「まとめ売り」と検索すればOK。
商品一覧が表示されたら、以下の設定にしてください。
これでまとめ売りを新着順で表示できます。
中古品も含めることで、格安古着のまとめ売りもヒットするはずです。新着人にしたのは、ライバルが気づいていない新着商品からリサーチしたいから。
上記の設定で商品一覧を表示したら、価格差がないかどんどんチェックしていきましょう。
クーポンの活用も忘れずに
スマセルではクーポンが頻繁に配布されています。
商品ページに「クーポンあり」と記載されいたら、表示価格より少なからずおトクになります。新規会員50%OFFクーポンもあるので、登録したばかりの人は必ず活用しましょう。
まとめ
スマセルは、せどりの仕入れ先として活用できます。
マナーがなっていない出展企業も中にはいますが、事前に状態や内容をチェックすることでリスクヘッジも可能です。良いサプライヤーを蓄積していけば、長期で安定収入を生み出す仕組みも作れます。
まずはシンプルなリサーチ方法で、実際に儲かる商品がないか検証してみてください。
エコなコンセプトが素晴らしいスマセルを活用して、せどりの売上げアップを目指していきましょう。