釣具ってせどり商品として優秀なのかな?仕入れ先や狙い目商品のポイントが知りたいな。
こんな疑問に答えます。
この記事は、釣具せどりに興味のある人にノウハウを公開しています。
「釣り」は年齢性別問わず人気の高い趣味で、YouTubeでも注目を集めるジャンルの1つです。
最近は釣具に関する動画もかなり盛り上がっています!
ということで本記事では、釣具せどりのメリット・デメリットをはじめ、仕入れのポイントやおすすめの販路も解説します。
釣具せどりのメリット・デメリット
まずはじめに、釣具せどりの気になるメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット①単価が高いのにコンパクト
釣具せどり最大のメリットは、単価が高いのに商品がコンパクトなこと。
例えば、ブラックバス用のスピニングリールとして人気の「シマノ CI4+ 2500HGS F6」は、本体重量300g以下!
単価は2万5,000円ほど。
安く仕入れができれば一撃で5,000円以上の利益を得ることも可能です。
また、マニアの多いルアー系の商品も軽量かつコンパクト。せどりにおいて「軽い」「小さい」ということは、送料を抑えるメリットがあります。
実店舗で仕入れて持ち帰る際や自宅に保管する時も、場所を取らないためストレスが軽減されるでしょう。
精密機器と比べて衝撃に強いのも魅力です。
メリット②マニアが多く回転率が高い
釣具はマニアが多く、よく売れる商品が多いのもメリットになります。
例えば、ルアージャンルにフォーカスしても、以下のように様々な種類があるんです。
- ブラックバス
- トラウト
- シーバス
- イカ
- クロダイ
各魚に合わせたルアーが販売されており、限定カラーや完全ハンドメイドのレアなルアーなどもあります。
例えば、地方在住でレアなルアーを手に入れられないマニアが、オンラインショッピングサイトでルアーを検索したとしましょう。
この際、定価より高値で出品されていたとしても、ルアーマニアは「すぐにでも欲しい!」と、購入ボタンをクリックする可能性が高いです。
ルアー釣りに熱心な方なら、誰しもこのような経験があるはず。ニーズが大きく回転率が高いのも、釣具せどりの魅力です。
メリット③海外でも高い人気がある
日本の釣具は、海外でも高い人気を誇っています。
せどり初心者からすると「海外で転売するなんてハードルが高すぎる…」と思うかもしれません。
しかし、海外の熱心な釣具マニアは、日本のショッピングサイトで商品を購入している方もいるんです。
- 海外から日本のショッピングサイトにアクセス
- 出品者に日本語で交渉文を送信
- 交渉成立→釣具を購入
上記のような流れで釣具を購入する海外勢は沢山います。
日本だけでなく、海外ユーザーからの需要があるのも釣具せどりならでは。
また、せどりを通して転売に慣れてきたら、海外のショッピングサイトに輸出することも可能です。eBayや米国Amazonなどで日本の釣具を転売すれば、売上げアップも達成できるでしょう。
デメリット①ガッツリ稼ぐには専門知識が必要
デメリットとしては、仕入れに釣具の専門知識が必要なこと。
釣りを全く知らない人からすると、専門性が高く感じて「何を仕入れればいいの?」となりがちです。
- このリールは海用?川用?
- 同じ形で色違いがありすぎるんだけど…
- 似たようなリールが多すぎて分からない…
このように専門知識が乏しい人は、仕入れに苦労しますね。
ただし、全くの初心者だからといって稼げないわけではありません。
まずは定番の人気商品を仕入れてつつ、徐々に商品知識をつけていけば「釣りはできないけど、何が売れるかは分かる」せどらーになれるでしょう。
事実、釣具せどりで稼いでいる人の中には、釣りを一切しないせどらーも沢山います。あくまで「稼ぐための専門知識」があればOKということです。
デメリット②中古品は状態の悪いものが多い
釣具せどりは、状態の良い中古品を仕入れるのが難しいというデメリットも。
なぜなら、釣具は「水」にさらされる商品がほとんどですよね。
- 海水でリール内部が錆びる
- ルアーフック(針)が錆びる・折れてる
- 泥がリール内部に浸水している
このように、多くの中古品が何かしらの問題を抱えているものです。
状態の悪い中古品は、基本的に利益を出すのが難しくなっています。つまり、中古品を仕入れる際は、新品に近い状態の商品を探さなければなりません。
経年変化が起きやすい特性を持っている点は、釣具せどりならではのデメリットと言えるでしょう。
釣具せどりで儲かる商品を仕入れるポイント
次に最も重要な「釣具せどりの仕入れポイント」を見ていきましょう。
ルアーとリールはド定番!
釣具せどりの仕入れ対象として最もおすすめなのがルアーとリールです。
結論、この2つの商品を極めておけば、釣具せどりで稼ぎ続けることができます。儲かる商品を仕入れるポイントとしては「1つのジャンルに特化すること」です。
- 自分が興味のあるジャンルを選択
- 選んだジャンルで商品知識をつける
- 最も需要の多いリールとルアーをリサーチ→仕入れ
上記の流れで仕入れをすれば、比較的スムーズに儲かる商品を見つけられるはずです。
ジャンルが絞られていれば、膨大な釣具の価格差を全てチェックする必要はありません。
「1点集中」してガッツリ仕入れ作業に取り組むのが、釣具せどりで稼ぐコツと言えます。
シリーズ商品で安定的に稼ぐ
ルアーやリールを仕入れる際は、シリーズ物を重点的にリサーチしてみてください。
- DAIWA:タナコン
- SHIMANO:電動丸
- アブガルシア:レボ
例えば、上記の通りで新商品が絶えずリリースされているシリーズは狙い目です。
釣りマニアは「新商品=最高」という単純な思考ではありません。
- このシリーズなら〇〇が一番だったな
- 普段はSHIMANO使いだけど、今度の新作はDAIWAだな
上記のように、人によって好みが大きく分かれるため、型落ち商品でも需要が多い商品があるのです。
各シリーズの基礎知識を身につけておけば、毎年安定的に稼いでいけます。
リールやルアーには定番シリーズが必ずあるものです。
各シリーズの特徴やニーズを分析しつつ、需要の多い商品を仕入れるようにしましょう。
廃盤商品は利益率が高い
廃盤商品はプレミア価格になりやすく状態の良い商品、または新品を仕入れられれば、ほぼ確実に利益を出せます。
釣具せどりだけでなく、どんなせどりでも廃盤商品は強いですね。ルアーやリールで根強い人気を誇っているにも関わらず、廃盤になってしまった商品は沢山あります。
こういった商品をリストアップしてリサーチすれば、思わぬ穴場商品に遭遇することもあるでしょう。
ただし、廃盤商品は一般的な釣具店で販売されているわけではありません。
- ヤフオク
- メルカリ
- リサイクルショップ
上記のような仕入れ先をくまなく探すことで、価格差が取れる良質な廃盤商品をゲットできます。
ちなみに、田舎の釣具店やリサイクルショップなどは、意外な掘り出し物が見つかる場所でもあるので徹底してリサーチしてください。
注意点としては、廃盤商品がメーカーから再販されることなんです。各メーカーは稀に廃盤商品を再販します。
再販されると、プレミア価格から一気に値下がりするので、仕入れる際は「再販情報がないかどうか」をしっかり確認するようにしてくださいね。
釣具せどりの仕入先:特徴別に4つ紹介
釣具せどりの仕入先を見ていきましょう。
釣具店
釣具店は主にセール品や中古品、アウトレット品を重点的に見ていきます。
おすすめの仕入先は以下の通りです。
上記以外の釣具屋でも全く問題ありません。
釣具店では在庫処分価格になっているルアーでも、ネット上では定価で販売されているなんてこともあるので、根気よく価格差をチェックするとよいでしょう。
特に中古品を扱っている釣具店は狙い目です。
多少のメンテナンスで高く売れる釣具もたくさんあるので、状態を見つつコスパの高そうなものを仕入れてみても面白いかなと。
ネットの個人の出品者
メルカリ、ラクマ、ヤフオクなどの個人の出品者から仕入れる方法です。
特にフリマアプリは値下げ交渉ができるので「まとめて買うから値下げできませんか?」と聞いてみるのがおすすめです。長期で釣具を出品している個人の出品者は、釣具店や釣具メーカーと何かしらのつながりをもっています。
こういった出品者と仲良くなっておくと、レアな情報を共有してくれたりするので、ぜひ関係構築にも力を入れてみてくださいね。
リサイクルショップ・フリマ
セカンドストリートやハードオフなどのリサイクルショップには、中古の釣具が販売されていることも多いです。
常に利益商品があるわけではありませんが、釣具以外の商品をリサーチするついでにチェックするとよいかなと。あとリサイクルショップも、ある程度まとめて買う際は値下げ交渉してみてください。店舗にもよりますが、結構な確率で値下げに応じてくれることが多いです。
リアルのフリマも仕入先に向いています。
商品を直接確認しつつ値下げ交渉もできるので、近くでフリマが開催される際は釣具がないかチェックしてみましょう。ホコリを被ったようなメンテナンスもしてない釣具は狙い目ですよ。
中国の通販サイト
TemuやAliExpressなど、最近は手軽に中国の格安商品を購入できる通販サイトも増えてきました。
日本の通販サイトと同じように使えるので、売れそうな釣具がないか検索してみるとよいでしょう。
基本的には初心者向けセットや、有名ブランドのパロディー系などがおすすめです。格安なので赤字になっても痛手はそこまでありません。
ちなみに中国の通販サイトは手元に商品が届くまでに2〜3週間ほどかかります。
リサーチを行う際は、大体3週間はかかるくらいのイメージで、価格変動なども込みで仕入れるか判断するようにしましょう。
釣具せどりの販売先は?おすすめはヤフオクとメルカリ!
ここでは、釣具せどりにおすすめの販売先を紹介します。
ヤフオクは釣り好きのたまり場
釣具せどりに最もおすすめの販路はヤフオクです。
なぜなら、ヤフオクは釣り好きの年齢層が多く集まるオークションサイトだからです。
- 釣り好きが最も多い年齢層:40代
- ヤフオクを最も多く利用する年齢層:40代
上記の通り、釣り好きとヤフオクを利用する年齢層は被っています。
一般的に「ヤフオクは仕入れ先でしょ?」というイメージがあるかもしれません。
しかし、ヤフオクで高く売るコツをマスターすれば、価格競争に苦しむことなく、利益を生み出し続けることができます。
ヤフオクで釣具を高く売るコツについては、下記記事を参考にしてみてください。
メルカリは販路・仕入れの両方で使える
ヤフオクの次におすすめの販路はメルカリです。
メルカリの利用者は年齢層が若いですが、PCを持っていない釣り好きのユーザーが利用しています。
若い釣りマニアの中には、ルアーやリールを熱心に集めるコレクターも。
- 地方限定のルアーを転売
- 廃盤カラーのリールを転売
上記のように付加価値のある釣具を転売することで、高い利益率を出すことも可能です。
また、メルカリは他販路へ転売する際の仕入れ先としても使えます。
なぜ、販路として優秀なメルカリが仕入れ先になるのかというと、個人の出品者が沢山いるからなんです。
- 不用品として転売
- 引っ越しの整理でいらないルアーを転売
- 利益ド返しでとにかくお金が欲しい出品者
上記のような出品者に絞ってリサーチをすると、価格差の取れる釣具が見つかりますよ。
ちなみにヤフオク同様、メルカリで高く売るちょっとしたコツに関しては、下記記事を参考にしてみてください。
Amazonは補助的に使うのがベター
せどりの販路として最もメジャーなAmazonです。
Amazonで売れやすい釣具はズバリ新品商品になります。
- シリーズ物の新商品
- 型落ちの新品
- 定番人気のルアー
上記のような特徴のある商品が稼ぎやすいです。
ただし、Amazonは1つの商品ページで複数の出品者が相乗り出品するというデメリットがあります。
出品者が多すぎると、カートが取れないことに不安を感じた人が値下げしていくんですね。
結果、価格競争になり利益が出ない or 赤字になってしまうことも。
Amazonで着実に売上を立てるには、リサーチツールを使って、分析する必要があります。
- どんな釣具に需要があるのか
- どれくらい仕入れるべきか
- いくらくらいで売るべきか
このような要素をしっかり分析できるようになれば、相乗り出品でも利益を出していくことができます。
釣具仕入れ→Amazon転売でしっかり利益を出していきたい方は、リサーチツールを使って分析するようにしましょう。
釣具せどりで注意するべき2つのポイント
最後に釣具せどりで注意するべきポイントを2つ解説します。
中古品を仕入れる際は出品者の評価もチェック
前述した通り、中古の釣具商品を仕入れる際は注意が必要です。
- 商品のコンディション
- 付属品の有無(外箱を含む)
- 出品者の評価
最低でも、上記3点は必ず確認するようにしてください。
もしも、商品の状態が十分に把握できない場合は、出品者に直接問い合わせましょう。
また、中古の釣具を仕入れる際は、出品者の評価もチェックしてください。
低評価の多い出品者は、粗悪品を「美品」などと言って出品している可能性もあります。
こういった商品を仕入れてしまうと「売れない or 赤字出品」になってしまうので、良い評価の多い人から仕入れるようにしてくださいね。
似た商品が多いので型番を必ず確認すること
釣具には一見すると同一商品に見えるものも多いので、必ず型番を確認するようにしてください。
特にオンラインで仕入れを行う場合、型番はマストでチェックすべきですよ。
- 見た目は同じだが大きさが違う
- 見た目は同じで重さが違う
- 発売時期が異なる
釣具の知識がない人からすると「何がどう違うの?」と思ってしまうことも。
しかし、性能、重量、発売時期が違えば、当然売れ行きは変わってきます。型番の違う商品を出品してしまうと、購入者から低評価をつけられる原因になるでしょう。
購入者から「この人は釣りの知識が全くないんだな」と悪い印象を持たれないためにも、仕入れを行う際は十分注意してくださいね。
まとめ
釣具せどりは知識をつけて仕入れ→転売することで、着実に儲けられるのが魅力です。
特にルアーやリールは、釣り好きはもちろんコレクターにもリーチできるため巨大なニーズがあります。
- ジャンルを1つに絞る
- ジャンルに特化した知識を学ぶ
- リサーチ→仕入れ→出品
上記の流れで、知識を身につければ、継続的に釣具せどりで稼げるようになるでしょう。
海が近い方なら、海釣り用の釣具に特化するのもアリですね。需要の多い釣具せどりは、アイデア次第で高い利益率を叩き出すことも可能です。
ぜひ、今回紹介したノウハウを参考に、釣具せどりの仕入れを強化してガッツリ儲けてみてくださいね!