こんな疑問に答えます。
Amazonでせどりを始めたばかりの人に多い疑問として売上金の振込日がありますよね。
結論から言うと「14日サイクルで振り込まれる」なのですが、ちょっとフワッとしていて分かりづらいのではないでしょうか。
また、Amazonの入金サイクルを見直すことで、せどりの運営をよりスムーズにすることも可能です。
本記事では、Amazonの売上金の振込日について詳しく解説します。
目次
Amazonの売上金は14日サイクルで振り込まれます
冒頭でお伝えした通り、Amazonの入金サイクルは14日周期です。
ここでは、入金サイクルについてより詳しくお伝えしていきます。
- 売上金の振込日はアカウント登録日で決まる
- 小口出品者は振込申請が必要
- 新規アカウントは引当金制度がある
- 売上金の振込日は前後します
売上金の振込日はアカウント登録日で決まる
売上金の入金サイクルは大口出品に登録した日から14日ごととなっています。
- 大口出品アカウント
- クレジットカード情報
- 銀行口座情報
詳しくは上記3つの情報が全て正常に登録された日から14日ごとです。
例えば、月曜日に大口出品の登録を完了した場合、はじめての入金は翌々週(2週間後)の月曜日となります。
大口出品に登録した日を忘れてしまった方は、以下の手順で振込日を確認可能です。
- セラーセントラルにログイン
- 「レポート」→「ペイメント」
- 「次回支払情報」をチェック
次回の振込日が確認できれば、そこから14日サイクルで振込日を予測していけますよね。
忘れっぽい方はカレンダーのスケジュールに登録するなどしておくとよいでしょう。
小口出品者は振込申請が必要
小口出品者として登録している方は、事前に振込申請をする必要があります。
ちなみに現在、小口出品に登録している方で月間50個以上の商品が売れているなら、大口出品に変更しましょう。
小口出品は月額料金がかからないかわりに、基本成約料として1品100円かかります。
大口出品は月額4,900円ですが、基本成約料はかかりません。
1日に2品ほど売れているせどらーさんは、この機会に大口出品者に変更することを考慮してみてはいかがでしょうか。
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【重要】Amazonの手数料を徹底解説!便利な拡張機能も紹介する
新規アカウントは引当金制度がある
2016年8月15日以降にAmazon出品アカウントを作成した方は引当金制度が適用されています。
「引当金」とは、売上金の50%が留保される仕組みのことです。
なぜ、売上金が留保されるかというと
- クレームによる返金対応
- 悪質出品者に対するAmazonの対応
- アカウント乗っ取りの被害防止
などの理由があると言われています。
Amazonでは過去に何人ものセラーアカウントを乗っ取られる事件が起きました。
この際、Amazonは売上金を補填するため大きな被害を被ったのです。
対応策として引当金を設定し、まずは売上の50%のみ支払い、問題なければ14日後に残りの50%を支払う仕組みにしました。
つまり毎回売上の50%がずれ込んで振り込まれるということです。
最近、Amazonの出品アカウントを作成した方は、引当金制度が適用されているので「通常の入金サイクルとは違う」という意識を忘れないようにしましょう。
売上金の振込日は前後します
ちなみに、Amazonの売上金の振込日は多少前後します。
振込日がずれる主な要因は以下の通りです。
- 銀行による違い
- 祝祭日によるずれ込み
一般的にAmazonの売上金が振り込まれるまでには、3営業日ほどかかると言われています。
つまり、セラーセントラルに記載されている振込日から3日後くらい遅れて入金されるということです。
また振り込み予定日が祝祭日になっていた場合、入金が前後することになります。
振込日の記載はあくまで目安であることを覚えておいてください。
Amazon売上金の振込日を変更する3つの方法
人によっては入金サイクルが、仕入れのタイミングとズレて不都合な方もいるのではないでしょうか。
ここでは、そんな方のために売上金の振込日を変更する3つの方法を解説します。
- クレジットカード情報を変更する
- 銀行口座を変更する
- 振り込みリクエストを活用する
クレジットカード情報を変更する
1つ目の方法は、クレジットカード情報を変更することです。
Amazon出品アカウント用に登録したクレジットカードを変更すると、入金サイクルも同時に変更されます。
ポイントとしては、クレジットカードを変更して次の入金があるのは大体17日ほどかかること。
- クレジットカード情報を変更
- 14日と3日で振込完了
- さらに14日後に次の振込
クレジットカード情報の変更が反映されるまでには、最大3日ほどのタイムラグが発生します。
なるべく狙った日にちに振込日を合わせたい方は、上記の情報を参考にクレジットカード情報を変更してみてください。
ちなみにせどりにおすすめのクレジットカードについては、下記記事で解説しています。
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【せどりのクレジットカードおすすめ7選】前半・後半の使い分け方も解説
銀行口座を変更する
2つ目の方法は、振込用の銀行口座を変更することです。
売上金が入金される口座を変更したタイミングでサイクルをリセットすることができます。
出品アカウントの口座情報は、以下の手順で変更可能です。
- セラーセントラルにログイン
- 「設定」→「銀行口座情報」
- 「支払情報」にある「銀行口座情報」をクリック
- 「銀行口座情報を変更」から必要事項を入力→完了
プライベートの口座とせどり専用の口座を分けたい方には最適な方法と言えるでしょう。
ただし銀行口座を変更するには、以下の条件があります。
- 変更は入金日の4日前から前日まで
- 変更すると3日間の支払い留保がある
- 3日後に売上金が入金される
簡単に言うと、銀行口座を変更してから3日後には売上金が振込まれるということ。
もしも3日以上の変更をしたい場合は、複数の口座を用意して順に変更手続きする必要があります。
ちなみにAmazon用の銀行口座として最もおすすめなのはジャパンネット銀行です。
- 年会費無料
- 発行手数料無料
- 審査なしで開設可能
- デビット機能付き
- オンラインバンクで24時間365日使える
上記のようなメリットがあるため、これからせどり用の口座を開設しようと考えていた方は、ぜひ詳しく調べてみてください。
振込みリクエストを活用する
3つ目の方法は、振込リクエストを活用することです。
比較的新しい出品アカウントには「振込みをリクエスト」というボタンがついています。
- セラーセントラルにログイン
- ペイメント→振込予定金額をクリック
- 「振込みをリクエスト」の有無をチェック
上記の手順で確認できるので、自分のアカウントで振込みをリクエストできるか知りたい方はチェックしてみてください。
リクエストが問題なく受理された場合、14日の入金サイクルを待たずに売上金を振込んでもらうことができます。
資金を早く回収したい方におすすめです。
引当金制度で留保されることも
振込みをリクエスト機能を使っても入金がない場合、引当金の関係で売上金が留保されている可能性が高いです。
特に作ったばかりの出品アカウントでは引当金として売上が留保されやすいことが分かっています。
売上金が留保される理由は明確にされていないのですが、主に以下のような要因が考えられます。
- 商品のお届け予定日から7日後までの留保
- 払い戻しが発生している
- アカウントの健全性が下がった時
- アカウントに審査が入った時
- 購入者からクレームが入った時
上記のような状況の場合、売上金が留保されたという声が多く上がっています。
基本的に売上金が留保された際の打開策はありませんので、引当金制度に従って次の入金を待つようにしましょう。
Amazonの売上金の振込日は銀行によって違う
Amazonの売上金の振込日は、銀行によってバラバラです。
振込手続き開始からどれくらいで入金完了されるのか目安を表にまとめました。
銀行名 | 振込開始から入金されるまで |
楽天銀行 | 3〜4日ほど |
ジャパンネット銀行 | 2〜3日ほど |
三菱UFJ銀行 | 4日ほど |
みずほ銀行 | 1営業日ほど |
ゆうちょ銀行 | 5日ほど |
上記はAmazonから「振込手続き開始」の通知メールが送信されてから、実際に口座へ入金されるまでの目安になります。
最短はみずほ銀行になっていますが、今後Amazonが何かしらの変更を加えてタイムラグが生じることもあるでしょう。
大手、地方に関わらず銀行によって入金完了までにタイムラグは異なるため、実際に自身の口座で試してみることをおすすめします。
副業せどりを会社にバレたくない方は要注意
ちなみにですが、副業禁止の会社で働いている方はマストでせどり用の銀行口座を作っておきましょう。
給料と売上金の振込先が同じ場合、副業せどりをしていることがバレるリスクがあるので注意してください。
その他にも、せどりの報酬を確定申告して副業がバレた事例もあるので、厳しい会社に属している方は下記記事を参考にしてみてください。
まとめ
Amazonせどりの売上金の振込日について解説しました。
最後に本記事のおさらいをしておきましょう。
売上金の振込日の基礎知識
- 売上金の振込日はアカウント登録日で決まる
- 小口出品者は振込申請が必要
- 新規アカウントは引当金制度がある
- 売上金の振込日は前後する
振込日を変更する方法
- クレジットカード情報を変更する
- 銀行口座を変更する
- 振り込みリクエストを活用する
売上金の振込日はある程度自分でコントロールすることができます。
今まで振込予定日から入金完了まで5日以上空いていた方は、この機会に振込日を変更するといいかもしれませんね。
おすすめの振込日は水曜日です
水曜日は前後が祝日でも最も安全圏なため、タイムラグをなるべく縮めたい方に最適です。
毎月第1・第3または、第2・第4水曜日に入金されるように仕込んでおくと、スムーズに入金されますよ。
ぜひぜひ、よりスムーズに売上金を獲得するための参考にしてみてくださいね!