単Cせどりは稼げないって聞いたけど本当かな?今でも稼げるなら具体的なノウハウが知りたい。単Cせどりで儲けるコツや狙い目のポイントを教えて!
こんな疑問に答えます。
単Cせどりとは「ブックオフの単Cコーナーにある110円の古本」を使って稼ぐ手法です。
しかし、最近では「単Cせどりは稼げない」と言われるようになりました。ただ、今現在でも単Cせどりで利益を上げているせどらーがいるのも事実です。
本記事では、単Cせどりで儲ける方法や「なぜ、稼げない」と言われるようになったのかなどを解説します。
単Cせどりとは?
冒頭でもお伝えした通り「単Cせどり」は、ブックオフの110円の本を使って稼ぐ方法です。
そもそも単Cとはランクを指しています。ブックオフではランクA〜Cまでの本が店頭に並んでいますが、単Cの本は最も状態や価値が低いとされ、価格も110円とやすいのが特徴です。
ちなみに単Cせどりの「単」は単行本のこと。つまり単Cせどりは「Cランクの単行本を使って稼ぐ方法」と言えるでしょう。
覚えておきたい「プロパー」との違い
ブックオフでせどりを行っていると、単Cの他に「プロパー」という言葉を耳にします。
「プロパー(proper)」とは英語で「妥当」や「正しい」といった意味を持つ単語です。簡単に言えば「妥当な価格の本」がプロパーに当たります。
プロパーは、定価の50〜60%引きが相場です。
- 単C
Cランクで110円の単行本 - プロパー
適正価格で販売されている単C以外の本
上記の違いがある点を覚えておきましょう。
単Cせどりのメリット・デメリット
はじめに単Cせどりのメリットとデメリットを見ていきましょう。
メリット①少資金で始められる
単Cせどりは、少資金で始められるのがメリットです。
仕入れ単価は税込み110円。
セブンイレブンで飲み物を買うくらいの気持ちでせどりができるのが魅力です。
はじめてのせどりで高額商品を仕入れるのは、とても不安になりますよね。
単Cせどりなら10冊仕入れても1,100円とかなり低価格に抑えられるので、仕入れのマインドブロックを外しやすいんです。
これから副業としてせどりを始めたい方にとっては、最適なノウハウと言えるでしょう。
メリット②リサーチが簡単
単Cせどりは、リサーチが簡単なメリットもあります。
「ブックオフの単Cコーナーにある商品をリサーチする」
上記の通り、方法は至ってシンプルです。
説明不要なくらい簡単だからこそ、誰にでも取り組みやすく儲けるチャンスがあると言えます。
せどりの経験が全くない方は「せどりって本当に稼げるの?」と疑心暗鬼になるでしょう。
この点、単Cせどりで実際に儲かる感触を掴めれば、初期のモチベーションアップに繋がります。
シンプルな方法で稼げるからこそ、古くから儲かる手法として君臨しているんですね。
メリット③儲かる商品が湧き続ける
単Cコーナーには、絶えず新商品が湧き出るメリットも。
- 顧客が古本を売りに来る
- 売れ残った本が単Cコーナーに移る
上記の通り、古本を売りに来る人や店舗で売れ残った本は単Cコーナーに移ります。
簡単にリサーチできる単Cせどりはライバルも多いですが、古本がなくならない限り儲かるチャンスがなくなることはありません。
リサーチのタイミングによっては、儲かる商品がいくつも見つかるケースも。
具体的な狙い目商品については、後で詳しく解説しますね。
デメリット①薄利多売
単Cせどりのデメリットは、薄利多売であることです。
仕入れ単価が激安なため、その分利益も少なめなのは仕方ないところですね。
利益額は100〜300円くらいが相場になります。
例えば、あなたが月5万円稼ごうと目標を立てたとしましょう。
利益額の平均を200円に設定した場合、月5万円の利益を出すには250冊も転売しなければなりません。
どんなにリサーチが簡単といっても、月に250冊も売れる古本を仕入れるのは難しいですよね。
この点からも「あくまでお小遣い稼ぎ」として実践することをおすすめします。
まずは単Cコーナーの商品でせどりに慣れて、徐々に利益額の高い商品に移行すると良いでしょう。
デメリット②稼ぎにくい店舗がある
ブックオフの中には単Cコーナーが充実していなくて、稼ぎにくい店舗もあります。
近くのブックオフが稼ぎにくい店舗の場合、どんなにリサーチしても「儲かる商品なんて見つからないじゃん」となりがちです。
規模の小さな店舗や利用者の少ない店舗の場合、稼ぎにくい傾向があるので別の店舗へリサーチに行く必要があります。
近くにブックオフが複数店ある方は、逆にチャンスと言えるでしょう。
単Cせどりは稼げなくなったって本当?
結論から言うと、確かに単Cせどりは稼ぎにくくなりました。
単Cせどりでがっつり稼げていた時と現在の何が違うのかというと、ブックオフの値下げの仕方が変わったからなんです。
以前のブックオフの値下げの流れは以下の通り。
- 売れそうな本をプロパーで販売
- 売れ行きが悪い本を単Cコーナーに移動
まずは定価の半額ほどの価格で販売し、売れない本を単Cコーナーにて格安販売する感じでした。
定価の半額から100円に値下げされていたので「Amazonでは高く売れる本」がたくさん見つかったんですね。
しかし、現在のブックオフでは以下のような流れで値下げを行なっています。
- 売れそうな本をプロパーで販売
- 売れ行きが悪い本を若干値下げ
- 売れるまで値下げを繰り返し最終的に単Cコーナーへ
大きな違いは、売れないからといって一気に単Cコーナーに移動させるのではなく、徐々に値下げされるようになったこと。
これによって価値の高い本はある程度値下げされた時点で売れるようになりました。結果として価格差が生まれにくくなったんです。
単Cコーナーにある本は、売れにくい本が集まるように仕組みが変わったとも言えます。
このような理由から、昔と同じように単Cコーナーをメインにリサーチするのは非効率になってしまうでしょう。次の章では、ブックオフを使って稼ぐ方法を紹介します。
単Cせどりで儲かる商品を見つけるコツ
単Cせどりで儲かる商品をリサーチする際は、以下の点に注目してみてください。
- 「ところてん」をメインにリサーチする
- セット売りできそうな本をリサーチ
- バーコードリーダーを活用する
「ところてん」をメインにリサーチする
「ところてん」とは、値札が何重にも重ね張りされた古本のことを言います。「何重にも値札が貼られている」のは「値下げされてきたから」なんですね。
元々高額で販売されていた古本が、値下げされた証拠でもあるのでマストでリサーチするべきです。ブックオフでは売れていない古本も、Amazonでは売れているなんてことは珍しくありません。
何度値下げしても売れない本は、最終的に単Cコーナーへ行きます。しかし、人気の本になるほど、単Cコーナーへ辿り着く前に売れてしまうものです。
漫画、雑誌などジャンルに囚われず、ところてんを見つけたら全て価格差をチェックするようにしましょう。
セット売りできそうな本をリサーチ
単Cコーナーにある本で、セット売りできそうな商品をリサーチするのも1つの手です。
- 同じ著者の本
- 同じジャンルの本
- 同じ有名人が表紙の雑誌
セットにできる本は意外に沢山あるものです。
仕入れ単価が安い単C商品だからこそ、セット売りで赤字になるリスクを最小限にできますよね。Amazon、ヤフオク、メルカリなど、主要の販路ではセット売りにすると高値で売れる商品も珍しくありません。
組み合わせ次第で利益率アップを狙えるので、実験するイメージでリサーチしてみてください。
バーコードリーダーを活用する
利益商品を効率的に見つけたい方は、バーコードリーダーを活用しましょう。
なぜなら、バーコードリーダーを使うだけで、商品をスキャンする速度が段違いに上がるからです。単Cせどりの場合、利益額の単価も安いことが多いため、時間内でどれだけたくさんの本をスキャンできたかで稼ぎが変わってきます。
スマホにアプリをインストールしてスキャンすることもできますが、バーコードリーダーの速度には到底及びません。
手のひらに収まる小型のバーコードリーダーを購入して、爆速でリサーチできる環境を手に入れましょう。
単Cせどりと合わせて見るべきポイント
ブックオフで少しでも売上げアップを狙いたいなら、以下のポイントも意識してみてください。
- プロパー棚
- カート
- 買取が頻繁に行われている店舗
プロパー棚
前述した通り、プロパーコーナーのリサーチは必須になってきました。なぜなら「ところてん」が行われているからですね。何枚も値札が重ね貼りされている本は、必ず価格差がないかチェックしましょう。
ただしプロパー棚は、単Cコーナー以外の全てが対象になるのでリサーチに膨大な時間がかかってしまいます。
無闇に全ジャンルをリサーチするのは非効率なので「今日は絵本コーナーをリサーチしよう」といった感じで、的を絞っておくと良いでしょう。
カート
ブックオフは買取査定されたばかりの古本を、カートに入れて販売している店舗が多いです。
商品棚に陳列される前の古本の中には、利益率の高い古本が混ざっていたりします。
ライバルに見つかる前に先行仕入れできるチャンスでもあるので、カートの商品もしっかりリサーチするようにしましょう。
買取が頻繁に行われている店舗
買取査定が頻繁に行われている店舗は、新たに入荷する古本が多いため利益商品を見つけやすいです。
単Cコーナーに並ぶ商品も充実しやすいので、かなり狙い目と言えます。買取査定終了のアナウンスがよく流れる店舗は、新しい商品に出会える確率も上がるはずです。
逆に何度か来店しているにも関わらず、買取査定終了のアナウンスが聞こえない店舗は、儲かる商品を見つけにくい傾向にあるので、別の店舗でリサーチするようにしましょう。
単Cせどりで注意するべきポイント
最後に単Cせどりで注意するべきポイントを紹介します。
- 厳重に検品する
- 古本はクリーニングして出品する
- せどり禁止の店舗でリサーチしない
厳重に検品する
単C商品は状態の悪い古本が多いので、検品は厳重に行ってください。
- 破れ
- シミ・シワ
- 落書き
上記は単C商品によく見られます。
検品をせずに出品してしまうと、購入者から悪い評価をつけられる原因になってしまいます。
ページ内に落書きやメモがある古本も珍しくないので、単C商品を仕入れる際は全ページを確認するクセをつけておきましょう。
古本はクリーニングして出品する
単C商品を仕入れたら、必ずクリーニングして出品してください。
古本をクリーニングするメリットは以下の通りです。
- 出品コンディションをワンランク上げられる
- クレームを未然に防げる
- 購入者から信頼される
単C商品の中には、ちょっとしたメンテナンスをするだけで良好なコンディションで出品できる古本もあります。
また、なるべく綺麗な状態で出品すれば、購入者から信頼できる出品者として認めてもらえるでしょう。結果的にリピーターの購入者を増やしやすくなるので、面倒でもクリーニングを怠らないようにしてくださいね。
せどり禁止の店舗でリサーチしない
ブックオフには、せどりを禁止している店舗もあります。
せどり禁止店舗でリサーチしていることがスタッフにバレると、最悪出入り禁止になるリスクがあるんです。特にバーコードスキャンを使ったビームせどりは厳しく監視されています。
店頭入り口に「せどり禁止」と書かれている店舗があったら、リサーチをしないようにしましょう。
まとめ
単Cせどりは、これから副業でせどりを始める方にピッタリです。
最後に本記事のおさらいをしておきましょう。
儲かる商品を見つけるコツ
- 「ところてん」をメインにリサーチする
- セット売りできそうな本をリサーチ
単Cコーナーと合わせて見るべきポイント
- プロパー棚
- カート
- 買取が頻繁に行われている店舗
単C、プロパー棚ともに「ところてん」を見つけたら、すかさず価格差をチェックしてください。
また、買取されたばかりのカートに入っている古本も狙い目です。「単Cせどりは稼げない」と言われて久しいですが、未だ稼ぎ続けているせどらーがいるのも事実。
ぜひ、手軽かつ簡単に実践できる単Cせどりに挑戦して、実際に儲かることを実感してみてくださいね!