FBAを前提としている場合、どうしても無視しがちな自己発送商品。
しかし、自己発送がカートを取得している商品は、FBA納品するだけで独占的に売れるチャンスがあります。あえて自己発送の商品をリサーチすることで、得られるメリットもあるのです。
本記事ではKeepaを使って、自己発送がカートを取得している商品を見つける方法について解説します。
自己発送がカートを取得している商品を見つける目的
最大の理由は「ライバルが見逃しがちな商品を見つけて差別化する」ためです。
そもそも、自己発送で販売する理由には以下のようなものがあります。
- 自己発送の方が儲かるから
- FBA禁止商品だから
- FBAの在庫が切れている
上記のような理由から、自己発送がカートを取得している商品はよくあります。
こういった商品に着目することで、ライバルとは違った視点でリサーチができるようになるんです。スルーされやすい商品を扱えば、価格競争のリスクを軽減できます。
自己発送がカートを取得している商品は、FBAに切り替えるだけでバカ売れする可能性もあるでしょう。ライバルが自己発送なら、FBAにするだけでカートを独占できることも珍しくありません。
Amazonせどりにありがちな「その他大勢と同じ行動」から抜け出すキッカケを掴めるのは大きなメリットになるはずです。
Keepaで自己発送がカートを取得している商品を見つける方法
はじめにKeepaのProduct Finderを表示してください。
次に以下の項目を設定します。
- 売れ筋ランキング:検索したいランキングを入力
- Amazon:「Out of stock」にチェック
- 新品:検索したい価格を入力
リサーチの目的に合わせて設定してみてください。
リサーチしたいカテゴリーを選んでください。
Buy Box Seller:「3rd Party」を選択した後「Additional Buy Box switches」の「Buy Box Is FBA」を「No」にしてください。
「Availability of the Amazon offer」にある「no Amazon offer exists」と「Amazon offer availability is "unknown"」以外のチェックを外します。
最後に「FIND PRODUCT」をクリックしましょう。
商品一覧が表示されます。
左側のAmazonロゴをクリックすると、Amazonの商品ページにジャンプします。
商品名をクリックすると、Keepaの詳細ページが表示されます。
商品ページを見てみると、自己発送がカートを取得していることが分かります。
商品ページに表示されるKeepaのグラフを確認してみます。
Amazonの表示があるので、過去にAmazonが販売していたようです。詳細をチェックするために「Data」をクリックしましょう。
「Buy Box Statistics」をクリックすると、出品状況をチェックできます。
- Range in days:検索期間
- Name:出品者名
- Won:カート取得率
- Last Won:最後にカートを獲得した日時
上記をチェックしてみてください。
今回の商品例では、Amazonが参入していたものの2ヶ月前から撤退している様子です。カート取得率は1人の出品者が25%と多めになっていました。
FBA出品者は過去に1人しかいないので、チャンスと言えるでしょう。リサーチをする際は、上記のような情報もチェックしてみてください。
ちなみにKeepaの商品一覧ページで表示されている項目は、自由に並び替え可能です。
各項目名の右側にある「≡」をクリックした状態で移動できます。あなたにとって重要な情報などを、好みに応じてまとめてみてください。
項目名をクリックすると、表示順序を変更できます。
好みに合わせてカスタマイズしておきましょう。
自己発送セラーをリサーチする方法:セラーリサーチ
利益の出る商品を見つけたら、セラーリサーチも行いましょう。
セラーリサーチとは、セラーの出品商品をリサーチする方法です。利益商品を出品しているセラーは、他にも利益商品を出品しています。良いセラーを見つければ、芋づる式に利益商品を発掘できるということです。
Amazonの商品ページにあるKeepaから、気になるセラー名をクリックしてください。
セラーの詳細情報が表示されます。
ブラウザのURLの最後尾にある文字列がセラーIDになるので、こちらをコピーしてください。
KeepaのProduct Finderを開いてください。
「Refine your search even more!」の「Buy Box Seller」にある「Seller IDs:」に、コピーしたセラーIDを貼り付けます。これで、このセラーが今カートを取得している商品を検索できます。
「Seller」にも同様にセラーIDを貼り付けてください。こちらに貼り付けると、カートを取得してない商品も抽出してくれます。
複数のセラーをリサーチしたい時は「〇〇,〇〇」のようにカンマを入力してください。
設定が完了したら「FIND PRODUCT」をクリックしましょう。
これでセラーの商品一覧が表示できました。
検索をかける際、価格やランキングなどを指定して、対象を絞り込むことも可能です。
自己発送している、ちょっと変わったセラーをリストアップして、多くのライバルが見落としている利益商品を発掘しちゃいましょう。
ちなみにAmazonのセラーリサーチを効率化したい方は、デイせどというツールが圧倒的におすすめです。興味のある方は、下記記事も読んでみてください。
まとめ
Keepaを活用すれば、自己発送がカートを取得する商品を見つけやすくなります。
FBA納品してカートを独占したり、ライバルの少ない自己発送商品に参入するのも良いでしょう。価格競争になりにくい商品を複数扱っておくと、せどりの安定感が増します。
Keepaには、他にも便利な使い方がたくさんあるので、興味のある方は、下記記事も合わせて読んでみてください。