Amazonでリサーチして仕入れた商品。ほとんどが価格競争になってしまっていませんか?
「価格競争と不良在庫で赤字になってた」なんてことは珍しくありません。
この問題を解決するには、リサーチツールのKeepaを使って「在庫切れ」になっている商品を見つける方法がおすすめです。
ライバルと違った方法でリサーチすれば、差別化にもなるでしょう。
本記事では、KeepaでAmazonの在庫切れ商品を見つける方法について解説します。
在庫切れの商品を見つける目的とは?
Amazonで在庫切れの商品を見つける目的は、ずばり差別化です。
販売力のあるAmazonは、初心者〜上級者問わず商品が売れるメリットがあります。しかし、その反面「相乗り出品」はライバルとかち合って、価格競争になりやすいデメリットも。
在庫切れの商品なら「現時点で誰も販売できていない」のは明らかですよね。
素早く仕入れしてFBA納品できれば、独占状態でガッツリ売上を立てられる可能性が出てきます。万が一、参入者が数名入ってきても、通常の価格競争のようにはなりません。
「あえて在庫切れの商品を見つける人」は、実際にはとても少ないのではないでしょうか?
Keepaの機能を活用することで、在庫切れしている商品のみをサクッとリストアップできるようになります。設定時間1分でライバルと差別化できるなら、やらない手はないでしょう。
KeepaでAmazonの在庫切れしてる商品を見つける方法
Keepaを使って在庫切れ商品を見つける方法は以下の通りです。
- 「Data」→「Product Finder」の順にクリック
- 売れ筋ランキングを設定
- 「Amazon」「新品」を「Out of stock」に設定
- リサーチしたいカテゴリーを指定
- 「Availability of the Amazon offer」のチェックを全て外す
- 「FIND PRODUCT」をクリック
- 「新品アイテム数」を並び替え
はじめにKeepaのProduct Finderを表示してください。
次に「売れ筋ランキング」を指定します。
(例は1〜50,000に設定)
「Amazon」と「新品」の「Out of stock」にチェックを入れて、在庫切れのみに絞り込みます。
「Title,Brand and more!」にある「Root category」から、リサーチしたいカテゴリーを設定してください。
(例としてDIY・工具・ガーデンを選択)
任意でバリエーション商品の有無も指定しましょう。
- 「All」→全ての商品を表示する
- 「No Variations」→バリエーション商品を表示しない
- 「Is Variation」→バリエーション商品を表示する
「バリエーション商品」とは、TシャツのS,M,Lや色違いのような、1つの商品ページにいくつも選択肢がある商品のことです。
最後に「Availability of the Amazon offer」のチェックを全て外して「FIND PRODUCT」をクリックしてください。
該当する商品が一覧で表示されます。
このままだと、中国輸入のOEM商品が混在している状態なので「新品アイテム数」を並び替えていきましょう。
「新品アイテム数」は、画面を右にスクロールしていくと表示されます。
「新品アイテム数」では、30、90、180日の3種類から選択可能です。
(例として180日を選択)
こちらの日付は「過去〇〇日の間の出品者数」の〇〇の部分を意味しています。過去180日の出品者数を見たい場合は「180 days avg.」を2回クリックしてください。
2回クリックすることで、出品者の多い順に並び替えができます。
左方向にスクロールして、商品を確認していきましょう。
商品画像の左側にあるAmazonロゴをクリックすると、商品ページにジャンプできます。
「一時的に在庫切れ」とありますね。これはAmazonが販売している証でもあります。
詳しく分析するために、商品ページに表示されているKeepaのグラフを確認しましょう。
グラフを見ると、在庫がある時はかなり売れていることが分かりました。
価格推移が激しいので、さらに詳しく見てみます。
「Data」→「Buy Box Statistics」の順でクリックしてください。
「Range in days」を「180日」にすると、過去180日間のデータに切り替わります。
一覧表示されている項目については、以下の表を参考にしてみてください。
won | 期間ごとのカート取得率 |
Avg. price | 平均出品価格 |
Avg.New Offer Count | 出品者がカートを保持している間の競合出品者数の平均 |
在庫 | 在庫数(今回は使わない) |
Name | 出品者名 |
FBA | プライム出品者はチェックが入る |
評価 | 良い評価の割合 |
レビュー数 | レビュー数 |
Last won | 最後にカートを獲得した日時 |
上記の商品の場合、Amazonは9,560円で販売しているのに対し、他の出品者は14,000円くらいで販売していることが分かりました。
最後にカートを獲得したのはプライム出品者で、販売価格は14,300円でした。
つまり「Amazonが在庫切れしたタイミングで売れた」ということです。
むしろAmazon刈り取りができそうです。
試しにクイックショップで利益が出ないかチェックしてみました。
「14,300円ー9,560円=利益2,058円」なので、刈り取りするだけで2,000円くらいの利益が出せる計算になります。
もしかしたら、こちらの出品者たちはAmazon刈り取りをして稼いでいるのかもしれませんね。
Keepaを活用することで、このように在庫切れの商品をかんたんに抽出できました。カート取得率や価格推移を分析することも可能です。めちゃくちゃ便利なので、ぜひ活用してみてくださいね。
ちなみにここで紹介している機能は、Keepaの有料プランに登録する必要があります。有料プランにすることで、かなり便利な機能をフル活用できるので、せどりで稼ぎたい方は、早めに登録しておきましょう。
ノウハウを応用して利益を最大化させる方法
在庫切れ商品を見つける方法を応用して、利益を伸ばす方法を紹介します。
- 在庫切れのタイミングを分析して最高値で売る
- Amazon本体のカート取得率が低い商品を抽出する
- セラーリサーチの源として活用する
在庫切れのタイミングを分析して最高値で売る
商品によって、在庫が切れる原因やタイミングは異なります。
- 人気が沸騰して需要過多になった
- 季節イベントに関する商品
- 廃盤になった
- 海外メーカーで輸入が禁止になった
例えば、上記のような理由があるかなと。
在庫切れになるタイミングが予想できれば、利益を最大化できます。例えば、季節商品の場合、シーズンオフの時に仕入れて寝かせておき、高値になってきたタイミングで出品することも可能です。
「なんで在庫切れになったんだろう?」という疑問を、Keepaのグラフを参考にして仮説立ててみましょう。仮説が当たっていれば、1商品で大きな利益を上げることもできますよ。
Amazon本体のカート取得率が低い商品を抽出する
Keepaを使えば、カート取得率が分かりますよね。
この機能を使えば「Amazonがいるけどカート取得率が低い商品」を抽出することも可能です。ライバルせどらーのほとんどは、Amazonが参入している商品をスルーします。
Keepaを活用すれば、ライバルが少なく稼ぎやすい商品をピックアップできるってことです。
詳しくは、下記記事を参考にしてみてください。
セラーリサーチの源として活用する
在庫切れの商品を出品していた人の「その他の出品商品」をチェックすれば、儲かる商品を見つけられそうな気がしませんか?
今回の例で紹介した商品の場合、Amazon刈り取りで利益をゲットしている可能性もあります。このような商品を仕入れている出品者は、他にも刈り取りできる商品を扱っているかもしれません。
普通の出品者とは違った特性のある出品者は、セラーリサーチする価値が高いです。
ちなみにAmazonのセラーリサーチを最大限効率化するならデイせどの右に出るツールはありません。セラーリサーチ専用ツールはデイせどのみかなと。
Keepaと組み合わせて、ライバルが見落としている美味しい商品をサクッと見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
Amazonで在庫切れの商品を見つける方法について解説しました。
Keepaを使えば、在庫切れの商品一覧をすぐに表示できます。上手に活用すれば、ライバルが少ない商品やAmazon刈り取りなども可能です。操作もかんたんなので、すぐに慣れるかなと。
在庫切れになるタイミングや、Amazonのカート取得率が低い商品、セラーリサーチの源にするなど、活用方法もたくさんあります。
ぜひ、Keepaの有料機能をフル活用して、利益商品をどんどん見つけてみてくださいね!