せどりでFBAを利用しているけど、いまいち儲からないなぁ…せどりを半自動化できるから、今後も活用していきたいんだけど。FBAで儲からない原因や対処法があるなら知りたいな。
こんな疑問に答えます。
Amazonでせどりを実践している人の多くが利用しているFBA。
しかし、せどらーの中には「FBAだと利益が出ない」と悩んでいる人も少なくありません。特にせどり初心者は「FBA=儲からない」と感じている方も多いでしょう。
ただし、本来のFBAはAmazonで儲けるためにあります。
儲からない根本的な原因と対処法を理解すれば、せどりで利益を出していくことは可能です。
本記事では、FBAで儲からない原因と5つの対処法について解説します。
FBAで儲からない根本的な原因は手数料です
まずはじめにFBAで儲からない根源を理解しておきましょう。
- FBAにかかる手数料は大きく分けて2つある
- そもそも仕入れ前にFBA手数料を確認していますか?
- 手数料の見積もりが甘いと儲からないことも
FBAにかかる手数料は大きく分けて2つある
まずはFBAを利用した際にかかる手数料について見ていきます。
- 送代行手数料
- 月額保管手数料
上記の通り、FBAには大きく分けて3つの手数料がかかります。
FBAで儲からない根本的な原因は、手数料が高くて価格差がなくなってしまうことですね。
配送代行手数料
「配送代行手数料」は、Amazonがあなたに代わって商品の発送をする際にかかる手数料です。
- 出荷
- 梱包
- 配送
上記のような作業を代行してもらうための手数料ですね。
配送代行手数料の中には、商品の発送料金も含まれています。
宅急便サイズの商品の場合、個人でヤマト運輸や佐川急便などを利用するよりも安く抑えられるのが特徴です。
ただし、商品が小さく軽量だった場合、FBAを利用すると個人で発送するよりも送料が高くつきやすいですね。
月額保管手数料
「月額保管手数料」は、商品をFBA倉庫に保管する際にかかる手数料です。
- 月額基準金額
- 商品のサイズ
- 保管日数
上記のような要素をもとに計算されます。
大きな商品や重たい商品は、その分手数料も高額になりがちです。
また、Amazonで定める期間を超えた場合、追加料金を取られることもあります。
例えば、売れ行きが悪く重たい商品があったりすると、思いもよらぬ高額な手数料を請求される可能性があるということです。
そもそも仕入れ前にFBA手数料を確認していますか?
FBAが儲からない根源は手数料が高いことですが、そもそも商品を仕入れる前に手数料を確認できていない人も少なくないでしょう。
FBA料金シミュレーターを使えば、どれくらいの手数料がかかるのかは把握できます。
ただ、せどり初心者の中にはFBA料金シミュレーターを使わずに仕入れてしまう人も多いようです。
- ワゴンセールで仕入れたから大丈夫
- 楽天市場のポイントを使ったから問題ない
- 初回ヘルビせどりなら確実に利益が出る
上記のように「絶対利益が出せる」と思って仕入れてしまう。
しかし、せどりに「絶対」はありません。
結果、Amazonに出品した商品が売れた時点で「あれ…儲かってないじゃん」となってしまうのかなと。
手数料の見積もりが甘いと儲からないことも
AmazonにはFBA以外にも様々な手数料がかかります。
そのため、手数料の見積もりが甘いと儲からなかったり、赤字になってしまうことがあるのです。
- 利益計算に手数料が含まれていなかった
- 手数料を厳密に把握できていない
- 価格競争を考慮できていなかった
例えば、上記のようなミスをしている場合、FBAに出品すると儲からない原因になってしまうでしょう。
商品の価格は様々な理由で変動するものです。
どんなに価格が安定している商品でも、翌日も同じ価格を保っている保証はありません。
手数料の見積もりが甘くなってしまうと、思ったように稼げない原因になるので、Amazonでせどりをする方は事前に手数料を把握しておきましょう。
FBAで儲けたいなら【利益率に妥協しないこと】
FBAを使ったせどりで儲けたいなら、利益率に妥協しないようにしましょう。
「これくらいだったら利益が出るだろう」という基準が低いと、なかなかいい結果が出ない原因になってしまうからです。
手数料込みで利益率20%を最低基準にする
手数料込みで利益率20%ほど取れていれば、価格競争に巻き込まれた時でも少なからず利益を残していけます。
この基準を厳守して商品リサーチすることで、FBAを使っても着実に稼いでいくことができるはずです。
利益率を妥協してしまうと、FBAの恩恵を受けにくくなるので注意してくださいね。
商品の選び方も重要です
FBAを最大限に活かすには、なるべくコンパクトで軽い商品を選ぶことをおすすめします。
前述した通り、重くて大きな商品は手数料も高額になってしまいます。
- FBA倉庫までの送料を安くできる
- 月額保管手数料を最小限にできる
- FBA倉庫から購入者までの送料を安くできる
上記のように、小さくて軽い商品なら様々なメリットが得られるものです。
商品リサーチをする際は、FBAと自社発送する商品をわけつつ価格差をチェックしていくようにしましょう。
FBAで儲からない時にやるべき5つの行動
最後にFBAで儲からない時に試してみるべき行動を5つ解説します。
- 事前にFBA料金シミュレーターで利益を確認
- FBA納品にかかる送料を抑える
- 仕入れにかかるコストを最小限にする
- 回転率の高い商品に絞る
- セット販売で回転率と利益率を上げる
事前にFBA料金シミュレーターで利益を確認
基本中の基本ですが、商品リサーチをする際は必ずFBA料金シミュレーターで利益額を確認してください。
仕入れ対象は「手数料込みで利益率20%以上の商品」です。
Amazonでせどりをしている人なら、誰しもFBA料金シミュレーターを使ったことがあるでしょう。
しかし、冷静に数字と向き合えている人は多くありません。
- ちょっと不安だけど仕入れちゃおう
- ワンチャン儲かりそうだから…
上記のように感情に左右されて利益率の低い商品を仕入れてしまった人は沢山いるのではないでしょうか。
FBA料金シミュレーターを活用すれば、実際の利益額が明確になります。
だからこそ、数字を見て見ぬ振りしたりしてはいけないんですね。
基準を下回る商品は仕入れ対象から除外してください。
これだけでもFBAで儲からない問題を大分軽減できますよ。
FBA納品にかかる送料を抑える
FBA納品にかかる送料は利益を削る原因の1つですね。
少しでも利益率を上げたいなら、送料を最小限にできる配送方法を模索するべきです。
ここでも重要なのは数字にフォーカスすること。
- 前回は〇〇円くらいだったから…
- 誰かが〇〇運送が最安って言ってたから…
- 地域最安値って書いてあったから…
数字を意識せずにテキトーな配送方法を選択していたら儲かるものも儲かりません。
どの運送会社が最安になるかは、様々な要素で変動します。
- 住んでいる地域
- 納品する倉庫の住所
- 納品する商品数(ダンボールのサイズ・重量)
Amazonは定期的に提携する運送会社を変えたりします。
先月の最安がヤマト運輸でも、次月には日本郵便になっているかもしれません。
だからこそ、毎回「いくらかかったか」を記録しておいて、数字から真実を導き出す必要があるんです。
1回の送料の差が微々たるものでも、1年間を通してみたら大きな差になったりするので、あなたにとって最安の運送会社を見つける努力もしていきましょう。
仕入れにかかるコストを最小限にする
FBAの手数料をカバーするには「どれだけ安く仕入れられたか」が鍵を握ります。
こんなことを言うと「だったらFBAなんて使わなければいいじゃん」といった声が聞こえてきそうですが、必ずしもそうではありません。
- カート獲得率が上がる
- せどりの半自動化
- 送料が安くなる
上記の通り、FBAはAmazonでせどりを行なう全ての人にメリットがあるものです。
カート獲得率が上がれば、商品の売れ行きは確実にアップしますよね。
少しでも安く仕入れる努力を惜しんではいけない
リサーチをしていれば、価格差のある商品は確実に見つかります。
しかし、そこからもう一手間かけて利益率を上げる人は多くありません。
- 楽天市場のポイントを使う
- ハピタスでポイントを貯める
- クレジットカードのポイント還元をフル活用する
このような一手間を加えるだけで、あなたの利益率は上げられますよね。
例えば、1回の仕入れで500円分のポイントしかもらえなかったとしても、1年スパンで考えたら6,000円分の利益が得られる計算になります。
小さな積み上げがせどりのリスクヘッジになることは間違いありません。
仕入れコストを最小限にできれば、FBAはもちろん全ての販路で利益を残していけます。
「安く仕入れるためなら労力は惜しまない」
この考え方を常に頭に入れておきましょう。
回転率の高い商品に絞る
FBAの月額保管手数料を抑えるには、回転率の高い商品を仕入れるのがおすすめです。
回転率が高ければ「FBA納品→出品→即売れる」といった好循環を作れますからね。
また、資金を迅速に回転できれば、その分お金を増やしやすくなるものです。
- 利益率は高いが回転率が低い商品
- 利益率は低いが回転率が高い商品
上記を比較した時に、1ヶ月後の資金が増えている可能性が高いのは圧倒的に後者です。
せどりは資金を回収できない限り次の仕入れに使うことはできません。
回転率の高い商品で手数料を最小限にしつつ、資金を膨らましていくようにしましょう。
セット販売で回転率と利益率を上げる
単品で売れない商品でも、セット売りで価格差を生み出せるものもあります。
セット売りにすることで、利益率がアップするなら実践しない手はありませんね。
- 本
- 食品・生活用品
- ガチャ
上記はあくまで一例ですが、実際にAmazonで売れているジャンルたちです。
また、複数の商品をセットにすることで以下のようなメリットも得られます。
- ライバルが少ない市場で戦える
- FBAの手数料を安くできる
- 資金が少ない人でも始めやすい
この事実に気づいているせどらーはそこまで多くありません。
事実、商品を単品で出品している人と、セット売りにしている人の比率は大きく異なります。
セット売りにするだけでライバルと差別化することも可能なので、FBAで儲けたい方は戦略の1つとして考えてみてくださいね。
まとめ
FBAは冷静に数字と向き合って仕入れを行なうことで、儲からないデメリットをカバーできます。
感情論ではなく論理的な思考でリサーチをすることが何よりも大切なんですね。
最後に本記事のおさらいをしておきましょう。
FBAが儲からない原因
- FBAの手数料に利益が負けている
- 仕入れる前にFBA手数料を確認できていない
- 手数料の見積もりが甘い
FBAで儲からない時にやるべき行動
- 事前にFBA料金シミュレーターで利益を確認
- FBA納品にかかる送料を抑える
- 仕入れにかかるコストを最小限にする
- 回転率の高い商品に絞る
- セット販売で回転率と利益率を上げる
FBAはAmazonせどりで成果を上げたい全ての人が活用するべきサービスと言えます。
カート獲得率はもちろん、購入者からの信頼度を上げる上で欠かすことのできないサービスです。
多くのせどらーが「FBAは儲からない」と悩む根源は手数料に違いありません。
ぜひ、今回紹介したFBAで儲けるポイントを意識しつつ、リサーチと仕入れを徹底してみてください。
FBAで儲けるコツをマスターして、Amazonで効率的に稼いでいきましょう!