こんな疑問に答えます。
転売は「安く仕入れて高く売る」という仕組みのシンプルなビジネスです。
- Amazonでの販売価格:1,800円
- 仕入れ先Aの価格:セールで1,000円
- 価格差:800円←利益
上記の通り、市場にある価格差を見つけて利益を得るのが転売になります。
例えば、コンビニとスーパーでは同じ牛乳でも販売価格が異なりますよね。
価格差を利用して稼げる転売は、再現性が高く副業初心者にもおすすめです。
本記事では、転売のやり方について解説します。
転売のやり方:大きく分けて3つの転売方法がある
転売のやり方は大きく分けて以下3つあります。
- 国内転売
- 輸入転売
- 無在庫転売
以下で詳しく見ていきましょう。
国内転売
国内転売は、日本国内にある価格差を使って儲けるやり方です。
「せどり」とも呼ばれる転売方法で、手っ取り早く稼ぎたい副業初心者にもおすすめのノウハウになっています。
- Amazonの販売価格:9,800円
- ヤマダ電機の販売価格:6,800円
- 価格差:3,000円←利益
例えば、上記の通りで販路と仕入れ先の価格差を利用します。
また、国内転売には大きく2つのやり方があります。
- 電脳せどり:オンラインで完結する
- 実店舗せどり:実店舗から仕入れる
電脳せどりはオンラインで完結するため、地方在住の方や家から出られない子育て中の主婦の方にも最適です。
実店舗せどりは、店舗へ行く手間があるものの現物を確認できるメリットがありますね。
どちらも「価格差で稼ぐ」というポイントに変わりはありません。
国内転売のメリット・デメリット
国内転売のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 即金性が高い
- 再現性が高い
- リスクが少ない
デメリット
- 利益率が低め
- ライバルが多い
国内転売は仕入れから売上が入金されるまで最短2日ほどと、かなり即金性が高いです。
速攻で売れる商品が多いため、再現性が高く在庫リスクが少ないのも魅力かなと。
ただし、参入者が多くその他の転売方法と比べて利益率が低めになっています。
手軽に始められるので、はじめての副業には最適と言えるでしょう。
輸入転売
輸入転売は、海外と国内の価格差を使って儲けるやり方です。
せどりとは異なり仕入れる国を変えられるため、仕入れ先の幅が大きく異るのが特徴です。
- Amazonの販売価格:2,980円
- 中国ショップAの価格:100円
- 価格差:2,880円←利益
例えば、商品単価の安い中国なら、3,000円ほどで売れる商品が100円で仕入れられることもありますね。
輸入物販の基本的なやり方は以下の通りです。
- オンラインで仕入れ先を探す
- 自分で仕入れ or 代行業者で注文
- 国内の販路で出品
「輸入=海外へ行って仕入れる」というイメージがある方もいると思いますが、現在は全てオンラインで完結できます。
輸入する国や仕入れ先によって海外発送できない場合がありますが、代行業者を利用することで仕入れ可能です。
輸入転売のメリット・デメリット
輸入転売のメリットとデメリットは次の通りです。
メリット
- 価格差が見つけやすい
- 差別化しやすい
- オリジナル商品も作れる
デメリット
- 貿易に関する知識がいる
- 手元に届くまでにタイムラグがある
国内転売よりも価格差が見つけやすく、膨大な商品があるため差別化しやすいのは輸入転売ならでは。
デメリットとしては輸入に関する知識が必要だったり、手元に届くまでに時間がかかることですね。
「輸入した商品を出品した時には価格競争になってて儲からなかった」というのは、輸入転売初心者あるあるです。
大きく稼げる可能性はあるものの、それなりの経験と知識が求めらると言えるでしょう。
無在庫転売
無在庫転売は、国内・海外問わず在庫を持たずに転売するやり方です。
国内転売や輸入転売と比べて実践者は少ないものの、実際に無在庫転売で稼いでいる人は一定数います。
- BUYMAで雑貨を8,000円で出品
- 注文が入ったら仕入れて発送
非常にシンプルですね。
無在庫転売のメリット・デメリット
無在庫転売のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
- 赤字リスクがない
- 資金が少なくても始められる
- 価格設定が自由
デメリット
- 販路が限られる
- 商品選定が難しい
無在庫転売は、在庫を抱える必要がなく価格設定が自由なため、赤字リスクは限りなく少ないのが魅力です。
しかし、メジャーな販路は無在庫転売を禁止しているため、販路が限定される問題があります。
また無在庫で売れる商品を探すのは意外にハードルが高いですね。
転売初心者からするとリスクがないのが魅力的ですが、有在庫で転売する方が売れる確率は確実に上がります。
まずは在庫を持って転売を実践し、稼げるようになってきたら無在庫にも挑戦するのがおすすめです。
-
【必見】Qoo10仕入れで無在庫転売を成功させる王道パターン!
転売の商品リサーチのやり方:3つの販路で解説
転売の核となる商品リサーチのやり方を3つのメジャーな販路を例に解説します。
とはいっても、本質は「価格差を見つける」ですので難しく考える必要はありません。
- Amazonのリサーチ方法
- ヤフオクのリサーチ方法
- メルカリのリサーチ方法
順に見ていきましょう。
Amazonのリサーチ方法
Amazonで転売する商品を見つけるリサーチのやり方は以下の通りです。
- 商品ページを開く
- Keepaで売れ行きをチェック
- 価格差があれば仕入れて転売
以前はAmazonのリサーチツールといえばモノレートが主流でした。
しかし、2020年6月をもってモノレートが閉鎖したため、現在では代替ツールでリサーチする必要があります。
モノレートの代替ツールとしておすすめは以下3つのツールです。
最も使用率が高いのはKeepaですね。
有料版への登録が必須になりますが、Amazonで転売したい方には必須のツールかなと。
代替ツールについては下記記事で解説しています。
-
【必見】モノレートの代替ツール厳選5つ:現役せどらーが解説します
ヤフオクのリサーチ方法
ヤフオクで転売する商品を見つけるリサーチのやり方は以下の通りです。
- 気になる商品を見つける
- オークファンで売れ行きをチェック
- 価格差があれば仕入れて転売
ヤフオクの商品リサーチは、オークファンというツールを使います。
オークファンは過去にヤフオクで売れた商品の相場や個数ををチェックできるツールです。
ヤフオクは「即決出品」と「オークション出品」という2つの出品方法があります。
- 即決出品:固定価格で出品
- オークション出品:入札形式
出品形式の違いによって利益額も変わってくるので「どちらの出品形式がより高値で売れるのか」を確認することが大切です。
-
【悪用厳禁】ヤフオクで高く売る7つのコツ!売上を劇的に変える正攻法
メルカリのリサーチ方法
メルカリで転売する商品を見つけるリサーチのやり方は以下の通りです。
- 公式サイトにキーワードを入力
- 詳細検索の販売状況を「売り切れ」に設定
- 売れてる商品をチェック
- 価格差があれば仕入れて転売
メルカリは特定のツールを使わず、公式サイトからリサーチできます。
PC版のメルカリにアクセスして商品キーワードを入力したら、左側にある詳細検索の販売状況を「売り切れ」にして完了をクリックしてみてください。
上画像の通り、過去に売れた商品が一覧で表示されるので、ここから価格差をチェックしていけばOKです。
転売で稼ぐまでのやり方:手順を解説
転売で稼ぐまでのやり方は以下の通りです。
- すでに売れている商品をリサーチ
- 価格差のあるショップから仕入れ
- ユーザーの多い販路へ出品
ここではAmazonで転売することを想定して解説していきます。
すでに売れている商品をリサーチ
はじめに「すでに売れている商品」をリサーチしていきます。
すでに売れている商品に絞る理由は以下の通りです。
- 不良在庫のリスクを下げるため
- 赤字リスクを最小限にするため
- 回転率の高い商品を仕入れるため
要は「着実に儲かる商品を仕入れるためにリサーチをしよう」ってことです。
Amazonの場合は、Keepaの有料版を使えば簡単に売れ行きをチェックできます。
Keepaでは以下3つのポイントに注目してください。
- 売れ筋ランキング
- カテゴリーランキング
- 新品アイテム数
各ランキングと新品アイテム数(出品者数)を照らし合わせて、売れ行きを判断できます。
- ランキングが高い
- グラフが上下に波打っている
- 新品アイテム数が少ない
上記のようになっていれば、間違いなく仕入れ対象にできます。
反対にランキングが低く波も上下していない商品は「売れていない」と判断できますよね。
売れていないと判断できたら、即リサーチを中断して次の商品に移りましょう。
価格差のあるショップから仕入れ
売れている商品を見つけたら、次に価格差をリサーチしていきます。
転売におすすめの代表的な仕入れ先は以下の通りです。
- ヤフオク
- メルカリ
- ソフマップ
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
上記はあくまで参考程度にとらえてください。
基本的に価格差があれば、どのショップで仕入れても構いません。
大事なのは視野を広げて様々な仕入れ先で価格差をリサーチしていくことです。
仕入れ先のバリエーションが多ければ、その分価格差に遭遇するチャンスも増えていきます。
近所のホームセンターからネットショップまで、商品を販売している全てのショップが仕入れ先であることを覚えておきましょう。
ユーザーの多い販路へ出品
価格差のある商品を仕入れたら、いよいよ販路へ出品していきます。
転売の代表的な販路は以下の3つです。
- Amazon
- ヤフオク
- メルカリ
上記3つの販路はユーザー数が多いので、単純に売れる機会に恵まれます。
販路によって高値で売る戦略は異なりますが、基本は「購入者の立場になって考える意識」が大切です。
- 価格
- 保証
- 商品画像の見やすさ
- 詳細な説明文
- 送料無料などの付加価値
例えば上記のようなポイントを意識するだけで、売れ行きは大きく変わってきます。
特にAmazon以外の販路へ出品する場合、かなり重要になってくるので覚えておいてくださいね。
転売を実践する際に注意するべきポイント
最後に転売を実践する際の注意点をまとめました。
- 感覚で仕入れるのは絶対NG
- 初心者は利益率よりも回転率を重視する
- 中古品は付属品の有無を要チェック
感覚で仕入れるのは絶対NG
「これなら売れるだろう」という感覚を信じて仕入れをするのはやめましょう。
感覚で仕入れをすると、売れ残りや赤字になるリスクがあります。
前述した通り、転売の仕入れ対象は「すでに売れている商品」にするべきです。
- 各販路で売れている商品をチェック
- 価格差がないかリサーチ
- 最安で仕入れ→転売
商品リサーチを行なう際は、必ず上記の正攻法を守るようにしてくださいね。
初心者は利益率よりも回転率を重視する
転売初心者で、特に資金の少ない方は利益率よりも回転率の高い商品を優先して仕入れましょう。
- 利益率:儲かる金額
- 回転率:商品が売れるまでの速度
例えば価格差が1万円あるものの、1ヶ月に1個しか売れない商品ならあなたの利益は1万円です。
しかし、利益5,000円で月に5つ売れる商品なら、1ヶ月の利益は2万5,000円になりますよね。
利益が少なくても回転率が高ければ、少ない資金を迅速に増やすことができるはずです。
回転率の高い商品にフォーカスすることは、転売で成功する秘訣とも言えるでしょう。
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【初心者向け】せどりの回転率と利益率の優先順位を大公開
中古品は付属品の有無を要チェック
中古品を仕入れる際は、必ず付属品の有無を確認するようにしましょう。
- 外箱の有無と状態
- 保証書
- 取扱説明書
- ケーブルなどの小物
商品本体の状態チェックはもちろんですが、付属品がしっかりあるかどうかをチェックしないと商品が売れない原因になってしまいます。
付属品が揃っていない中古品を仕入れて赤字になってしまうのは、転売初心者のあるあるです。
凡ミスをしないためにも、仕入れる前に付属品の有無をチェックする習慣をつけておきましょう。
まとめ
転売のやり方は「安く仕入れて高く売る」という非常にシンプルな仕組みです。
最後に本記事のおさらいをしておきましょう。
3つの異なる転売方法
- 国内転売
- 輸入転売
- 無在庫転売
転売で稼ぐ正攻法
- すでに売れている商品をリサーチ
- 価格差のあるショップから仕入れ
- ユーザーの多い販路へ出品
上記のやり方で進めていけば、着実に転売で稼いでいくことができるでしょう。
転売初心者は、まず小資金を仕入れにまわして実践してみてください。
1回でも儲けた経験ができれば、転売で稼ぐイメージが掴めるはずです。
ぜひ、今回お届けした情報を参考に、再現性の高い転売にチャレンジしてみてくださいね!