2020年6月30日をもって、せどらー御用達のモノレートが閉鎖されました。
衝撃の事実に「これからどうやってリサーチすればいいんだ…」と途方に暮れている方も少なくないでしょう。
しかし、安心してください。
モノレートの代替となるツールは沢山あります。
本記事では、月収100万円を着実に稼ぐ現役せどらーの私が「これならモノレートの代わりに使えるな」と感じたツールを厳選して4つ紹介します。
モノレートの代替ツール厳選5つ
モノレートの代替ツールとしておすすめのサービスは以下の4つです。
モノトレーサー
モノトレーサーは、モノレートと同等の機能が完全無料で使える代替ツールです。
ASINコードを入力して検索ボタンをクリックすると、下画像のようにモノレートと同じようなグラフが表示されます。
見た目や使用感も近いので、代替ツールとして最も使いやすいと思います。
モノトレーサーの特徴
- 完全無料で使える
- 無料の会員登録でより高機能になる
- 拡張機能もある
モノトレーサーは、完全無料で使えるのが最大のメリットです。
無料の会員登録を行っておくと、有料ツールと同じレベルの機能が使えるようになります。節約派には、一番おすすめの代替ツールです。
拡張機能もある
モノトレーサーの拡張機能をインストールすると、下画像のようにAmazonの商品ページ上にモノトレーサーのグラフを表示できるようになります。
モノレートにはなかった利益計算もできるので、より便利なリサーチツールと言えるでしょう。
モノトレーサーの詳しい機能や使い方については、下記記事をご覧ください。
Keepa(キーパ)
「Keepa」は、Google Chrome(ブラウザ)の拡張機能として動作する代替ツールです。
Keepaのインストールが完了すると、Amazonの商品ページに以下のようなグラフが表示されます。
Keepaの特徴
- 新品・中古の価格推移が見れる
- 検索期間を細かく設定できる
- 商品のトラッキングができる
最も特徴的なのは、商品の価格をトラッキングできることです。
事前に特定の商品と希望購入価格を設定しておけば、セールや価格競争で値下げされた時に通知してくれます。
Amazon仕入れ→Amazon転売したい方には非常に便利な機能と言えるでしょう。
Keepa無料版はAmazonランキングが見れない
Keepaがモノレートと違う点は、無料版だとAmazonランキングが表示できないことです。
Amazonランキングを表示するには、月額15ユーロ(約2,400円)の有料会員にならなければいけません。
今までモノレートを使っていたせどらーからすると「月2,400円ってめちゃくちゃ高いじゃん」と思いますよね。
ただ、Keepaをフル活用すれば効率的なリサーチができるんです。
- 膨大な商品をトラッキングに登録
- 価格差が生まれたら仕入れ
- 転売して利益獲得
Keepaの有料会員になれば、全ての機能をフル活用できます。
「商品のトラッキング」を使えば、価格差が出た商品を速攻で仕入れることも可能です。
有料会員になれば、Amazonの商品ページにランキンググラフが表示できます。
「Amazon→モノレート」とサイトを横断する手間がなくなるので、リサーチのスピードも上げられますよ。
セラースプライト
セラースプライトは、中国で生まれたリサーチツールです。
Amazon販売の総合分析ツールのようなもので、自社商品の販売戦略や競合分析なども行えます。
最大の特徴は、Keepaでは有料プランでないと表示できなかったランキンググラフを無料で使えることです。
Amazonの商品ページ上にグラフを表示できるので、Keepaと同じ使用感になっています。(なのでセラースプライト自体もKeepa拡張機能代替と言っています)
セラースプライトの特徴
- 無料でKeepa有料版の機能が使える
- 有料プランでは総合的な分析ができる
- 管理画面が見やすい
正直リサーチツールの領域を超えてしまっているので、有料プランにすると使いこなせない人が多いかなと思いました。
あと有料プランは年間980ドル(約14万円)とかなり高額です。
本腰を入れてAmazonで自社商品を販売したい企業とかじゃないとコスパが合わないかなと。
セラースプライトの画面表示が好みの方は、無料会員になって利用するとよいでしょう。
ショッピングリサーチャー
「ショッピングリサーチャー」は、ブラウザで動作する代替ツールです。
Amazonの商品リサーチに必要な情報はチェックできるため、モノレートの代替ツールとしても十分活用できます。
ショッピングリサーチャーの特徴
- 無料でAmazonランキングが確認できる
- UIがモノレートに似ている
- 検索期間を指定できる
- 他サイトの価格を一覧表示できる
- 簡易的な手数料計算ができる
- 有料版はAmazon商品ページにグラフを表示できる
Amazonの商品ページにグラフを表示したい場合は、別途有料会員になる必要があります。
便利なのは、Amazonの販売手数料が簡単に確認できること。
また、直近1ヶ月でランキングが何回上がったかもチェックできるので「1ヶ月で何個売れたか」の目安にもできます。
他ショップの価格を安い順に表示する項目もあるので、価格差があれば仕入れ先のリサーチツールとしても使えるでしょう。
有料会員は3,980円と高め
ショッピングリサーチャーの有料会員プランは3,980円と高めになっています。
980円のプランもありますが、現在は募集を停止しており再開は未定です。
しかし、ただ高いだけでなく様々な便利機能が活用できるのもポイント。
ショッピングリサーチャー有料版のメリット
- Amazon商品ページにグラフを表示できる
- 気になる商品を300件登録できる
- 利益計算機能が使える
- FBA手数料を自動計算できる
- 商品サイズを自動で取得できる
上記の通りAmazonの商品リサーチに使える機能が盛りだくさんなので、すでにせどりで利益が出ている方は乗り換えるのもアリですね。
基本的にモノレートと同じようなUIなので、操作に苦戦することもありません。
代替ツールとしても十分活用できるでしょう。
ERESA(イーリサ)
ERESAは、モノレートと同等の機能を無料で利用できるサービスです。
シンプルなUIには必要な情報が全て詰まっています。
ERESAの特徴
- コンディション別の損益分岐点が分かる
- 利益計算がその場でできる
- 出品一覧や出品規制をワンクリックで確認できる
- Amazon以外のショップにワンクリックでアクセスできる
- Google Chromeの拡張機能もある
無料の会員登録をするだけで、充実した機能が利用可能です。
特に損益分岐点や利益計算ができるのが便利かなと。
モノレートでお馴染みのグラフデータもしっかり搭載されています。
出品者数、価格、ランキングの推移もバッチリですね。
Google Chromeの拡張機能を追加すれば、Amazonの商品ページ上でグラフを表示可能です。
より高機能な有料プランも
無料でも十分使えるERESAですが、より高機能な有料版もリリースされています。
主な機能は以下の通りです。
ERESA有料版のメリット
- データベースを10倍に拡大できる
- 米国Amazonの商品データをチェックできる
- Amazonの大カテゴリー1〜1000位のランキングを確認できる
- 詳細な絞り込み検索
- セラーごとのカート獲得率を確認できる
無料版では2400万個の商品データですが、有料版にすると2億7000万以上の商品データをリサーチできます。
また米国Amazonの商品データもチェックできるので「アメリカで売れてる商品を日本のAmazonで先駆け販売」なんてことにも役立つでしょう。
月額料金は2,980円ですが、年払いにすると29,800円となり2ヶ月分無料になるのもポイント。
どちらも1週間無料で試せるので、気になる方は有料版も利用してみてくださいね!
本家モノレートの新ツール「WatchBell」は今後に期待
ちなみにですが、本家モノレートの開発チームが作った「WatchBell(ウォッチ・ベル)」という新ツールも注目を浴びています。
上記のように考える方もいるかもしれませんが、実際はモノレートと大きく仕様変更されておりリサーチツールとしては活用できません。
なぜなら、WatchBellは自分が出品している商品の価格設定にフォーカスしたツールだからです。
検索できるのは、Amazonで自分が出品している商品情報のみ。
そのため、新しい商品をリサーチしようとしてもデータを取得することができないんですね。
頻繁に商品が入れ替わるせどり実践者からすると、リサーチツールとしては使えないでしょう。
ただ、今後のアップデートでリサーチ機能が追加される可能性は十分あるので、今のうちに会員登録しておくといいかもしれません。
現在のベータ版は無料で利用できるので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
モノレート閉鎖でせどらーが取るべき対策と考え方
モノレート閉鎖を期に代替ツールを検討する人へ向けて、現役せどらーの私からワンポイントアドバイスをさせてください。
Amazon以外の販路も本気で取り組むべし
せどりの販路がAmazonのみの方は、この機会に他の販路でも販売を開始しましょう。
モノレートの代替ツールを探すのはもちろん大切ですが、あらゆるリスクに備えて別の販路に進出することも超重要です。
なぜなら、万が一代替ツールすら閉鎖された時に対応できなくなってしまうからですね。
- メルカリ
- ヤフオク
上記2つの販路は、せどりで継続的に稼いでいきたいならマストで登録するべきサイトです。
複数の販路で出品すると以下のようなメリットが得られます。
- 不良在庫リスクの軽減
- 資金の回転率アップ
- 即金性アップ
Amazonは確かに売れ行きのよい販路です。
しかし、メルカリとヤフオクにも高く売れるジャンルは無数にあります。
上記2つのサイトを仕入れ先としてのみ使うのではなく、販路としても活用することでせどりの安定度は確実にアップしますよ。
「会員登録すらしてなかった」って方は、完全に機会損失してるのでアカウントだけでも作っておくようにしましょう。
どの代替ツールでも対応できるようにしておく
今回のモノレート閉鎖を受けて改めて思うのは「どんなツールにも依存しすぎたら危険」ということ。
- モノレートに依存→閉鎖で焦る
- Amazonのみで販売→アカウント停止のリスク
上記の通り、依存するとデメリットが生まれます。
何事も依存しすぎるとリスクが生じてくるので最適解は「どんなツールでも使える」状態にしておくことかなと。
対応力のあるせどらーは、今後トラブルが起きても生き残っていけるはずです。
だからこそ、今回は1つのツールでなく4つの代替ツールを紹介させていただきました。
今後、今回紹介した代替ツールが閉鎖される可能性は多かれ少なかれあるでしょう。
変化の激しい時代です。
あらゆるリスクに対応できるよう、特定の代替ツールに依存しすぎないように注意してくださいね。
まとめ
モノレートの代替ツールを5つ厳選して紹介しました。
どのツールもメリット・デメリットがありますが、完全無料で有料ツールに匹敵する機能が使えるのはモノトレーサーのみかなと。正直、有料ツールだと高機能すぎると感じる方も多いかなと思うので、まずはモノトレーサーを使ってAmazonの商品リサーチを極めていくとよいでしょう。
リサーチを継続していれば「もっとこんな機能があったらいいのに」といった具体的な課題が見えてきます。
その際は、課題を解決に最適なツールを選定すればOKです。有料であっても価値を見いだせるかなと思います。
Amazonの商品リサーチには、ツールが欠かせません。
ぜひ、本記事の情報を参考に、Amazonせどりで効率的に稼いでいきましょう。
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