Amazonで稼いだ売上金はいつ振り込まれるんだろう?振込日は決まってるのかな。Amazonの売上金の振込日について詳しく教えてほしい
こんな疑問に答えます。
Amazonでせどりを始めたばかりの人に多い疑問として、売上金の振込日問題があります。
結論から言うと売上金は「14日サイクルで振り込まれる」のですが、ちょっとフワッとしていて分かりづらいかなと。また、Amazonでは入金サイクルを変更して、キャッシュ・フローを改善することも可能です。
せっかくなら、あなたに合った入金サイクルに見直して、資金を効率的に回転させてみてはいかがでしょうか?
本記事では、Amazonの売上金の振込日について詳しく解説します。
Amazonの売上金は14日サイクルで振り込まれます
冒頭でお伝えした通り、Amazonの入金サイクルは14日周期です。
ここでは、入金サイクルについてより詳しくお伝えしていきます。
- 売上金の振込日はアカウント登録日で決まる
- 小口出品者は振込申請が必要
- 2016年以降に作られたアカウントは引当金制度がある
- 売上金の振込日は前後します
売上金の振込日はアカウント登録日で決まる
売上金の入金サイクルは大口出品に登録した日から14日ごととなっています。
- 大口出品アカウント
- クレジットカード情報
- 銀行口座情報
詳しくは上記3つの情報が全て正常に登録された日から14日ごとに入金される仕組みです。
例えば、月曜日に大口出品の登録を完了した場合、はじめての入金は翌々週(2週間後)の月曜日となります。
大口出品に登録した日を忘れてしまった方は、以下の手順で確認してみてください。
次回の振込日が確認できれば、そこから14日サイクルで振込日を予測していけますよね。
カレンダーのスケジュールに登録しておけば「5日後に売上金が入るから、仕入れの準備をしておこう」といったように予定を立てやすくなるでしょう。
小口出品者は振込申請が必要
小口出品者の場合は、あらかじめ振込申請をしておく必要があります
ちなみに現在、小口出品に登録している方で月間50個以上の商品が売れているなら、大口出品に変更しましょう。
小口出品は月額料金がかからないかわりに、基本成約料として1品100円かかります。
大口出品は月額4,900円ですが、基本成約料はかかりません。
1日に2品ほど売れているせどらーさんは、この機会に大口出品者に変更することを考慮してみてはいかがでしょうか。
結論から言うと、大口出品者になってFBAを利用すれば、今よりも確実に商品が売れるようになりますよ。
2016年以降に作られたアカウントは引当金制度がある
2016年8月15日以降にAmazon出品アカウントを作成した方は引当金制度が適用されています。
「引当金」とは、売上金の50%が留保される仕組みのことです。
なぜ、売上金が留保されるかというと、以下のような理由があるからです。
- クレームによる返金対応
- 悪質出品者に対するAmazonの対応
- アカウント乗っ取りの被害防止
Amazonでは過去にセラーアカウントを乗っ取られる事件が何件も起きました。
この際、Amazonは売上金を補填するため大きな被害を被ったのです。対応策として引当金を設定し、まずは売上の50%のみ支払って、問題なければ14日後に残りの50%を支払う仕組みに変更されました。
つまり毎回売上の50%がずれ込んで振り込まれるということです。
2016年8月15日以降にAmazonの出品アカウントを作成した方は、引当金制度が適用されているので「通常の入金サイクルとは違う」という意識を忘れないようにしましょう。
売上金の振込日は前後します
ちなみに、Amazonの売上金の振込日は多少前後します。
振込日がずれる主な要因は以下の通りです。
- 銀行による違い
- 祝祭日による営業日のズレ
一般的にAmazonの売上金が振り込まれるまでには、3営業日ほどかかると言われています。
つまり、セラーセントラルに記載されている振込日から3日くらい遅れて入金されるということです。また、振り込み予定日が祝祭日になっていた場合は、次の営業日まで入金がズレることになります。
振込日の記載はあくまで目安であることを覚えておいてください。
Amazon売上金の振込日を変更する3つの方法
売上金の振込日は以下の方法で変更できます。
- クレジットカード情報を変更する
- 銀行口座を変更する
- 振り込みリクエストを活用する
クレジットカード情報を変更する
1つ目の方法は、クレジットカード情報を変更することです。
Amazon出品アカウント用に登録したクレジットカードを変更すると、入金サイクルも同時に変更されます。
ただし、クレジットカードを変更すると、次の入金までに17日ほどかかる点を覚えておいてください。
- クレジットカード情報を変更
- 14日と3日で振込完了
- さらに14日後に次の振込
クレジットカード情報の変更が反映されるまでには、最大3営業日ほどタイムラグが発生します。
なるべく狙った日にちに振込日を合わせたい方は、上記の情報を参考にクレジットカード情報を変更してみるとよいでしょう。
ちなみにせどりの仕入れをクレジットカードで行う際は、締め日が異なるカードを持っておくと便利です。
詳しくは下記記事を参考にしてみてください。
銀行口座を変更する
2つ目の方法は、振込用の銀行口座を変更することです。
売上金が入金される口座を変更すると、入金サイクルをリセットできます。クレジットカードのときと同じ原理ですね。
出品アカウントの口座情報は、以下の手順で変更可能です。
銀行口座を変更するには、以下の条件があります。
- 変更は入金日の4日前から前日まで
- 変更すると3日間の支払い留保がある
- 3日後に売上金が入金される
簡単に言うと、銀行口座を変更してから3日後には売上金が振込まれるということ。
もしも3日以上の変更をしたい場合は、複数の口座を用意して順に変更手続きする必要があります。
ちなみにAmazon用の銀行口座として最もおすすめなのはPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)です。
- 年会費無料
- 発行手数料無料
- 審査なしで開設可能
- デビット機能付き
- オンラインバンクで24時間365日使える
上記のようなメリットがあるため、これからせどり用の口座を開設しようと考えていた方は、ぜひ詳しく調べてみてください。
振込みリクエストを活用する
3つ目の方法は、振込リクエストを活用することです。
比較的新しい出品アカウントには「振込みをリクエスト」というボタンがついています。
- セラーセントラルにログイン
- ペイメント→振込予定金額をクリック
- 「振込みをリクエスト」の有無をチェック
上記の手順で確認できるので、自分のアカウントで振込みをリクエストできるか知りたい方はチェックしてみてください。
リクエストが問題なく受理された場合、14日の入金サイクルを待たずに売上金を振込んでもらうことができます。
引当金制度で留保されることも
振込みをリクエスト機能を使っても入金がない場合、引当金の関係で売上金が留保されている可能性が高いです。
特に作ったばかりの出品アカウントは、引当金として売上が留保されやすいと言われています。
売上金が留保される理由は明確にされていないのですが、主に以下のような要因が考えられます。
- 商品のお届け予定日から7日後までの留保
- 払い戻しが発生している
- アカウントの健全性が下がった時
- アカウントに審査が入った時
- 購入者からクレームが入った時
上記のような状況の場合、売上金が留保されたという声が多く上がっています。
基本的に売上金が留保された際の打開策はありませんので、引当金制度に従って次の入金を待つようにしましょう。
Amazonの売上金の振込日は銀行によって違う
Amazonの売上金の振込日は銀行によってバラバラです。
振込手続き開始からどれくらいで入金完了されるのか目安を表にまとめました。
銀行名 | 振込開始から入金されるまでの期間 |
楽天銀行 | 3〜4日ほど |
ジャパンネット銀行 | 2〜3日ほど |
三菱UFJ銀行 | 4日ほど |
みずほ銀行 | 1営業日ほど |
ゆうちょ銀行 | 5日ほど |
上記はAmazonより「振込手続き開始」の通知メールが送信されてから、実際に口座へ入金されるまでの目安です。
最短はみずほ銀行になっていますが、今後Amazonが何かしらの変更を加えてタイムラグが生じることもあるでしょう。
大手、地方にかかわらず、銀行によって入金完了までのタイムラグが異なるため、実際に自分の口座で試してみることをおすすめします。
副業せどりを会社にバレたくない方は要注意
ちなみにですが、副業禁止の会社で働いている方は、身バレ防止のためにもマストでせどり用の銀行口座を作っておきましょう。
給料と売上金の振込先が同じ場合、副業せどりをしていることがバレるリスクがあるので注意してください。
その他にも、せどりの報酬を確定申告して副業がバレた事例もあるので、厳しい会社に属している方は下記記事を参考にしてみてください。
Amazonの売上金が振り込まれたら即仕入れに回すべし
せどり初心者の方で仕入れ資金が少ない方は、売上金をどんどん次の仕入れに回していきましょう。
結論、せどりは資金が多い方が有利です。
- 大量仕入れで値下げ交渉
- 卸と契約して独占販売
- メルカリの業者向けの出品者から仕入れ
上記のような仕入れができるのは、資金が潤沢にあってこそなんです。
例えば、1ヶ月に2万円の利益が出る仕入れを1回転した場合、当然ながら利益は2万円です。
しかし、資金を3回転させたとしたら以下のようになります。
<例>資金10万円で利益率20%の場合
1回転目
10万円 × 20% = 2万円(資金12万円)
2回転目
12万円 × 20% = 2.4万円(資金14.4万円)
3回転目
14.4万円 × 20% = 2.88万円(資金17.28万円)
1ヶ月で資金を3回転した場合の利益額:72,800円
1回転なら利益は2万円ですが、3回転できれば72,800円の利益を残せる可能性があります。
このサイクルを半年でも続けられたら、あなたは十分な資金を獲得できるでしょう。
せどりで稼げるようになると、ついつい欲が出てきてしまうものですが、そこをグッと堪えて仕入れに回すことで、近い将来もっと楽に稼げるようになりますよ。
回転率についての解説は下記記事を参考にしてみてください。
まとめ
Amazonせどりの売上金の振込日について解説しました。
最後に本記事のおさらいをしておきましょう。
売上金の振込日の基礎知識
- 売上金の振込日はアカウント登録日で決まる
- 小口出品者は振込申請が必要
- 新規アカウントは引当金制度がある
- 売上金の振込日は前後する
振込日を変更する方法
- クレジットカード情報を変更する
- 銀行口座を変更する
- 振り込みリクエストを活用する
売上金の振込日はある程度自分でコントロールすることができます。
今まで振込予定日から入金完了まで5日以上空いていた方は、この機会に振込日を変更するといいかもしれませんね。
おすすめの振込日は水曜日です
水曜日は前後が祝日でも最も安全圏なため、タイムラグをなるべく縮めたい方に最適です。
毎月第1・第3または、第2・第4水曜日に入金されるように仕込んでおくと、スムーズに入金されますよ。
ぜひぜひ、よりスムーズに売上金を獲得するための参考にしてみてくださいね!