第四回目となる今回は、せどりの納品作業を外注化した時のことについてお届けします。
副業せどりの雑務に追われて悩んでいる方の参考になれば幸いです。
納品作業の外注化を始めた時期
せどりの納品作業を外注化したのは2016年の10月から。
本格的に副業せどりを始めたのが2016年1月なので、9ヶ月後にはじめて外注化したことになる。
売上自体は伸びていたので、外注化するタイミングとしては悪くなかったかなと。
納品作業の外注化を始めた理由
当時の僕は中古CDやDVD、本などを仕入れていた。
中古品をメインに仕入れていたのは、仕入れ値が安いメリットがあるからだ。
しかし、中古せどりには検品と出品作業が面倒というデメリットがある。
- 状態・動作チェック
- クリーニング・メンテナンス
- 付属品の写真撮影
- Amazon出品コンディションのガイドラインに沿って格付け
家の中は大量の在庫がスペースを圧迫しはじめており、いよいよ収集がつかなそうになっていた。
サラリーマンだった当時の僕は、往復4時間も通勤時間がかかっていた。
平日の仕事終わりに店舗で仕入れすると、帰宅した頃には深夜になっている。
家に帰ってきた頃には消耗しきっていたので、検品や出品作業ををやる気になんてなれない。
休日は朝から仕入れに出かけて帰ってくるのは20時すぎ。
とてもじゃないが雑務をこなす体力はなかった。
部屋の中は納品待ちの商品が溜まる一方という、負のスパイラルに陥ってしまった。
「これ以上、雑務をこなすのは無理ゲーだな」と悩んだ結果、納品作業を外注化しようと決意したのを覚えている。
せどりは扱う商品数が多くなるほど、雑務も増えて時間を奪われてしまう。
ある一定のレベルに達すると1人では手が回らなくなるのだ。
当時の僕がさらに売上を伸ばすには、外注化しか選択肢がない状態だった。
しかるべくタイミングで外注化したとも言える。
納品を外注化した頃のリアルな売上金額
せどりの納品作業を外注化した頃のリアルな売上額が次の通り。
- 2016年9月:583,872円
- 2016年10月:593,089円
- 2016年11月:688,085円
- 2016年12月:1,784,751円
- 2017年1月:987,320円
- 2017年2月:1,024,004円
売上が伸びているのは、外注化だけが要因になっているわけではありません。
しかし、外注化した10月から売上が伸びだしたのは事実。
12月はクリスマス関連の商品が売れた影響で、売上がガッツリ伸びています。
1月になっても100万円ほど売り上げているのは、納品を外注化したことで仕入れに専念できたからです。
限られた時間の中で、雑務をこなしつつ売上げアップを達成するのはめちゃくちゃ難しい。
利益に直結する行動に時間を使えるようになったおかげで、さらに売上を伸ばせたと言えるでしょう。
せどりの納品を外注化して感じたメリット・デメリット
実際に納品作業を外注化して感じたメリットとデメリットをまとめました。
メリット
- 仕入れに専念できた
- 精度とスピードが上がった(特に商品画像の撮影)
- 売上が伸びた
納品を外注化することで仕入れに専念でき、結果として売上が伸びました。
「より稼げるようになった」事実は、素直にメリットかなと。
また、不得意だった検品、出品、商品画像の撮影などを外注化できたことで、各工程の精度とスピードが上がりました。
外注さんの迅速な対応やクオリティの高さを目の当たりにした僕は「人間には向き不向きがあるんだな」と痛感したものです。
デメリットは特にない
外注化のデメリットは特にありません。
強いて言えばコストがかかることくらい。
現在、月10〜15万円ほどの利益が出ているせどらーさんは絶対に外注化した方が良いですよ。
というのも、月に200〜300品を外注さんに依頼しても、1〜1.5万円ほどのコストしかかからないから。
費用感としては利益の10%ほどが外注費になるイメージかなと。
ガッツリ肉体労働して月10万円稼ぎ続けるよりも、1万円で人を雇って時間を作った方が将来的に稼げる可能性が広がります。
たった1割で貴重な時間を生み出せるので「やらない手はない!」というのが正直な気持ちです。
実際に行ったせどりの外注化の流れ
僕が実践した外注化の方法は次の通り。
- クラウドソーシングでFBA納品経験者を募集
- 応募者の中から丁寧な対応をしてくれた人を採用
- 業務委託契約書を郵送→署名捺印→返送してもらう
- 1ヶ月のトライアル期間で問題なければ本採用
はじめにFBA納品経験者をランサーズとクラウドワークスで募集した。
思いの外、経験者が多かったので最も丁寧な対応をしてくれた人に依頼することに。
作業を始める前に業務委託契約書にサインしてもらったのは、商品の持ち逃げや住所確認をするためだ。
署名捺印してもらった書類が返送されてきたら、まずはお試しで1ヶ月間作業してもらう。
問題なければ「本採用→半年ごとに自動更新」という流れにした。
作業の質は外注さんによって大きく異る。
だからこそ、1ヶ月のトライアル期間を設けるのはとても重要だ。
自分がトップになって人に教えるのもかんたんではない。
トライ&エラーを繰り返して、マニュアルや対応の仕方をブラッシュアップし続けた。
今は手放し状態でも、納品作業が回る仕組みになっている。
詳しい外注の募集方法は、下記記事を参考にしてみてください。
>>せどりの外注を募集する時に失敗しない方法【募集文のテンプレ付き】
納品の外注化をした当時の自分に今の自分が言いたいこと
納品作業に追われて手詰まり状態になった時、未経験の外注化へ踏み切ってくれた自分にありがとうと言いたい。
地獄の納品作業から解放されたことで、時間を生産的に使えるようになった。
- 仕入れ
- リサーチ
- 新しいノウハウの習得
あの時、外注化に踏み切れていなかったら、今でも自転車操業のようなせどりをしていたと思う。
外注化したからこそ、今の自由な生活があるのは間違いない。
人の力を借りる精神を養っておいて本当に良かった。
せどりの納品作業を外注化しようと考えているあなたへ
多くの人は、納品の外注化に関して次のように考えるのではないでしょうか。
- まだ自分には早い
- 自分のせどりの稼ぎではできない
- 商品を持ち逃げされるんじゃないか?
漠然と「高そう」といったイメージを持っている人は少なくないでしょう。
しかし、外注化にかかるコストは1品で50円ほど。
僕自身、過去に20人ほど外注さんを雇ってきましたが、商品を持ち逃げされたことは一度もありません。
人の力を借りなければ、必ず行き詰まるポイントがあります。
時間は有限だからこそ、時間を生み出すには少なからずコストがかかるものです。
月200品なら、たったの1万円!
まずは試しに外注化してみてくださいね。
まとめ
僕のせどり人生のブレイクスルーは、完全に外注化でした。
1人で作業し続けていたら、月収100万円を稼ぐために死ぬほど作業していたでしょう。
外注化して空いた時間を有効活用できれば、大きく稼ぐことは難しくありません。
今現在、せどりで稼げているものの大きな成果が出ずに悩んでいる方は、当時の僕のように外注さんを活用してみてはいかがでしょうか?
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