メルカリでせどりをするのはNGなのかな?規約とかを見てもよく分からないから、現役のせどらーから真実が聞きたい!
こんな疑問に答えます。
フリマアプリを使った副業の代表格でもあるメルカリ。
個人が気軽に商品を出品できるプラットフォームとして人気を集めていますが、規約に反する行為をするとアカウントが利用停止になってしまうリスクもあるんです。
事前に禁止行為を理解しておかないと、知らないうちにNGな行動をしてしまうかもしれません。
本記事では、メルカリせどりの禁止行為やOK例などを解説します。
メルカリでせどりするのは禁止?
結論、メルカリでせどりを行うことは禁止されていません。むしろ多くの人がメルカリを使ったせどりで稼いでいますので、この点は安心してください。
ただし、以下3つの行動は禁止されているので、頭に入れておきましょう。
- メルカリ仕入れメルカリ転売はグレー
- 無在庫せどり
- メルカリの決済システムを利用しないせどりは全てNG
メルカリ仕入れメルカリ転売はグレー
まずはメルカリ仕入れ→メルカリ転売です。
結論から言うと、メルカリで仕入れた商品をメルカリで販売すること自体に問題はありません。
しかし、メルカリで購入した商品をメルカリに出品する際は、以下のルールに則って出品価格を決める必要があります。
購入時の商品代金+メルカリ手数料+送料+クリーニング代等=出品価格
これはメルカリ事務局が定めた規約なので、しっかり守らないと罰則を受けることになります。
簡単に言うと「メルカリで買った商品に利益を乗せて再出品するのはNG」ってことです。正直「クリーニング代」という項目が曖昧な感じがしますが、メルカリの規約なので守るにこしたことはないでしょう。
例えば、メルカリで1,000円で購入した商品を「3,000円+送料」とかで出品すると、メルカリの運営側に怪しまれるかもしれません。
アカウント停止のリスクを未然に防ぎたい方は、Amazonやヤフオクなどの販路へ出品するようにしましょう。
無在庫せどり
メルカリでは、商品が売れてから仕入れを行う無在庫せどりを禁止しています。
販売者からすると在庫を抱える必要がないメリットがありますが、規約で禁止されている以上やめておいた方がいいでしょう。
無在庫せどりは基本的に中国から商品を発送する仕組みですが、メルカリではあらゆる無在庫せどりを禁止している点に注意してください。例え、AmazonやYahoo!ショッピングなどの国内の仕入れ先であってもNGになります。
長期的にメルカリせどりで稼いでいきたい方は、必ず在庫を持った状態で出品するようにしましょう。
メルカリの決済システムを利用しないせどりは全てNG
メルカリが認める決済システムを使わないと規約違反になります。
- 自分の銀行口座に商品代金を振り込ませる
- 仮想通貨での取引
- ペイパル決済
上記は規約違反になる代表例です。
メルカリでは商品代金の10%が決済手数料としてかかります。出品者からすると嫌な手数料ですが、メルカリが運営していくためには必要不可欠なものです。
また、メルカリ専用の決済システムを利用すれば、万が一トラブルが起きた際も問題を迅速に解決できます。
出品者と購入者の双方で嫌な思いをしないためにも、メルカリの決済システムを利用するようにしましょう。
メルカリせどりをする前に知っておくべき禁止行為
これからメルカリせどりを始める方は、以下の禁止行為をしないように注意してください。
- 他の出品者から画像・出品文の転載
- メルカリから外部サイトへの誘導
- 複数のアカウントを使ったせどり行為
他の出品者から画像・出品文の転載
1つ目は、他の出品者の画像や出品文をコピペする行為です。
これはどの販路でも禁止されている行為なのですが、やってる人結構いますね。やってる側は「簡単に出品ページが作れてラッキー」って感じですが、やられてる方はとても嫌な気持ちになるでしょう。
他者の画像や出品文を転載するのは、規約違反だけでなく著作権侵害になってしまう可能性もあるのです。
法的なトラブルに発展するケースも珍しくないので、安易な気持ちで盗用や転載をするのはやめておきましょう。
ちなみに完成度の高い出品ページを作るには労力がかかります。綺麗な商品画像や魅力的な説明文は、手軽にできるものではありません。
しかし、だからこそ追求する価値があるとも言えます。むしろ他者からコピーされるくらいのクオリティであれば、それこそが差別化につながります。
将来的に出品ページの作成を外注化する際も、あなた自身が質の高い出品ページを作るコツを理解していればスムーズに教えられるはずです。
人の出品ページを真似るのではなく、自分のオリジナリティを出すようにしましょう。
メルカリから外部サイトへの誘導
メルカリでは外部リンクへ誘導する行為が禁止されています。
- URLの記載
- 外部へ誘導する文章
- 外部アプリへの誘導
- SNSへの誘導
- 電話番号の記載
- メールアドレスの記載
- 商品画像にQRコードを載せる
このような行為は全て禁止です。
要はメルカリ外で取引するなということ。
前述した通り、メルカリでは無料で商品を出品できるかわりに10%の販売手数料がかかります。
外部サイトへの誘導=メルカリの収益ダウン
ということになるので禁止行為にしているんですね。
メルカリでユーザーから問い合わせがあった際「詳しい話しはメールでお願いします」という感じでメールアドレスを記載する人がいます。
これは立派な禁止行為です。
メルカリにバレると罰則を受けることになるので注意してください。
禁止行為と知らずに外部サイトへ誘導しても同様の罰則を受けるので気をつけましょう。
複数のアカウントを使ったせどり行為
個人が複数のアカウントでせどりを行うのは規約違反になります。
メルカリでは1人1アカウントが原則です。アカウント作成時は、氏名、メールアドレス、電話番号などの本人確認が必要になります。
これで、個人が複数のアカウントを取得することを防止しているわけです。
以前は、ヤフオクなどでメルカリのアカウントを購入することができました。
- 複数のアカウントを購入
- 出品ページを量産
- 売上アップ
上記の流れで売上を伸ばす人もいましたが、これは完全にNG行為です。
メルカリでは自動再出品という機能がないため、販売期間が終了したり、商品が売れた後に再出品する必要があります。
複数のメルカリアカウントを持っていれば、大量に出品ページを作って売上アップに繋げることが可能です。ただし、メルカリ事務局に複数のアカウントを個人で保有していることがバレると罰則を受けることになります。
せどり実践者としてみれば、アカウントが複数あることはメリットになりますが、メルカリでは禁止行為になるのでやめておきましょう。
メルカリせどりで法的にNGな禁止行為
ここでは法的にNGな禁止行為をチェックしておきましょう。
- 営利目的のチケット転売
- 知的財産を侵害する商品
- 違法ドラッグやアダルト関連商品
営利目的のチケット転売
チケット不正転売禁止法が2019年6月より始まったことで、営利目的でチケットを転売する行為は違法になりました。
例えば、「AKBファンがライブのチケットを購入したものの、仕事が入ってライブに行けなくなったため転売した」というものであれば禁止行為にはなりません。
しかし、過去に何度もチケット転売していたり、定価以上の価格で転売している場合、違法行為に当たります。
チケット不正転売禁止法に違反すると「1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、又はその両方の刑罰」を科せられる可能性があります。
数万円の利益を目当てにチケット転売すると、懲役生活もしくは100万円以下の罰金を支払うリスクがあるってことです。
「バレなければOK」と考える人もいると思いますが、バレた時の罰則が重くコスパ最悪なので、チケット転売はしないようにしましょう。
チケット不正転売禁止法について詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてみてください。
知的財産を侵害する商品
知的財産を侵害する商品の販売は、メルカリだけでなく法的にもアウトな禁止行為です。
知的財産とは著作物や特許などのことを指します。
例えば、ルイ・ヴィトンなら、ロゴだけでなくモノグラム柄にも著作権が絡んできます。
モノグラム柄でロゴのないiPhoneケースなども知的財産の侵害にあたるので、転売することはできません。
また、ワンピースのキャラクターを無断で印刷したTシャツやステッカーも禁止行為です。ももクロやAKBを使ってグッズを作成し販売しても違法行為にあたります。
注意点としては、何が知的財産の侵害にあたるのか分かりにくいところです。
例えば、iPhoneケースでAppleのロゴが背面に印刷されているものは知的財産を侵害してしまいます。
ほとんどのせどらーは、売れている商品を仕入れて転売するので、基本的に問題が起こることはないでしょう。
ただ、商品によっては知的財産を侵害してしまうものもあるので、新規で仕入れる商品は事前にチェックするようにしてください。
違法ドラッグやアダルト関連商品
違法ドラッグやアダルト系の商品も販売禁止です。
違法ドラッグは誰でもNGなことが分かりますよね。
注意するべきはアダルト商品です。実はメルカリでもアダルト商品が多数販売されています。
しかし、メルカリ自体はアダルト商品の販売を禁止しているため、出品していることが発覚すると罰則を受けることになりかねません。
メルカリはAmazonやヤフオクなどと比較して、アダルト関連グッズの出品を厳しく監視しています。
大人のおもちゃやアダルト系のDVDなど、一通りのアダルト商品が販売禁止になっているので気をつけてくださいね。
メルカリせどりで禁止行為をした時に受けるペナルティ
メルカリでは、禁止行為をしたアカウントに対して罰則が与えられます。
罰則の範囲はメルカリ事務局によって重さが変わるようになっており、一定期間利用停止〜無期限の利用停止まで段階的に行われるようです。
一定期間利用停止の範囲は3時間ほど〜2週間くらいまで、禁止行為のレベルによって変わっていきます。
メルカリ事務局では、過去に禁止行為をしたアカウントを記録しています。そのため、何度も禁止行為を繰り返すと、アカウントの無期限利用停止になる可能性もあるでしょう。
無期限利用停止の措置を取られた場合、アカウントの復活ができないだけでなく、売上金を引き出すこともできなくなります。
禁止行為で利益をたくさん上げたとしても、売上金の支払いが保留になれば大赤字です。
メルカリでせどりを行う際は、出品商品が規約に違反していないか必ず確認するようにしましょう。
まとめ
メルカリは副業せどりに活用できるフリマアプリです。
しかし、禁止されている行為に反した場合、重い罰則を科せられる可能性があります。せどりで長期的に稼いでいきたいなら、禁止行為を熟知した上で問題ない商品を販売していくべきです。
利益商品はいくらでもあるので、あえて規約に反するNGな商品を出品する必要はありません。
商品リサーチが不慣れで、利益商品を見つけにくいと言う方は、下記記事を参考にリサーチを極めていきましょう。