実店舗せどりでは「レジ落ち商品が稼げる」って聞いたけど本当かな?そもそもレジ落ち商品ってどんなものなんだろう?少しでもせどりで稼ぎたいから、レジ落ち商品で儲ける方法が知りたいな。
こんな疑問に答えます。
実店舗せどりをしている人なら誰しも「レジ落ち」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
「レジ落ち=表示価格よりも安く仕入れられる」ってことなので、せどらーにとって狙い目商品であることは間違いありません。
しかし、レジ落ち商品は見分け方が難しいもの。
事前に見分けるポイントを把握していなければ、レジ落ち商品を見つけることはできないでしょう。
本記事では、せどらー必見の「レジ落ち商品を見つける方法」について解説します。
せどりにおける【レジ落ち】とは?仕組みを理解しよう
せどりでよく言われる「レジ落ち」とは、以下のような現象のことです。
- 店舗の表示価格:15,000円
- レジでの最終価格:9,800円
店舗をリサーチしていて「15,000円なら価格差取れそうだな」と思いレジへ行ってみると「9,800円」になってしまった。
一見すると「店員さん何か間違えてませんか?」と思いますが、これこそがレジ落ちなんです。
店舗によってはスタッフ自身も「あれっ値段設定間違えてる?」と困惑することも。
「表示価格よりも安い」からこそ、せどらーとしてはまたとない儲けるチャンスになるんですね。
レジ落ちが起こる仕組み
レジ落ちが起こる仕組みは以下の通りです。
- チェーン店の本部で商品価格を決定
- 一部の店舗で表示価格の変更が遅れる
- 表示価格と本当の価格に差が生じる
チェーン店に陳列されている商品は、通常本部が価格を決定します。
本部で価格が決定すると店舗へ伝達される仕組みです。
しかし、店舗側が表示価格を変更するには時間がかかるもの。
その結果、レジでの最終価格と表示価格に違いが生まれるということです。
- 本部:価格変更→レジデータ書き換え
- 店舗:ポップ、値札の変更が遅れる
- レジ落ち発生
せどり実践者からすると棚からぼた餅状態ですね!
せどらー必見!レジ落ちしやすい商品の特徴
レジ落ちになりやすい商品には、以下2つの特徴があります。
- 廃盤商品
- 長期で在庫になっている商品
廃盤商品
「廃盤商品」とは、既にメーカーで生産が終了した商品です。
生産完了品や生産終了品とも呼ばれます。
- 廃盤が決定
- 本部で値下げが決定
- 店舗価格と誤差が生じる
上記のような流れでレジ落ちになることが多いです。
大型チェーンでは、不良在庫を抱えないために頻繁に価格を変更します。
この際、店舗側で値札の変更が間に合ってないとレジ落ちになるのです。
大手チェーンは、商品数も多く廃盤商品がバンバン出てくるため、レジ落ちに遭遇する確率も高くなる傾向にあります。
長期で在庫になっている商品
長期で在庫になっている商品もレジ落ちしやすいです。
- 長期間販売されている商品
- 店舗の片隅で眠っている商品
上記のような「売れ行きの悪い商品」は、本部で価格変更されることも多いです。
店舗側からすると気にもしていなかった商品なので、レジ落ちする確率も高くなります。
ホコリをかぶるほど長い期間陳列されている商品などは狙い目と言えるでしょう。
レジ落ち商品が見つけやすい3つの店舗
ここではレジ落ち商品が見つけやすい代表的な店舗を3つ紹介します。
- ヤマダ電機
- ビックカメラ
- ドン・キホーテ
見てお分かりの通り、チェーン展開している店舗がポイントになります。
以下で店舗の特徴を簡単に解説しますね。
ヤマダ電機
「ヤマダ電機」は、レジ落ちが頻繁に見つかるおすすめの仕入先です。
- 家電製品
- 生活用品
- メディア関連商品
上記の通り、ヤマダ電機には沢山の商品がありますよね。
「商品数が多い→レジ落ちに遭遇する確率も高い」ということ。
廃盤商品は「E」マークが目印です
ヤマダ電機では、廃盤商品に「E」のマークが印字されます。
- Eマークのついている値札をチェック
- レジ落ちしていないか店舗スタッフに確認
上記の方法を使うことで、簡単にレジ落ちかどうかを調べることができます。
ヤマダ電機の店舗スタッフは、常にバーコードリーダーを携帯しているので最終価格を迅速にチェックしてくれますよ。
ビックカメラ
「ビックカメラ」は、ヤマダ電機と同じくレジ落ちが見つけやすい仕入先です。
家電から生活用品、本など実に様々な商品が販売されています。
決算セールの前後や、季節の変わり目などはレジ落ちしやすいので狙い目です。
全国に複数の店舗を構えているため、地方在住のせどらーも利用しやすい仕入先と言えるでしょう。
ドン・キホーテ
「ドン・キホーテ」は、膨大な商品数でせどらーに大人気の仕入先です。
商品バリエーションはかなり幅広く、レジ落ちしている商品も見つかりやすい傾向にあります。
ただ、はじめてドン・キホーテをリサーチすると、あまりの商品数に圧倒されてしまうはず。
こんなに商品あったら何がレジ落ちしてるか分からないよ…
誰でもこんなふうに思いますよね。
ドン・キホーテはレジ落ちを確認できるアプリが便利
ドン・キホーテでは、最終価格を確認できる「majicaアプリ」を活用するのがおすすめです。
majicaは、ドン・キホーテが公式にリリースしているスマホアプリで、商品の正確な値段を瞬時にスキャンして確認できます。
レジ落ちかどうかを迅速にチェックできるツールなので、ドン・キホーテでリサーチする際は、事前にインストールしておきましょう。
せどりでレジ落ち商品を見分ける方法3つある
仕入れ先を把握したところで、次にレジ落ち商品を見分ける方法について解説します。
- 店舗の公式サイトでセール品をチェックする
- 大型店舗で価格を確認→小規模店舗でリサーチ
- 廃盤商品をメインにリサーチする
店舗の公式サイトでセール品をチェックする
1つ目は、店舗の公式サイトでセール品をチェックすることです。
- 公式サイトでセール価格をチェック
- 店舗へ行ってセール価格と誤差がないか確認
- レジ落ち+価格差があれば仕入れ
上記の流れを踏まえることで、効率的にレジ落ち商品を見分けることができます。
公式サイトのセール情報のみで判断するため、その他のレジ落ち商品を見つけることができないのがデメリットですね。
とはいえ、はじめてレジ落ち商品をリサーチする方にとっては最適な方法と言えるでしょう。
大型店舗で価格を確認→小規模店舗でリサーチ
2つ目は、大型店舗で価格をチェックした後に、小規模店舗でレジ落ちを確認する方法です。
- 大型店舗で価格をメモ
- 小規模店舗で答え合わせ
非常にシンプルですね。
大型店舗は本部で決まった価格が反映されやすい傾向にあります。
反対に小規模の店舗では、値札の変更が遅れてレジ落ちしやすいです。
この方法を使えば、店舗スタッフに価格を確認してもらう必要はありません。
自宅周辺にチェーン店が複数ある方は、ぜひ実践してみてくださいね。
廃盤商品をメインにリサーチする
3つ目は、廃盤商品をメインにリサーチする方法です。
前述した通り、ヤマダ電機で廃盤商品を見つけるには「Eマーク」をチェックすればOK。
つまり、ヤマダ電機なら簡単に廃盤商品を見つけられるってことです。
- ヤマダ電機で廃盤商品をチェック
- 他店舗で同一商品を確認
- レジ落ち or 価格差があれば仕入れ
例えば、上記の方法を利用すればレジ落ち商品を効率的に見つけられますよね。
廃盤商品はレジ落ち頻度が高いので、的を絞ってリサーチするのもおすすめです。
せどりでレジ落ち商品を見つけるメリット・デメリット
最後に、せどりでレジ落ち商品を見つけるメリットとデメリットを見ておきましょう。
メリット①ライバルを出し抜いて稼げる
レジ落ち最大のメリットは、ライバルとなるせどり実践者を出し抜けること。
通常、せどりの商品リサーチは値札の価格を見て価格差をチェックします。
そのため、一歩踏み込んでレジ落ちを確認すれば、ライバルに気づかれずに稼ぐことができますよね。
メリット②驚くほど価格差があることも
レジ落ちはものによって驚くほど価格差が得られる可能性もあります。
- 表示価格:10,000円
- 最終価格:5,000円
例えば、上記のように1品で5,000円以上割引されることも珍しくありません。
レジ落ち商品は、廃盤商品や在庫処分品など割引率の高い商品がメインになるので、儲けやすいと言えるでしょう。
ライバルに見つかりにくく「こっそりガッツリ稼げる」のも、レジ落ちならではのメリットですね。
メリット③美味しい仕入先を見つけられる
レジ落ち商品がある店舗は「他のレジ落ち商品に出会える可能性がある」と言えます。
- ヤマダ電機〇〇店でレジ落ちを発見
- 店舗を組まなく探したら別のレジ落ちに遭遇
1つの店舗でリサーチしていると、複数のレジ落ちに出会える率も上がります。
せどり実践者として複数のレジ落ちを見つけられれば、大きく稼ぐことも可能です。
売れ行きの良いレジ落ち商品なら、大量に仕入れて転売することもできます。
「この店舗はレジ落ちを見つけやすい店舗だな」
こんな店舗を複数ストックできれば、強いせどらーになれますよ。
デメリット①レジ落ちメインでせどりはできない
デメリットとしては、レジ落ちだけでは大きく稼げないことです。
なぜなら、レジ落ちは店舗側のミスであり、いつかは適正価格に戻ってしまうから。
「早く気づいた者勝ち」の先行者利益と言えます。
レジ落ちだけで儲けようとすると、なかなか見つからず効率が悪いです。
通常の商品リサーチとレジ落ちリサーチを兼用することをおすすめします。
デメリット②電脳せどりはできない
レジ落ち商品は実店舗せどりのみのノウハウなので、電脳せどりはできません。
- チェーン店が近くにない人
- 完全在宅でせどりがしたい人
- 車がなくて大量仕入れできない人
上記に該当する場合、レジ落ちで儲けることは難しいでしょう。
また、普段から電脳せどりしかしていない人が、レジ落ちを見つけるためだけに実店舗リサーチをするのも現実的ではありません。
はじめて実店舗せどりを行うと、何かと時間がかかるものです。
「電脳せどりで効率的に稼ぎたい」と考えている方は、レジ落ちではなく電脳せどりを極めることをおすすめします。
まとめ
結論、レジ落ち商品は儲かりますが、メインの仕入れ対象ではなくサブ的なポジションで活用するのがベストです。
「レジ落ちだけで儲けてやる!」と気合いを入れても、実際は普通のせどり商品と兼用した方がトータルのコスパが良くなります。
- 実店舗リサーチに行く
- 廃盤商品などがあったらレジ落ちか確認
イメージ的には「レジ落ちに出会えたらラッキー」くらいの感じです。
最後にレジ落ちを見つける方法をおさらいしておきましょう。
- 店舗の公式サイトでセール品をチェックする
- 大型店舗で価格を確認→小規模店舗でリサーチ
- 廃盤商品をメインにリサーチする
利益率が高くライバルに見つかりにくいレジ落ち商品は、実店舗せどりをするなら外せないノウハウと言えます。
ぜひ、今回紹介した情報をもとに、あなただけの「レジ落ちを見つけやすい店舗」をゲットしてみてくださいね!