Amazonせどりを始めてみたけど、思ったように売れない…商品が売れないのにはどんな理由があるんだろう?原因や対策方法が知りたいな
こんな疑問に答えます。
Amazonでせどりを始めてみたものの、商品が売れずに悩んでいる方は少なくありません。スランプを脱するには、商品が売れない原因を把握して対処していく必要があるでしょう。
本記事では、Amazonせどりで売れない理由について解説します。
Amazonせどりで売れない14の原因と対処法
Amazonせどりで商品が売れない理由をまとめました。
- 需要のない商品を仕入れている
- 一時的に値上がりしている商品を仕入れている
- 時期的に売れない物ばかり仕入れている
- セラーの評価が足りていない
- 悪い評価が付いている
- 価格設定が最安値ではない
- お宝商品ばかり出品している
- 出品数が少なすぎる
- ライバルが多い商品
- 自己発送で出品している
- 価格を変更していない
- 商品の説明を書いていない(もしくは内容が不自然)
- 商品の状態が悪い
- 感覚で仕入れている
需要のない商品を仕入れている
そもそも売れない商品を仕入れていませんか?
「価格差はあるものの需要がない商品」は実にたくさんあります。需要がない商品は、値下げしても売れなかったり、不良在庫になるリスクがあるのです。
対処法:需要をチェックしてから仕入れる
需要のあるなしは、リサーチツールで確認できます。
最近だと無料のリサーチツール「モノトレーサー」が人気ですね。
需要をチェックする際は、ランキングに注目してください。
ランキングの順位が高く、グラフがギザギザと波打っていれば需要がある証拠です。
逆にグラフが真っ直ぐで動きがない商品は需要がないので仕入れ対象にしてはいけません。リサーチの際は、最低限の需要のチェックを行うようにしましょう。
一時的に値上がりしている商品を仕入れている
リサーチしたタイミングで一時的に値上がりしている商品を仕入れているパターンです。
一時的な値上がりは以下のような理由で起こります。
- 出品者が少なくなったタイミング
- テレビやネットで話題に上がった時
- インフルエンサーに紹介された
テレビやインフルエンサーの紹介などは、一時的に商品がバカ売れする原因になります。
また、出品者が少ない商品ページの場合、利益を増やしたい出品者が定価以上の値段に設定することもあるでしょう。
対処法:過去の売れ行きをチェックする
一時的に値上がりしているかどうかは、リサーチツールで過去の価格推移を見れば分析できます。
過去の相場を見れば、現在の価格が異常なのかを判断できるでしょう。相場よりも高値になっている場合は、その理由を考えてみてください。妥当な理由が見つからない場合は、一時的な値上がりの可能性が高いです。
「いつ値崩れするのか分からない商品」は仕入れないように気をつけましょう。
時期的に売れない物ばかり仕入れている
特定の時期に売れている商品を仕入れてしまい、売れない原因になっているケースもあります。
- 季節商品
- ハロウィン・クリスマスなどのイベント商品
- 卒業・新生活などの商品
上記のような特徴のある商品は、時期がズレてしまうと商品が売れない原因になります。
また、季節商品はシーズンが終わる頃になると在庫一掃セールを行うため、価格差が見つけやすくなるのです。そのまま転売しようと思っても、シーズンオフには高値で売ることは難しいでしょう。
対処法:仕入れない or 寝かせる
季節やイベント系の商品は、値崩れの危険があるので仕入れないか、次のシーズンまで寝かせることをおすすめします。
例えば、毎年ハロウィンで売れている商品をシーズンオフの時に仕入れておき、需要が大きくなるタイミングで販売すれば、高値で売れます。
「仕入れのタイミングを間違えたな!」と思った時は、あえて寝かせることも視野に入れてみてください。赤字を最小限に抑えることができますよ。
セラーの評価が足りていない
Amazonのストア評価がほとんどない場合、商品が売れない原因になりやすいです。
特に高額商品で複数のセラーが出品しているページでは、ストア評価数の多い出品者から商品を購入する人が多いでしょう。
Amazonせどりを始めた頃によくある悩みの1つですね。
対処法:最速でストア評価を貯める
対処法としては格安商品を出品して最短で評価を貯めることです。
問題は「評価が貯まっていないこと」なので、まずはストア評価を貯める対策を取っていくことをおすすめします。
最速で評価を貯めるコツについては下記記事で解説しているので、参考にしてみてください。
悪い評価が付いている
セラーアカウントに悪い評価がついていると、商品が売れない原因になるでしょう。
出品者になりたての頃は、評価の数自体が少ないもの。そんな中で低評価を受けてしまうと、悪い評価の割合が多くなってしまうんですね。
具体的にはセラーアカウントの評価が星4以上でないと、信頼感のある出品者として認めてもらえない原因になるかなと。
対処法:理不尽な評価は削除 or 評価を貯める
まず、Amazonでは購入者からの理不尽な評価は削除申請できます。
- 卑猥または冒とく的な言葉が含まれている評価
- 個人情報が含まれている評価
- 商品レビューになっている評価
- Amazonが出荷した場合
- 配送伝票の購入を使用して注文が出荷された
上記のような理由でつけられた評価は、Amazonに申請することで削除してもらえる可能性が高いです。
評価の理由が理不尽ではなく、あなた自身に問題があった場合は、さらに評価を稼いで「薄める」ことをおすすめします。
悪い評価が消せない分、良い評価が増えていけば、全体的な悪い評価の割合が低くなりセラーアカウントの平均評価が上げられるからです。
詳しい評価の削除方法については、下記記事で解説しています。
価格設定が最安値ではない
出品価格を最安値に設定していないことが原因で、商品が売れないケースもあります。
というのも、Amazonは複数の出品者が1つの商品ページで販売する「相乗り出品」という仕組みです。ここでは複数の出品者が、1つのショッピングカートを獲得するために奮闘しています。
カートを獲得する最も効果的な施策が「最安値で出品すること」です。
そのため、Amazonの出品者は日々、数円〜数百円の値下げを行っています。利益を最優先に考えて最安値に設定していない場合、商品が売れない原因になってしまうでしょう。
対処法:最安値に設定する
対処法はシンプルに最安値に設定することですね。
ただし、出品数が多いと全ての商品を最安値に設定するのに手間がかかってしまいます。そのため、価格を自動で変更してくれるツールを導入するのがおすすめです。
自動価格改定ツールで最もおすすめなのが「プライスター」です。
プライスターは価格改定のルールを細かく設定でき、カート獲得率を維持しながら利益も守れるようになっています。
価格改定ツールを使っていない人はかなり多いと思います。実際に使ってみると分かりますが、明らかに商品の売れ行きが良くなるんです。
Amazonせどりで商品が売れないと悩んでいる方は、価格改定ツールの導入も検討してみてくださいね。
お宝商品ばかり出品している
利益率ばかり追い求めていると、商品が売れない大きな原因になってしまいます。
「赤字になりたくない」と、できるだけ利益率の高い商品を仕入れようと考えるのは誰しもが共通しているでしょう。しかし、利益率の高い商品はそう多くありません。
せどりの平均的な利益率は10〜20%くらいかなと。
利益率は高いものの回転率が悪い商品はいくらでもあります。これは出品者が高値に設定しているだけで、実際に売れる値段とは限らないからです。
つまり実際はお宝商品ではないことがほとんど。リサーチをする際は冷静に分析していくことが大切です。
対処法:売れる商品に絞って仕入れる
せどりで着実に利益を上げていきたいなら、とにかく売れる商品を仕入れなければなりません。
売れる商品とは回転率が高い商品を指します。
利益が500円の商品でも、月に100個売れたら5万円ですよね。反対に利益が5,000円の商品でも、月に1個しか売れなかったらそれまでです。
回転率も意識しながらリサーチすることで、売れない問題を解消できるようになりますよ。
ちなみに「本当に利益率が高くて売れる商品」については、下記記事で解説しています。
出品数が少なすぎる
商品が売れないと悩んでいる人の中には、そもそも出品数が少ないという問題を抱えている方もいます。
扱っている商品数が少なければ、売れる確率も低くなってしまうでしょう。
対処法:商品バリエーションを増やす
対処法は商品バリエーションを増やすことです。
現在、10商品以下の方は、20商品ほどバリエーションを増やしてみてください。この際は、1品を大量に仕入れるのではなく、2〜5個ほどのテスト仕入れを行うようにしましょう。
1つの商品を100個仕入れるよりも、異なる10個の商品を10品ずつ仕入れた方が、資金を効率的に分散できて在庫リスクも軽減できます。
売れる商品は再度仕入れて、売れない商品は除外しましょう。これを繰り返せば、あなたならではの商品がバリエーションが完成できます。
ライバルが多い商品
競合がたくさんいる商品ばかり扱っていると、カート獲得率が下がって売れない原因になります。
相乗り出品がデフォルトのAmazonでは、多くの出品者がライバルの存在に頭を悩ませているものです。値下げ合戦もライバルが増えることによって起こります。
対処法:差別化戦略を取ってみる
ライバルが多い商品とは、言い換えると「誰でも簡単に見つけられる商品」になります。
例えば、大手家電ショップの決算セールの目玉商品などは、全国どこでも手に入りやすく、Amazon上で値下げ合戦になりやすい。
こういった問題を防ぐためには、そもそもライバルが少ない市場で戦うことが大切です。
詳しい差別化戦略については、下記記事を参考にしてみてください。
自己発送で出品している
Amazonで自己発送している場合、商品が売れない原因になってしまいます。
特にプライム出品者がカートを取っている商品ページで自己発送にしていると、ほぼ売れません。
対処法:プライム出品 or Amazon以外の販路を活用する
まずはプライム出品者になって、FBA倉庫に商品を納品しておきましょう。
プライム出品者になればカート獲得率が上がって、商品も売れやすくなるはずです。今まで自己発送でしか商品を販売していなかった人は、これだけで売れ行きが改善するかもしれません。
「FBAを使うと手数料で赤字になってしまう」という場合は、メルカリやヤフオクなどに出品することも検討しましょう。
Amazonだけでせどりをするのは非常にもったいないことです。その他の販路を活用すれば、その分売れる確率も上がりますよ。
価格を変更していない
出品した時点の最安値に設定しているだけで、価格を変更していなければ商品が売れない原因になります。
前述した通り、その時々で適正な価格に設定しなければ、カート獲得率が下がってしまうからです。価格変動は頻繁に起こっているものなので、放置するは売れない原因になってしまうでしょう。
対処法:価格改定ツールを使う
これも前述した通りですが、価格改定ツールを導入すれば問題を解決できます。
- 価格改定ツールを導入
- 価格改定のルールを設定
- 各商品にルールを適用する
上記の流れで適正価格に自動で変更してくれるようになります。
商品バリエーションが多いほど効果も現れやすいです。価格改定ツールを導入して、商品の売れ行きを最大化させていきましょう。
商品の説明を書いていない(もしくは内容が不自然)
説明文が未入力なために、ユーザーからの信用を欠いていることもあります。
詳細が何も記載されていない出品者を選んでくれるユーザーは少ないでしょう。しかし、相乗り出品のAmazonでは、意外にも説明文なしで出品しているセラーをよく見かけます。
出品者としてはちょっとテキトーすぎるかなといったところですね。
説明文はできれだけで詳細に記載する
たった1品出品するだけであっても、説明文は記載するべきですね。
作業を効率化したい場合は、事前に重要な情報を入力した文章をテンプレートとして保存しておくのがおすすめ。
商品を出品する際は、テンプレートをコピペしつつ商品ごとの特徴を入力すればOKです。
丁寧な文章を書いておけば、ユーザーからの信頼獲得にもつながります。説明文は意外と大事なので、忘れずに入力するようにしましょう。
商品の状態が悪い
コンディションの悪い中古品を扱っているが故に商品が売れない原因になっていることも。
「価格差が取れそうだ!」と痛んだ状態の中古品を仕入れてしまうと、状態の良い中古品を出品しているセラーに負けやすいです。
中古品を探しているユーザーからすると「少しでも状態の良い商品を購入したい」と考えるのは当然のことかなと。
コンディションの良い中古品のみ仕入れる
中古品を仕入れる際は、コンディションが良いものに限定することをおすすめします。
というのも、状態の悪い商品をオンラインで販売するのは難易度が高いからです。新品に近い状態の中古品であれば、ユーザーも購入しやすいですが、状態の悪い商品は「どこに問題があるんだろう?」や「本当に買って大丈夫かな?」と思うもの。
予め、新品に近い状態の商品のみ仕入れるようにして、売れないリスクを最小限にしておきましょう。
感覚で仕入れている
「これは絶対売れるでしょ!」と、自分の感覚で仕入を行うのは典型的な売れない原因です。
実際にせどりを始めて痛感する人も多いと思いますが、売れると思った商品が売れなかったなんてことは結構あると思います。これは商品の需要や出品者数、その時の販売価格など、様々な要素が関わっているからなんです。
感覚で仕入れるのはリスキーなのでやめておきましょう。
対処法:リサーチツールで分析する
対処法はリサーチツールでデータをもとに仕入れの判断をすることです。
- 過去の売れ行き
- 出品者数の推移
- 価格推移
- ランキングの推移
上記の要素をもとに仕入れるかどうか判断しましょう。
この際は自分の感覚とデータにズレがないかもチェックしてみてください。「そんなに売れていないだろう」と思っていたのに、データを見ると売れているなんてことはザラにあります。
ぜひ、自分の感覚ではなくデータを信じる習慣を身につけてくださいね。
まとめ
Amazonせどりのよくある売れない原因について紹介しました。
せどりを実践していると、商品が売れないことが頻繁に出てくるものです。この際、原因を究明せずに放置していると、いつまでも問題が解決せずに成果も伸びていかなくなります。
稼げるせどらーになるには、挑戦→分析→改善を繰り返していくことが大切です。
売れない原因があるなら、必ず解決策も存在します。失敗した原因や改善点を究明して、次のせどりに活かしていきましょう。