ちゃんとリサーチしたはずなのに、商品の売行きが悪い…カート獲得率も問題ないんだけどなぁ。もしかしてAmazonの店名が原因かも。売れる店名を作るポイントを教えて!
こんな疑問に答えます。
商品が売れない原因で、意外な盲点になっているのが「Amazonの店名」です。
店名(ストア名)はAmazonの売上を左右する重要ポイントの1つ。顧客から安心感を得られる店名にすることは非常に重要かなと。
本記事では、Amazonで売れる店名をつけるポイントについて解説します。
Amazon店舗名の重要性
Amazonで買い物をする時、出店者名と評価がズラッと並んでるページがありますよね。
価格、店名、評価がライバルと比較されやすいページです。
新品の場合、そこまでこのページを見る購入者はいないですが、中古品の場合はほとんどの購入者がチェックするでしょう。
比較要素の1つである店名は、売行きを左右するポイントになっていることが分かります。
Amazonの購入率と店名の関係性
例えば、ワイヤレスイヤフォンを買うとしましょう。
価格は送料込みで18,000円で一緒、評価も4.5と同じぐらい、配達日時も同じぐらいの店舗がズラっと並んでたとします。
- スターショップ オーディオ館
- 三田商店
- ともとも
- MUSIC FUN ONLINE
- スズキヒロシ
- KKショップ 東京本店
- 笹本堂
あなたはどの店舗から購入したいと思うでしょうか?
逆に「ここからは買いたくない」と思う店舗はありますか?価格も評価も一緒なのに、店名でずいぶん印象が変わりますよね。
ワイヤレスイヤフォンじゃなく、掃除機を買うとしたらどうでしょうか。
この印象を頭のすみに置いておきながら、どんな店名が「売れやすい」かポイントを見ていきましょう。
Amazon店名は信頼性が鍵
Amazonではショップ運営者を直接チェックできないため、店名や説明文が信頼度や購入率に直結します。
特に高額商品を購入する際は、購入者がセラー情報を確認する可能性は高いです。
- 欠陥品が届かないか
- 不親切な対応をされないか
- 返品や返金をスムーズに対応してくれるか
上記のような不安要素を解消する役目を果たす1つのポイントが店名かなと。
このようなポイントを踏まえつつ店名を考えるのが良いでしょう。
売上の分かれ目!良い・悪いAmazon店名具体例
具体的な店名を例に比較してみましょう。
店名A | 店名B |
¥18,000 | ¥18,200 スターショップ オーディオ館 過去12か月で95%の高い評価 |
上記2つのセラーがあった場合、あなたはどちらから商品を購入するでしょうか?
ほとんどの人が店名Bから商品を購入すると思います。
専門店をイメージさせる「オーディオ館」という文言は「オーディオ館以外にも店舗があるんだろうな」と規模の大きさも感じさせてくれますよね。
「規模が大きい=信頼度が高い」と自然に想像できるため、店名Aより200円高くても商品を購入する人が多いはずです。
逆に店名Aは「個人が片手間でやってそう」と感じませんか?ジャンルによってはありかもしれませんが、店名から良いイメージを持つ人は少ないかなと。
店名が購入率を左右していることが良く分かりましたね!
Amazon店名にアルファベットは避けるべき
カッコいいイメージのアルファベット表記ですが、売れる店名にしたい場合おすすめできません。
なぜなら単純に読みづらいからです。
- 例①MUSIC FUN ONLINE
- 例②ミュージックファン・オンライン
日本人が好感を持つのはやはり後者のカタカナかなと思います。
購入者は「なんて読むんだろう?」と考えた瞬間、次のショップ情報をチェックしてしまう可能性が高いです。アルファベット表記も購入率を下げてしまう1つの要因になってしまいます。
買い手に考えさせる時間を与えないこと。
つまり英語の店名ならカタカナ表記にしてあげた方が良いかなと思います。購入率を少しでも上げたい、または下げたくない方はカタカナ表記にしましょう。
Amazon店名はキャッチフレーズや音の感じも意識しよう
前の章で「ともとも」という店名をディスってしまいましたが、一発逆転させる方法があります。
それは、店名に「+α」で文言を入れることなんです。
- 例①:ともとも
- 例②:フェアトレード専門店・ともとも
いかがでしょうか?
「フェアトレード専門店」を加えるだけで、一気に信頼度が高くなったのではないでしょうか。可愛い印象の「ともとも」という店名なら、ペットや雑貨系のショップに最適かなと。
オーディオ関係なら、もっとハッキリした感じのほうが、音の良さにこだわってそうに聞こえますよね。
- 例①:クリアミュージック 東京本店
- 例②:サウンドエッジ 東京支店
そもそも、フェアトレードやオーディオだけにしぼったせどりは、なかなかしないと思いますが、ジャンルを絞ってる人には参考になるのではないでしょうか。
オールジャンルでやってる場合は、
- 東京本店
- Amazon店
- オンライン
上記のように「たくさんある店舗の1つです」という雰囲気を出すと良いですね。
Amazon「店名」だけなんて損!メッセージも入れよう
店名に加える「+α」の一例をまとめてみました。
- 年中無休・即日配送○○○○ショップ
- 丁寧・即対応○○○○店
- 質問可能!○○○ストア
- 毎日発送○○○○マーケット
- 返品可能!安心の○○○○オンライン
- ○○○○専門店・日祝休業
- 5000円以上送料無料!○○○○本店
店名に加えてメッセージ性のある文言を入れてあげると、購入者からしても分かりやすいかなと。
店名は買う時に目に入りやすいものだからこそ、店名に重要なメッセージを入れてしまうというのは有効です。
こちらもぜひ試してみてください。
Amazon店名は戦略的に変えてみよう
店名を定期的に変えつつ、商品の購入率をチェックしてみるのもおすすめです。
特に、あまり売れていないうちは、気にせずに店名を変えて問題ありません。
不安な方は、一部分だけ残して少しずつ変えていくと良いでしょう。
「ともとも」
↓
「即日発送・返品対応あり!ともとも東京本店」
↓
「即日発送・返品可!スピードオンライン東京店(旧ともとも」
↓
「即日発送・返品対応!スピードオンライン東京本店」
Amazonはいつでも店名を変更できるので、試行錯誤を繰り返してみてください。
また、シーズン的なメッセージを入れる手もあります。
- 年末年始:スピードオンライン東京本店・31~2日休業
- GW:GWも通常営業!スピードオンライン東京本店
- お盆:8/10-13休業・注文は可!スピードオンライン東京本店
という感じですね。
ChatGPTで店名のアイデア出しをする方法【プロンプトあり】
店名を考えるのは滅多にないことなので、面倒に感じる方も多いと思います。
その場合は、現代の力「ChatGPT」を活用するのがおすすめです。ChatGPTなら、店名のアイデアをいくらでも出してくれます。
店名を考えるのにおすすめのプロンプト
ちなみにChatGPTでは、プロンプトと呼ばれる呪文を記述することで、より理想に近い店名を出力できるようになります。
ゼロからプロンプトを考えるのが面倒な方は、以下のプロンプトを適宜カスタマイズして使ってみてください。
以下の条件をもとにAmazonの店名を10個考えてください。
## 条件
・扱う商品の種類:
・ターゲット:
・店のコンセプト:
・地域:
・言葉の好み:
・店名の長さ:
ChatGPTを開いたら、上記のプロンプトをコピペすればOKです。
これで店名を10個リストアップできました。
ただ、このままだとキャッチーすぎる印象があったので「もう少しフォーマルな印象の店名にしてください。」と入力しました。
すると、以下のような店名をリストアップしてくれました。
結構使えそうな店名が出てきました。
これらをもとに、前述した支店名や「即日発送」などの文言を加えれば、自身で考える手間を最小限に店名を考えることができるでしょう。
ChatGPTは何を言っても怒らないし、要望に合った返答をしてくれるので、ぜひ活用してみてくださいね。
Amazon店名の注意点
Amazonの店名をつける際の注意点があります。
店名を決める前に、候補のフレーズができたぐらいの段階でGoogle検索してみてください。
他店で同じ店名があったら、その店名はつけられません。
Amazon以外の販路でも同様です。
厳密に言えば可能なケースもありますが、トラブルの原因になるのでやめておきましょう。
また、念をいれるなら「特許情報プラットフォーム」サイトで、商標の検索をかけて確認しておくと安心です。
まとめ
店名1つで印象や売行きは変わるものです。
顔も実物も見えないからこそ、名前の信頼性は非常に重要になります。
今まで個人名を使ってたり具体性のない店名にしてい方は、変更を検討してみてください。
上手くいけば売上が大きくアップするかもしれません。
テキトーに店名をつけるのではなく、メッセージ性のある店名をつけるようにしましょう!