メルカリのアカウントを複数作るにはどんな方法があるんだろう?売上げアップするためにも、アカウントを使い分けたい。おすすめの方法があるなら教えて!
こんな疑問に答えます。
結論から言ってしまうと、メルカリの規約では「1人1アカウント」となっており、複数のアカウントを作成することはできません。複数アカウントの運用がバレると、厳しいペナルティを受けることに。
ただし、メルカリには安全にアカウント「2つ」運用する方法があります。
本記事では、メルカリで複数のアカウントを作る方法や、規約違反がバレた時に受けるペナルティなどを解説します。
メルカリで複数のアカウントを作る方法:規約違反版
ここで紹介する方法は、メルカリの規約違反に該当しますので、参考までに留めておいてください。
複数アカウントを作る方法①家族や知人に頼む
1つ目の方法は、家族や知人など、気の知れた人にメルカリのアカウントを作ってもらう方法です。
他人のアカウントを借りる形で運用すればバレないわけだ!
一見すると「他人のアカウントだからバレない」と思いますよね。しかし、実際は他人のアカウントでも、あなたが使っていることがバレるリスクがあります。(詳しくは次の章で解説します)
また、メルカリはアカウントを他人に譲ることを規約で禁止しています。
参考:メルカリ利用規約
今でこそ本人確認が厳しくなってきましたが、以前のメルカリで他人名義のアカウントを運用するのは容易でした。
これから家族や知人のアカウントを使おうと考えている方は、後に解説するリスクについて熟考してから、自己責任で行うようにしましょう。
複数アカウントを作る方法②第三者からアカウントを買う
2つ目の方法は、第三者からアカウントを購入する方法です。
例えば、ヤフオクでは昔からアカウントの販売が行われていたりします。もちろん販売されているアカウントを購入するのは規約違反です。しかし、手を変え品を変えで、今でも完全になくなってはいません。
現在は取り締まりが厳しくなっているので、第三者のアカウントは購入しないことをおすすめします。
メルカリに複数アカウントの運用がバレる理由
メルカリは、以下のポイントから複数アカウントを運用していると判断します。
- IPアドレス
- 住所
- 口座情報
- 端末情報
IPアドレス
IPアドレスとは、インターネット上の住所のようなもので、全てのデバイスに割り当てられています。
例えば、第三者から購入したアカウントであっても、IPアドレスが一緒なら「同一人物が利用しているのでは?」と判断されるでしょう。何度も同じIPアドレスからアクセスがあれば、怪しまれる原因になります。
IPアドレス+端末情報や口座情報など、複数の要素が一致してしまった場合、メルカリは同一人物が複数アカウントを運用していると判断するでしょう。
住所
アカウントが違うのに、登録されている住所が異なれば怪しまれる原因になりますよね。
家族の場合、住所やIPにアドレスは同一になっても不思議ではありません。しかし、各アカウントで同じ商品が出品されていたり、同じような商品ページのデザインになっていたら、怪しまれても仕方ないですね。
口座情報
別のアカウントなのに、売上金の受け取り先口座が同じだったら、メルカリは同一人物による複数アカウントの運用と判断するでしょう。
また、過去にメルカリで利用された口座の場合「どのアカウントで使われていたか」もデータとして残っていると考えられます。問題のあるアカウントの場合、新たにアカウントが作成できなくなる可能性もあるでしょう。
端末情報
例えば、家族のアカウントなのに、あなたのiPhoneからアクセスしていれば、同一人物として判断されます。
複数アカウントがバレた時のペナルティ
複数アカウントの運用がバレた時のペナルティを見ていきましょう。
- 取引キャンセル
- 商品削除
- 利用制限
- 売上金没収
- アカウントの削除
取引キャンセル
複数アカウントの運用がバレると、全ての取引がキャンセルされます。
購入者に対して大きな迷惑をかけてしまいますし、信頼も失ってしまうでしょう。
商品削除
取引をキャンセルされるだけでなく、出品中の商品も削除されます。
利用制限
怪しい動きのあるアカウントは、利用制限をかけられる可能性があります。
利用制限をかけられた場合、メルカリ側がOKを出さない限り復活できません。事務局に連絡して、何をすべきか問い合わせましょう。
売上金没収
悪質な行為と判断された場合、売上金を没収されるリスクがあります。
せどらーとしては1番痛いペナルティですね。仕入れ代金も回収できないので、儲かっている人でもキャッシュフローが止まってしまうかもしれません。
アカウントの削除
複数アカウントの運用が原因で、メルカリのアカウントを削除されるケースもあります。
この際、注意しなければならないのは「関連するアカウントも削除される」可能性があることです。前述した通り、メルカリはIPアドレスや住所、端末などを使って、複数アカウントの運用をチェックできます。
例えば、あなたのアカウントが削除された時に、同一のIPアドレスからアクセスしている家族のアカウントも削除される可能性があるのです。
複数アカウントを運用していた場合、1つのアカウントが原因で、全てのアカウントを削除される可能性があることを覚えておきましょう。
逮捕された事例もある
ちなみにメルカリでは複数アカウントの運用が原因で、逮捕者が出た事例もあります。
- アカウントの転売
- 複数アカウントで偽物を転売
- 複数アカウントで詐欺行為
「複数アカウントの運用はメルカリの規約違反であって、法律違反ではないから大丈夫」と思うのはよくありません。
上記の通り「複数アカウント=怪しい行動」をしている事例はとても多いです。そのため、メルカリは不正行為が行われないように、複数アカウントの取り締まりを強化しています。
ペナルティは結構ヘビーなので、健全にメルカリせどりをしたい人は気をつけてくださいね。
メルカリで安全に複数アカウントを作る方法
裏技でも何でもないのですが、メルカリの「Shops(ショップ)」というサービスを使うことで、実質2つのアカウントを持つことができます。
今現在、メルカリで規約違反にならずに複数アカウントを運用する唯一の方法です。
ショップは以下のような特徴を持っています。
- 冷凍・冷蔵便に対応
- 事業者向けの管理画面
- ショップデザインのカスタマイズ
個人アカウントでは実現できなかった便利機能も使えるようになりました。
個人から法人まで利用可能なので「個人アカウント」+「ショップアカウント」の合計2アカウントが運用できます。
ショップのため、購入者に運営者情報が開示される点に留意してください。
以下のリンクから必要事項を入力して、審査に通過すれば誰でも無料で利用できます。
複数アカウントを作るより複数の販路を持つべき話
メルカリで2つ以上のアカウントを作ろうと考えているなら、規約違反になるのでやめておきましょう。
売上をアップさせたいなら、メルカリ以外のECプラットフォームでも販売することをおすすめします。なぜなら、より多くの人に商品を露出できるため、売れる確率が上がるからです。
メルカリでは売れるのに2週間かかる商品も、ヤフオクなら1日で売れるかもしれません。
異なる利用者層に商品をアピールできるのは、出品者として大きなメリットになるでしょう。まずは月額料金がかからない、ヤフオクとラクマを活用するのがおすすめです。
メルカリで複数アカウントがバレてBANされるくらいなら、別の販路を使って別の利用者にアピールすると良いでしょう。
まとめ
メルカリで、個人がアカウントを複数持つことは規約違反になります。
唯一できる対策としては、個人アカウントとショップアカウントの2つで運用する方法です。ショップアカウントは審査に通過すれば、誰でも無料で使えます。
家族や知人、または第三者から購入したアカウントは、メルカリにバレると痛いペナルティを受ける可能性が高いです。アカウント削除だけでなく、売上金没収なんてなったら最悪なので手を出さないようにしましょう。
せどりの売上げアップを狙うなら、複数のアカウントではなく、複数の販路で販売するのがおすすめです。
メルカリ以外でも、稼げる販路はたくさんあるので、規約違反をせず安全に稼げるせどらーを目指しましょう。