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【せどり・転売で違法】になる7つの事例と3大販路の禁止行為を徹底解説

2023年6月23日

せどりと転売で違法になる商品ってあるのかな?違法になる事例があるなら、事前に知っておきたいな。

こんな疑問に答えます。

せどりを実践者なら一度は「せどり(転売)って違法じゃないの?」と誰かに聞かれたことがあると思います。

この時、自信を持って「せどりは違法じゃないよ!」と答えられる人は意外に少ないのではないでしょうか?

全うなビジネスであるせどりですが、転売して良いものと悪いものがあるのも事実。

知らず知らずのうちに違法行為を働いてしまうと、犯罪として罰金や逮捕などの大きな問題に発展してしまうことも。

本記事では、せどりや転売で違法になる事例について解説します。

この記事で分かること

  • せどりの違法行為
  • 販路別の注意点
  • 違法にならないための対処法
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せどり(転売)で犯罪にあたる7つの違法行為

せどり実践者が最低限注意しておくべきは以下7つのポイントです。

  1. チケット転売:ダフ屋行為
  2. 偽ブランドの転売
  3. 医薬品の転売
  4. 酒類の転売
  5. 違法コピーしたデジタルコンテンツの転売
  6. 古物商許可を持たない者の転売
  7. 脱税行為

それぞれの違法行為について詳しく解説します。

チケット転売:ダフ屋行為

昨今、せどらーをはじめ転売ヤーにとって大きな話題になったのがチケット転売の犯罪行為です。

2019年6月にはチケット転売規制法が施行され、今後はより厳しく取り締まりが行われることになっていきます。

  • チケットを転売目的で仕入れ
  • 定価以上の価格で転売

上記の行為は一昔前までグレーだったものの、今では完全な違法行為になりました。

アイドルグループのチケットを仕入れて転売すれば、1枚のチケットで5万円以上の利益を得ることもできてしまいます。

しかし、せどりで長く稼いでいきたいなら絶対に手を出してはいけません。

チケット転売で違法にならないパターン

チケットの転売には違法にならないパターンもあります。

  • 転売目的で購入していないチケット
  • 定価に送料を上乗せした価格での転売

上記の転売行為は実質OKとなっています。

例えば、ミスチルファンでチケットを購入したものの、仕事が入っていけなくなってしまった人が定価もしくは送料分のみ上乗せして転売するのは問題ありません。

要はチケット転売規制法の下では利益を出すことはできないということ。

また、転売目的かどうかのジャッジは非常に曖昧です。

例えばメルカリで過去に何度もチケットを販売していた場合、転売の意志があったとされ検挙されたケースもありました。

そのため、今後はチケットを転売すること自体にナイーブになる必要があると言えます。

偽ブランドの転売

Amazon、ヤフオク、メルカリなどで出品されている商品を見ていると「これ完全に偽物じゃん」というものをよく見かけます。

例えば、下記の商品。

こちらはグッチのスマホケースですが、グッチ公式にはこんなデザインのケースはありません。

つまり偽物なのですが、こういった商品はECサイトにかなり溢れており、消費者も半ば偽物と分かって購入していたりします。

偽ブランド商品の転売は商標法に違反する違法行為であり犯罪です。

各ブランドは以下のような商標権を持っています。

  • ブランド名
  • ロゴ
  • バッグや財布の形

上記のような商標権を無視して製造された商品は全て偽物であり、犯罪行為に当たるんですね。

商標法に違反すると「10年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、又はそれらの併科」という重い罰を受けることになります。

偽ブランドの転売行為で逮捕された人はかなり多く、過去に儲けたお金も没収されるので、絶対手を出すべきではありません。

偽物と知らずに転売するのもハイリスクです

例えば、あなたが本物と思って仕入れた商品を転売した場合、それが真実であれば罪に問われる可能性は低いです。

ただし「2度と偽物を販売しません。」という契約書をかかされたりと面倒な手続きはあります。

また、偽ブランド品を転売した販路では厳しい罰則を受けることが考えられます。

  • 売上金の保留
  • アカウント停止

偽ブランド品を転売しただけで、2度とせどりを行えなくなる危険性もあるので、ブランド品を仕入れる時は確かな仕入れ先に絞るようにしましょう。

医薬品の転売

医薬品にあたる薬などの転売には許可が必要です。

医薬品の販売業の許可を取らずに転売するのは違法行為になり、法律によって罰則を受けることになります。

医薬品を許可なく販売した際の罰則は以下の通りです。

3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金またはその両方

医薬品に分類される商品例は以下の通り。

  • 風邪薬
  • 目薬
  • 消毒液
  • 便秘薬
  • 胃腸薬

例えば、近くのドラッグストアで目薬が安売りされていて「Amazonで売れば利益500円取れるじゃん!」と仕入れて転売すると、最悪刑罰を受けるリスクがあるということです。

医薬品の販売許可を得るのは難しい

医薬品は消耗品でもあるため売れ行きが良いのですが、販売業の許可を得ることはほぼ無理に等しいですね。

というのも、ネットで医薬品を販売する場合、まず店舗販売業という許可を得なければなりません。

簡単に言えば医薬品を販売するための実店舗を持っていること。

実店舗を持つには厳密な審査があり、莫大な資金がかかります。

気合を入れてドラッグストアへ転身したい方を除けば、医薬品販売の許可を得ることにメリットを感じられる方は少ないでしょう。

ドラッグストアはせどりの仕入先として非常に優秀ですが、間違っても医薬品を仕入れて転売しないように注意してくださいね。

酒類の転売

医薬品と同じく注意するべきなのが酒類の販売です。

  • ビール
  • ワイン
  • ウィスキー
  • 焼酎
  • 日本酒

上記のような酒類を販売するためには、酒類販売業の免許を取得する必要があります。

免許を取得せずに酒類の販売した際の罰則は以下の通りです。

1年以下の懲役または20万円以下の罰金

こちらもなかなか重い罪として扱われるので、せどり実践者は酒類に手を出さない方が良いでしょう。

酒類販売業者と判断されるラインはグレーです

酒類販売業者と判断されるかどうかは、転売目的があって販売しているのかどうかで変わってきます。

ここで注意したいのは、あなたに転売目的がなかったとしても転売目的として判断されてしまう可能性があるということ。

例えば、メルカリで家にあったウィスキーを過去に3回ほど出品している人の場合、あなたが転売目的はなかったと言ってもまかり通らないことがあるのです。

免許を取得していれば全く問題ありませんが、そうでない方は気軽に酒類の販売をするのは控えた方が良いでしょう。

法律の決まり自体が曖昧な場合、判断する人間のさじ加減で違法行為になることもあるので、リスクの高いせどりははじめからしないことをおすすめします。

違法コピーしたデジタルコンテンツの転売

次はデジタルコンテンツを違法コピーして転売する行為です。

デジタルコンテンツとは

  • 映画
  • 音楽
  • 電子書籍
  • ソフト

など様々なものが含まれています。

デジタルコンテンツをコピーした際の罰則は以下の通りです。

2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、あるいはその両方

一昔前のヤフオクでは違法コピーされたデジタルコンテンツが沢山販売されていました。

  • マイクロソフトオフィス
  • フォトショップ
  • イラストレーター

上記のソフトはもはや常連で、販売者はかなりの利益を上げていたことが予想されます。

エクセルやワードなどを正規購入すると高額でしたが、違法コピー製品であれば1/10くらいの価格で手に入れることができました。

しかし、違法コピー製品の取り締まりは水面下ながら年々厳しくなってきています。

ニュースで報道されないと「大丈夫なんだ」と思う方もいるかもしれませんが、実際は逮捕者が出ているのも事実です。

せどりで利益を上げるために、わざわざ違法コピー商品というハイリスクな商材を選ぶ必要はありません。

あらゆるデジタルコンテンツは転売禁止ということを頭に入れておきましょう。

古物商許可を持たない者の転売

せどりでちょくちょく話題に上がるのが古物商許可を持っているかどうかです。

古物商許可は主に中古品の転売をするせどらーが取得しておくべきもの。

古物商許可を持っていないで中古品の転売をしてしまうと、最悪違法行為として罰則を受ける可能性が出てきます。

転売目的で仕入れた中古品を販売する方は、事前に古物商許可を取得しておくことで安心してせどりを行うことができますよ。

古物商許可は申請から取得までおおよそ2〜4週間ほどかかります。

そのため、せどりを本格的に実践していきたい方は、なるべく早めに古物商許可の申請を出すようにしてください。

古物商許可がいらないパターン

扱う商品によっては中古品であっても古物商許可がいらないこともあります。

  • 不用品
  • 自分が使うために買ったもの
  • 無料でもらったもの
  • 海外から仕入れたもの

上記の項目に当てはまるものは古物商許可がなくても転売OKです。

ただし、せどりで着実に利益を上げていくためには新品・中古に関係なく仕入れボリュームを増やさなければなりません。

副業で月2万円ほどなら古物商許可はいらないかもしれませんが、月10万円くらい稼ぐようになりたい方は、事前に取得しておくと後が楽になるはずです。

古物商許可がないと無許可営業とみなされることもあるので、中古品を扱う方は取得しておきましょう。

脱税行為

個人のせどらーであっても、年間38万円以上の収入がある方は確定申告をして税金を納める義務があります。

会社員の場合、給与以外に年間20万円以上の収入がある場合、確定申告をしなければいけません。

一般的に「荒稼ぎしなければ税務署も咎めない」というイメージがありますが、脱税が違法行為であることは確かです。

税務署に脱税が発覚した場合、確定申告をして正当な税金を納める以上の高額な罰金が発生します。

せどりで稼ごうと考えているなら、確定申告についても知識を身につけておきましょう。

節税の知識を備えておけば、同じ売上でも残る利益を増やすことができます。

少しでも利益を増やしてせどりの実績を作っていきたい方は、脱税ではなく節税について学んでいきましょう。

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せどりの違法行為と一緒に注意するべき販路の規約

せどりの違法行為を見てきましたが、同時に注意すべきなのが各販路の規約です。

ここではせどりの販路として使うことの多い販路について注意すべきポイントを見ていきましょう。

  • Amazon
  • ヤフオク
  • メルカリ

Amazonの規約と禁止行為

せどりの販路として最も利用者の多いAmazonでは以下の注意点があります。

  • 顧客満足度の低下
  • 購入者からの評価が低い
  • カスタマーレビューの操作
  • 偽物の販売
  • 閉鎖アカウントと関連性

Amazonでは顧客満足度が自動判定されます。

注文不良、キャンセル、出荷遅延、ポリシー違反、回答時間などをもとに判定され評価が著しく低くなるとアカウント停止などの処分を受けることに。

また、何かしらの理由で閉鎖されたアカウントと関連性があると、あなたのアカウントも無条件で閉鎖されてしまったりします。

事前の警告なしに処置を受けることもあるので、常日頃から規約に反していないかチェックすることが大切です。

Amazonには2つの処分がある

規約に違反する行為をした場合、Amazonではアカウントの停止か閉鎖のいづれかの処分を受けることになります。

  • アカウント停止:販売負荷、売上金保留、アカウント復活の余地あり
  • アカウント閉鎖:アカウント復活不可、売上金90日保留

アカウント停止では改善策をAmazonに連絡することで復活できる可能性がありますが、閉鎖の場合は2度と復活できません。

また、あなたの名前で新しい出品アカウントを申請することも難しいので、実質Amazonでせどりを行うことができなくなります。

せどりの販路としても大きな戦力であることは間違いないので、規約違反にならないように注意しましょう。

セラースケットが便利です

セラースケットとは、アカウント停止や閉鎖を防止するためにあります。

  • 事前に仕入れNGの商品が分かる
  • アカウント停止や閉鎖のリスクが危険度別で分かる
  • Amazon商品ページ上で利益計算ができる

セラースケットを導入すると、リスクのある商品が仕入れ前に判別できるようになります。

商品ページ上で利益計算ができる機能も便利です。

また、万が一アカウントが停止された際も、セラースケットが復活のサポートをしてくれる安心感があります。

Amazonの出品アカウントが閉鎖されると、自力で復活させるのは困難なので、事前にセラースケットを導入しておくと良いでしょう。

ヤフオクの規約と禁止行為

次はせどりの仕入れ先としても優秀なヤフオクです。

ヤフオクで注意するべきポイントは以下のようなものがあります。

  • 二重出品
  • 不適合なカテゴリへの出品
  • 無在庫販売
  • 不十分な商品説明
  • 定められた料金以外の請求
  • Yahoo!簡単かんたん決済以外の禁止
  • 出品禁止商品の出品

二重出品とは、在庫が1つにも関わらずヤフオク、メルカリ、Amazonなど複数の販路で出品していること。

スマホ本体のカテゴリでスマホケースを販売することは不適合なカテゴリへの出品に該当します。

不十分な商品説明とは「写真を見て判断してください」のみで詳細説明がないようなものが該当するでしょう。

送料が500円にも関わらず1,000円で請求することや、ヤフオクが認めている決済方法以外で取引することも規約違反になります。

上記のような違反行為をするとヤフオクのアカウントが停止されてしまうリスクがあるんです。

アカウント停止になれば、出品はもちろん仕入れもできいので禁止行為をしないように注意してくださいね。

メルカリの規約と禁止行為

最後はメルカリです。

メルカリの規約で注意するべきは以下の通りです。

  • 無在庫販売
  • 画像や文章の転用
  • 迷惑行為
  • 複数アカウントの所持
  • 偽ブランド、盗難品の販売
  • 短期間の大量出品
  • 他サイトから直送

他の出品者が作った画像や商品説明文を丸パクリしたり、誹謗中傷やスパム行為などの迷惑行為は禁止されています。

複数のアカウントを所持して販売することもアカウント停止の原因になりやすいですね。

偽物の販売はもちろん「本物かどうか分からないもの」を出品することも禁止です。

また短期間に大量の出品があるとスパムと判定されアカウントが停止されることもあります。

メルカリの規約は年々厳しくなっている傾向にあるので、せどりで活用している方は定期的に規約が変更になっていないかチェックするようにしてくださいね。

まとめ

今回はせどりの違法行為について解説しました。

再現性のあるせどりは副業としても人気の職業ですが、法律や各プラットフォームで禁止されていることは意外に多く、知らないうちに法に触れる行為を犯していることも少なくありません。

あなたが「知らなかった」と弁解しても、罪の重い行為であれば罰則を受ける可能性もあります。

儲かるからという単純な理由で違法行為を犯すのは、その後の人生を考えると絶対にやるべき行為ではありませんね。

ルールを守った上でせどりを行えばあなたは何も心配する必要はありません。

せどりには沢山のジャンルや商品があり、わざわざ違法行為に手を染めなくても大きな利益を上げることが可能です。

今「これはグレーかな…」と思うような商品を販売している方は、手遅れになる前に真っ当なせどりで稼げる努力を積み上げるようにしていきましょう。

  • この記事を書いた人

コータ

▶会社員時代、図書館でネットせどりの本に出会い副業せどりをスタート▶失敗と試行錯誤を繰り返し月収100万円稼げるようになり独立▶現役せどらーの私が効率的に稼ぐ方法を発信しています!

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